カッコウの夢(下)

kakkou no yume

カッコウの夢(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神79
  • 萌×235
  • 萌25
  • 中立10
  • しゅみじゃない22

--

レビュー数
24
得点
620
評価数
171
平均
3.8 / 5
神率
46.2%
著者
ためこう 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
カッコウの夢
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396784300

あらすじ

「一生このままの身体でも愛してくれるのか」
名塚は、瀬野の身体に入った白島に4年越しの恋心を告白。
身体を丹念に愛撫して事に及ぼうとするが「魂を愛してほしい」と拒まれる。
困惑する名塚だが、傍に居続けることで思いを深め、「たとえ一生元に戻らなくても愛する」と再度告げる。
ついに結ばれた2人が互いの身体に溺れ合う中、白島の「身体」が目覚めたと連絡が入り…!?
白島と瀬野の入れ替わりはどうなる?
そして、名塚の決断は――?
描き下ろし後日談大ボリューム32P収録!

表題作カッコウの夢(下)

名塚省吾・大学生
瀬野ゆうじ・名塚のセフレ

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数24

瀬野の可愛さで三度読み

良すぎましたー!!!
瀬野、幸せになって良かった…!!!

ためこうさんの構成と、難しい設定にも関わらず無駄の無い表情描写が素晴らしかったです!

名塚が一途に想っていたけど、一番の自分の想いを白島には告げなかった部分。
名塚の親が、血が繋がっていないことを伝えなかったのと同じようなことですよね。

相手のこと大事に思えば言えない言わない。
それは好きを通り越して愛じゃん…。

名塚は一見、白島に対して臆病っぽいですが、野蛮に自分の想いを押し付けることはできなかったように私は思えました。
愛ですね。白島のこと大事なんですね。

実は愛の深い名塚。
そりゃ長年どんだけ片想いしてたとしても、自分に唯一の特別な愛を向けてくれない白島よりも、自分のことしか見えず真っ直ぐ愛を向けてくれる瀬野が少しは可愛く見えますよね。
家族に対しては、血縁でないために引け目を感じてる名塚にとって、何のしがらみもない瀬野は、より愛が真っ直ぐ入ってきやすかったでしょう。

ほんと瀬野が…幸せになって良かった…
白島と名塚に比べて、瀬野の薄幸は過ぎる!!
ない!幸せどこ!?3ミリくらいしかない!!
名塚を好きになってからの頑張り方が、不器用にも程があるの、良すぎませんか?
ありがとう不憫な生い立ちゆえ頑張り方が不器用な受。


白島は終始空気の読めるいい奴でした。
唯一名塚の想いにだけ気付かないという天才。

白島は名塚の想いに気付かず、名塚は白島の苦しい恋心に気付かなかった。
なんだかんだゆうても、実はお互いに自分のこともあって、相手のことを受け止め切るほどの余裕が無かった。
じゃあ仕方ない。そんな関係ではどれだけ時が流れても、名塚の想いが通じることはないでしょう。

一方の瀬野は、全部を捨てて(そもそも持っていたものもあまりに少なくて)、名塚だけを生きる糧にしてたから、名塚を受け止めることができる。
生きるか死ぬかみたいな問題だから。
瀬野にとっての名塚はどれだけ大きい存在だったのかを考えようとすると頭から湯気出そう。

幸せになって良かった。
もっと2人のその後、細かく言うと、本当の素の瀬野を見たかったです。

0

瀬野くん可愛い!!

瀬野くんがとっても可愛かった!この一言につきます!
結局、名塚くんは瀬野くんの中身が好きになったんだろうね。最初は白島くんのフリしてたから惹かれたわけだけど、なんとなく名塚くんは白島くんに幻想を抱いてたんじゃないかな。もっと言うと美化しすぎてた。恋というか憧れに近い感じ?
瀬野くんは名塚くんの理想の白島くんとどこか似てるところがあって、だから白島くんのフリをしていた瀬野くんに名塚くんは惹かれたんじゃないかなぁ。
そして本物の白島くんに会っても、理想の白島くんとの違いを知って、白島くんのフリをしている野瀬くんに本気で恋したことに気がついた。
そんな気がするなぁ。
そんで美化が解けた白島くんに対する気持ちは、憧れから本物の友情に変わったのかなと。
つまり名塚くんの心境の変化は
白島くん : 憧れ→友情
瀬野くん : 無関心→恋情
こんな感じなのかな…。
とりあえずハッピーエンドでよかった!

