chikakumaco
表題作からのスピンオフ。ノンケのリーマン × 可愛い大学生と、そのリーマンの先輩 × 後輩、といった2組の恋模様を描いた中編です。
ノンケのリーマン、樹さんに恋い焦がれた大学生の彰。諦めなくちゃ、と思いながらも、樹さんの優しさに惹かれてしまう。一方で樹の方でも、可愛い彰くんに惹かれて行って。一緒に居たいと強く感じるように…。どちらかというと、 彰くんの方が一線を越えることに悩みます。樹さん、大人…
伊織先輩が気の毒なほどお人好し⁈(そしてそのキレイな流し目が色っぽい♡)
気持ち悪い、オタクの黒田の過ぎる妄想の餌食になってしまう。
黒田の妄想の中で「桜色で、桃の香りがして、花の蜜が溢れている」⁈ 先輩のアレを舐めさせて欲しいという願い(‼︎)の圧に押されて、「なにそれ、こわい‼︎」と言いながら、流されてしまう先輩。
気持ち良くなってしまった先輩は、そのままドンドン流されて、致してしまう。…
とにかくエロス‼︎ 一見奥手そうなムッツリ・ワンコと飼い主の、躰から始まってしまうラブ!
女にモテて、背も高くてカッコいい。幼馴染の優は、俺に夢中。それにちょっと優越感を抱いてしまっただけなのに…。性的なコトに興味あるお年頃のせいなのか。カッコいい優の顔が近いとドギマギしてしまう。優は優で、大希くんが「エッチな顔してる。」と気づいてしまい…。
初めてのエッチに戸惑いながらも、早く繋がりたいと逸…
結局、父親同士の方が人気があるのでしょうね。何となく続いている(これからも続くのかな?)物語ですが、めっきり父たちに食われてる様な…。よもや「小さな恋のメロディ」では無くなっているのやも。な、番外編です。あの、1巻の時に感じた甘酸っぱいジレジレは何処へ。
あっという間に卒業した巽と栄司は同棲生活へ。巽は大学生、栄司はお花屋さんでバイトという、可愛らしいことに。ここの店長がクセ者っぽい雰囲気を…
幼ない頃の『嫁にしてやる』という約束を、ずっと忘れていなかった巽。
巽の様子が変なことに気づいて、約束を思い出す栄司。
あんな可愛かった頃の約束なんて…、と思いながらも。巽が想う相手が自分だったらいいと思い、そう思っている自分の気持ちに驚いて戸惑う栄司。
幼馴染で、親友で、一番大切な人。
巽は初めから栄司しか好きになったことが無いと言い切るが、栄司には戸惑いしか無くて。
そんな二人の気持…
これは…。クリスチャン・ルブタンだよなぁ。と、思う。2話の冒頭はパリのナイトクラブ『クレイジーホース・パリ』で、80日間だけ上映された『FIRE』を彷彿とさせる。(その頃、私はパリを訪れていた。)緒川先生はあの靴を履いたことがあるのだろうか。普通に履いていると、リフト(ヒールの先のゴムの部分)がすぐにすり減ってしまう。「(修理に)お金がかかって仕方ないんだけど‼︎」と、愚痴る私に先輩は言ったものだ…
表題作の色気のある二人が好きです。サガミワカ先生の作品は「ドラマティック・マエストロ」の様な、きゃんきゃんしたものと、「金魚の恋」の様なしっとりした大人のままならない恋を描いたものがあって。本作はちょっと大人っぽい方に当たるのかな。
セフレと爛れた関係を続ける、自称イイ男の三国。ノンケの彼は女に困らないモテメンの筈だったが、彼女に紹介された美しい男、棗さんに逆上せ上がってしまう。
「男と付き合…
表題作のふわふわイケメン部下が、上司にセクハラかましてるのが、可笑しくて。
一番好きです。躰をまさぐって「ふむ」と、得心してる様子が可笑しくて。
一体何に得心したのか⁈ そして、上司である仕事の鬼、その名も鬼塚さんが棒アイスを舐める仕草が、エロいからと言っては口説く。それは確かにエロい。禁欲的な上司のギャップ萌え。
鬼塚さんが戸惑い過ぎて、棒状のものを口にするところを見れば、百合川が他の男に…
上巻で、謎解きの様相を見せていたのに。この下巻の冒頭で、一気に種明かしされるので。
意外な気持ちもしましたが、瀬野というセフレ関係を続けて来た男の背景を名塚が辿っていくという、ある意味でこれも謎解きの様なストーリー展開になって行きます。
そして、事故当日の白島の心理状態。彼がフツーに叶わない兄嫁への恋心に落ち込んでいた事を知る。それを知って、名塚は自分の恋心、「気持ちの受け皿」が白島には無かっ…
一読して、気分が悪くなったので、封印していた作品です。
他の方のおススメ通り、上下巻一気読みがおススメ。
再読するに、結末を知った上で読むゾワゾワ感はまた別格だと思いました。
名塚の白島への執着。そして、雑に扱われていたセフレである瀬野の、名塚への執着。
本作では、先の不透明感と謎解きの伏線を張り巡らせたところで、終わるので、下巻に行く前にしっかりと、取りこぼすこと無く読み込んでみる。
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