カッコウの夢(下)

kakkou no yume

カッコウの夢(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×222
  • 萌13
  • 中立7
  • しゅみじゃない15

294

レビュー数
19
得点
414
評価数
113
平均
3.9 / 5
神率
49.6%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
シリーズ
カッコウの夢
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784396784300

あらすじ

「一生このままの身体でも愛してくれるのか」
名塚は、瀬野の身体に入った白島に4年越しの恋心を告白。
身体を丹念に愛撫して事に及ぼうとするが「魂を愛してほしい」と拒まれる。
困惑する名塚だが、傍に居続けることで思いを深め、「たとえ一生元に戻らなくても愛する」と再度告げる。
ついに結ばれた2人が互いの身体に溺れ合う中、白島の「身体」が目覚めたと連絡が入り…!?
白島と瀬野の入れ替わりはどうなる?
そして、名塚の決断は――?
描き下ろし後日談大ボリューム32P収録!

表題作カッコウの夢(下)

名塚省吾・大学生
瀬野ゆうじ・名塚のセフレ

評価・レビューする

レビュー投稿数19

ミステリアスなお話しの中の純愛

ミステリアスな展開に瀬野なの?白島なの?どっちなのと先の気になるお話でした。

自分を白島だと信じて愛してると言われ、優しく名塚に抱かれる瀬野。
それをどんな辛い気持ちで聞いて抱かれたのかと思うと、泣けてきました。

白島は最後まで、ノンケで名塚に恋愛感情を持たなかったように思えましたが、
瀬野と名塚の仲の良い様子を見て、あのポジションは自分だったのかもしれないと思ったのは、名塚に友情とは違う感情を持ちはじめたのでしょうか。

とにかく瀬野が健気で名塚とくっついて良かったです。
瀬野が行動をおこさなければ、名塚はずっと報われない片思いに傷ついてボロボロになっていたかも。

始めの頃のビッチでウリ専ぽい瀬野より、結末読んだ後の瀬野の方が可愛いです。

1

「人間」というより話を運ぶ「駒」って感じ?

名塚が白鳥を好きになった理由
瀬野が名塚を好きになった理由
名塚が瀬野にあっさり乗り換えた理由

惚れられる側のキャラ(つまり全員…)に人間としての魅力が無さすぎて全部説得力を感じない…絵がすっごく可愛いのに残念

1

表紙きれいよね!

周りからとてもおすすめされよく見かける本でもあったので読みましたが、いまいちその良さがわからず、読後ちるちるのレビューを読んで少しだけそれが分かりました。
今でも主人公である名塚、その想い人である白島もストーリーそのものも掘り下げが浅く、言っていることも美しいだけという印象です。
ですが瀬野の視点から見ると、これが執着的で盲目的な健気な愛の物語だと思えます。もちろんそう感じるためだけの物語とするなら不要な部分は多いでしょう。
とにかくためこう先生は絵がグレート上手いしエロもグレートエロなので細かいことは気にしないサブカル系ふじょしにはおすすめです。

1

何でそうなった感がある

表紙が綺麗だったので衝動的に購入しました。が、シナリオの壮大さに対し中身が薄かったです。期待してた分かなりがっかり。

瀬野がなんで名塚を好きになったのかもイマイチ分からないし、あんまり萌えないまま、え…何でそうなるの?っていう描写も多々ありました。上巻のもどかしさに比べて下巻の進みが異様に早くて別に上下巻に分けなくても良かったんじゃない?と思わざるを得なかったです。それかもっとちゃんとキャラクターの描写にページ数使って3巻くらいにして内容を濃くして欲しかった。
でも絵がすごく綺麗なので次回作に期待。

3

イメソンはHYの「NAO」

真っ直ぐで歪んだ愛。
初めて読んだ時、率直にこう思いました。

下巻は展開が速くてすごいです。
全部の伏線を一気に回収していく感じ……。
上巻の「魂を愛して欲しい」「愛されればこっちのもんだ」などの不可解なセリフが全部合点がいきました。

個人的に、二回目を読み終えた時、HYの「NAO」が頭の中を流れました。
「あなたが好きなあの子になって聞いてみたい
好きと言われることがどんなに幸せか感じたい」
瀬野の気持ちってこういうことだったんだなって思います。
長く強い片思いを経て、いつも隣で好きな人(名塚)の愛情を受け続けている白島になりたい。
分からないでもない気持ちです。
実際に行動に起こせる瀬野はすごいんですけど……。
しかも白島になりきれるところがまたすごい。
どれだけ高校時代の二人をずっと見てきたのかが痛いほどわかります。

そして白島は切ない……。
一人だけ救われていないような……。
「もしかしたらあのポジションは俺だったのかもしれない」の感情は、羨望か、後悔か……。
白島にも幸せになってもらいたいなぁと感じます。
正直白島ルートがあってもいいよ〜!って思いながら読んでました。

それでも上下作でなかなかの大作。
そしてこの発想力。
ためこう先生はよくこんな話が思いつくなぁと思います。
読み応えがありました。

0

表紙の彼を好きになること間違いなし

 大どんでん返しが凄まじい下巻、お見事でした。もちろんBLとして萌える部分も多々あったのですが、まずはストーリー構成に拍手を送りたいです。上巻が攻めの本命である白島、下巻がセフレである瀬野という表紙だったのも、しっかり意味があったんですね。