0

そうなるかなぁ?

やっぱりあんまり合わない話だった。

重い話仕立てなんだけど、感情の上を上滑りしてくんだよ。
サラサラと。ふーん、なるほどね。へー、そうだったの。って感じ。
魂を愛して欲しいとか言う割にそんな深い話でもないんでない?

好きな人をモノにする為になりふり構わずだった瀬野。
こういう手段を使って手に入れたものって不安の上に成り立つものだと思うよ。
実際押入に引きこもってたし。

なんかよく分らない結末だったな。
そうなるかなぁ?っていうね。

2

瀬野が切ない!

瀬野を思うと泣けます。ううっ。

入れ替わりの真実はまさかの成り代わりだった。
高校時代からずっと名塚を好きだった瀬野。家庭にも居場所はなくどん詰まりで名塚を追いかけて上京して。なのに名塚は…。

自分を覚えてない名塚に再び近づいてセフレになって名塚の体を手にいれて。でも名塚はやっぱり白鳥のことしか考えてなくて、ううっ。

白鳥のふりで愛された、名塚を今度こそ手に入れたかと思えたら白鳥が目を覚まし嘘がバレて。
白鳥にも抱える物があったのですね。兄に似てるから魂を愛されたいっていうのはこれまでの様子からどんな事情がと思ってたからちょっと弱いかな。

でもでもやっぱり瀬野ー!切ないよう。
名塚の為に。高校時代名塚と白鳥をずっと見てたから入れ替わりも成り立ったんですね。

でも瀬野として名塚に愛されて良かった。
瀬野の居場所は名塚の隣だよ。これからずっと名塚と一緒だよ。名塚と生きていくんだよ。

0

気持ちの受け皿って。心と身体は初めからひとつ。

上巻で、謎解きの様相を見せていたのに。この下巻の冒頭で、一気に種明かしされるので。
意外な気持ちもしましたが、瀬野というセフレ関係を続けて来た男の背景を名塚が辿っていくという、ある意味でこれも謎解きの様なストーリー展開になって行きます。
そして、事故当日の白島の心理状態。彼がフツーに叶わない兄嫁への恋心に落ち込んでいた事を知る。それを知って、名塚は自分の恋心、「気持ちの受け皿」が白島には無かったことが分かり、ショックを受ける。親友として、寄り添ってくれていた白島には、恋人として名塚が付け入る隙なんて、初めから無かったのだ。…でしょーね。多分、ここを読んだ時、私の気持ちはすーんとしてしまったんだと思います。名塚が期待し得る要素なんて、何一つ無かったのに。
どうして、名塚はショックを受けたのか。それは、やはり白島だと信じて疑わなかった瀬野への愛着との混濁だったのではないかとも思うのです。
もう、そうなるとワヤやな気もしてきます。名塚は、素直で純粋で、品行方正で、友達として受け入れてくれた白島を好きだった。その白島を装い、自分のもっと近くで愛してくれた瀬野。瀬野の異常な行為はずっと前から名塚を好きでいてくれたから。そうまでしてくれた瀬野をいじらしくも思い、可愛くも思えたのでしょう。趣味じゃないルックスの瀬野に身体から落とされて、そのエロさにはやられている。これはやっぱり、瀬野の長い長い片恋の成就の物語だったのかもしれません。
描き下ろしで、イチャついている二人を見て、ふと、白島は独りごちます。『もしかしたら、あのポジションはオレだったのかもしれない…?』そして、自分は瀬野では無いのだから、そんな事にはならないと思っている。そんな思考になることすら不思議な気もしますが、全てはここに持っていく為の伏線だったような気もして来るのです。
そして、「カッコウ」が生きる為に蹴散らした雛の行く末を恐ろしいな、と思うのです。
再読してみて、やっぱり恐ろしかったです。「入れ替わり」という、設定に掴まれたけれども、それよりも、異常な愛執の成れの果てを描いた物語だったと思います。

0

ミステリアスなお話しの中の純愛

ミステリアスな展開に瀬野なの?白島なの?どっちなのと先の気になるお話でした。

自分を白島だと信じて愛してると言われ、優しく名塚に抱かれる瀬野。
それをどんな辛い気持ちで聞いて抱かれたのかと思うと、泣けてきました。

白島は最後まで、ノンケで名塚に恋愛感情を持たなかったように思えましたが、
瀬野と名塚の仲の良い様子を見て、あのポジションは自分だったのかもしれないと思ったのは、名塚に友情とは違う感情を持ちはじめたのでしょうか。

とにかく瀬野が健気で名塚とくっついて良かったです。
瀬野が行動をおこさなければ、名塚はずっと報われない片思いに傷ついてボロボロになっていたかも。

始めの頃のビッチでウリ専ぽい瀬野より、結末読んだ後の瀬野の方が可愛いです。

1

「人間」というより話を運ぶ「駒」って感じ?

名塚が白鳥を好きになった理由
瀬野が名塚を好きになった理由
名塚が瀬野にあっさり乗り換えた理由

惚れられる側のキャラ(つまり全員…)に人間としての魅力が無さすぎて全部説得力を感じない…絵がすっごく可愛いのに残念

5

表紙きれいよね!

周りからとてもおすすめされよく見かける本でもあったので読みましたが、いまいちその良さがわからず、読後ちるちるのレビューを読んで少しだけそれが分かりました。
今でも主人公である名塚、その想い人である白島もストーリーそのものも掘り下げが浅く、言っていることも美しいだけという印象です。
ですが瀬野の視点から見ると、これが執着的で盲目的な健気な愛の物語だと思えます。もちろんそう感じるためだけの物語とするなら不要な部分は多いでしょう。
とにかくためこう先生は絵がグレート上手いしエロもグレートエロなので細かいことは気にしないサブカル系ふじょしにはおすすめです。

3

何でそうなった感がある

表紙が綺麗だったので衝動的に購入しました。が、シナリオの壮大さに対し中身が薄かったです。期待してた分かなりがっかり。

瀬野がなんで名塚を好きになったのかもイマイチ分からないし、あんまり萌えないまま、え…何でそうなるの?っていう描写も多々ありました。上巻のもどかしさに比べて下巻の進みが異様に早くて別に上下巻に分けなくても良かったんじゃない?と思わざるを得なかったです。それかもっとちゃんとキャラクターの描写にページ数使って3巻くらいにして内容を濃くして欲しかった。
でも絵がすごく綺麗なので次回作に期待。

7

イメソンはHYの「NAO」

真っ直ぐで歪んだ愛。
初めて読んだ時、率直にこう思いました。

下巻は展開が速くてすごいです。
全部の伏線を一気に回収していく感じ……。
上巻の「魂を愛して欲しい」「愛されればこっちのもんだ」などの不可解なセリフが全部合点がいきました。

個人的に、二回目を読み終えた時、HYの「NAO」が頭の中を流れました。
「あなたが好きなあの子になって聞いてみたい
好きと言われることがどんなに幸せか感じたい」
瀬野の気持ちってこういうことだったんだなって思います。
長く強い片思いを経て、いつも隣で好きな人(名塚)の愛情を受け続けている白島になりたい。
分からないでもない気持ちです。
実際に行動に起こせる瀬野はすごいんですけど……。
しかも白島になりきれるところがまたすごい。
どれだけ高校時代の二人をずっと見てきたのかが痛いほどわかります。

そして白島は切ない……。
一人だけ救われていないような……。
「もしかしたらあのポジションは俺だったのかもしれない」の感情は、羨望か、後悔か……。
白島にも幸せになってもらいたいなぁと感じます。
正直白島ルートがあってもいいよ〜!って思いながら読んでました。

それでも上下作でなかなかの大作。
そしてこの発想力。
ためこう先生はよくこんな話が思いつくなぁと思います。
読み応えがありました。

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