 上巻では昏睡状態だった白島が目覚め、瀬野に白島の人格が入っていたなんてことは嘘だとバレてしまいます。だとしたら瀬野の演技が凄過ぎますよね。狂気を感じるほどの、名塚への一途さ。執着とも言えるのかもしれませんが、私はもっと純粋な狂気を感じたのであえて一途さと表現したいです。純粋さがなければ白島のふりまでして愛してもらおうなんて考えない気がします。騙された方、利用された方は気持ち悪いと思うかもしれない、それでもそこにあるのはただただ好きな人に振り向いてもらいたいという気持ちなんですね。そして、最終的に名塚が選んだのは瀬野。目覚めた白島本人とやりとりしていくうちに気付いた、白島のふりをした「瀬野」だったから愛せたんだという事実。鈍感な白島も自分が瀬野のポジションに収まる可能性もあったのだろうかと一瞬考えますが、やはり違っただろうと思い直します。この流れがとても印象に残りました。ちゃんと名塚が瀬野本人への好意を抱いていく過程が、切なさもあり萌える部分でもありました。名塚といちゃついてる時の幸せそうな瀬野の表情が可愛くて仕方ありません。後日談が読みたくなる作品でした。

2

まさか!な展開がまっている下巻でございます。

入れ替わってしまったセフレと片想いの人。
すべてを受け入れて恋人になった二人の甘い絡みから
始まる本作。
エロいはエロいんですが
何よりも、受の幸せそうにとろけた顔がたまらなく可愛くて
たまらなく愛おしいのです。
心も体も結ばれて。

そう想いった矢先。
実はまさかの展開が待ってるのです。

実はもっとずっと前に出会っていたこと。
改めて出会ったのは偶然ではなかったこと。
そして今回の入れ替わりのこと。
どうとらえるかは読み手次第かなとおもうのですが
私個人としては、とてもいじらしく、かわいく愛おしく見えてしまった。
男と寝ること。
寝始めたきっかけはともかく
好きな相手を~なためにと思うとちょっとキュンとする。

恋人どうしになってあのとろけそうな顔をしていたのが
本心だとすれば、
この子はもう。ね!!

大団円のラストにも思わずちょっと泣けた。
触れられないほど崇高していた相手が意外とwな事実もまた
良い演出だったかなと思います。
少々ダーク目なお話しではありますが、面白かったです。

4

必ずもう一度読み返したくなる

ためこう先生の作画と執着攻め受けが好きなので即買いしました。
いわゆる小説などに散見する叙述トリックの手法(読者をミスリードさせるストーリー構成)を使っていてなかなかチャレンジングな作品だったと思います。
これらのドンデン返し展開やクズ攻め・執着受け(だと思いました)に萌えられる方であればハマるかと思いますが展開の運び方に重きが置かれすぎてキャラそれぞれの発言やアクションに一貫性がなくブレたり読者置いてきぼり感があり、また回収されきっていない伏線も確かあったので今後に期待ということで中立とさせていただきました。




以下ネタバレです。

下巻で色々種明かしされますが自分も見事に瀬野の演技に騙されました。一度目に読んだ時に、入れ替わりをなかなか信じない名塚に若干違和感があったのですが、現実的に考えたらそりゃそうだという感じで笑 なので種明かしされた時の衝撃と瀬野のゲス顔はむしろ爽快感がありました。
そこからのキャラそれぞれの動きと展開が全然好みじゃなかったというか。白島が兄嫁に惚れていたのは地雷要素ですが百歩譲っていいとして、消えた瀬野を探し回る名塚の動機が曖昧な気がしていて、浅い理解かもしれませんが白島だと思い込んでいた瀬野だから良かったので瀬野自身に戻ったら瀬野に魅力ないんじゃなかったっけ?とか、それならそれで名塚が物凄い愛情に飢えた人で愛してくれたからとかならもっと飢えた描写も見たかったし白島への気持ちが突然吹っ切れるのもアッサリすぎて今までも諦めるきっかけあったんじゃないかとか。

名塚が全体的に心情がブレブレな気がしてせっかく話をキレイに倒すなら、もっと執着攻めかクズに徹して最後は泥中の花みたいに病みオチで終わってほしかったというか笑

というある角度から見たら素晴らしく挑戦していてためこう先生支持が更に上がった一方、個人的には萌え要素少なめでした。次回作に期待してます!

3

んー....

騙された...
入れ替わりという名の嘘
セフレ瀬野と片思い中の白鳥が事故で入れ替わったという話だが
上巻は入れ替わった白鳥と幸せそうに暮らす
しかし下巻で白鳥目覚める→実は瀬野の演技だった
→瀬野逃走→実は同高だった瀬野→瀬野の恋文章をみて→攻め落ちたって感じの話
なんともまぁ...白鳥だと思い込み読んでたので
入れ替わってないのがバレてからの話が
まったく頭に入って来なかった....
三角関係じゃなくて、受け一人の記憶飛んだとか言う話なら全然いい
あとは、最初から演技だって分かっているならいい
上げて上げて最後落とされる話だった、これはまさに地雷を踏んだ気分
下巻のネタバレは要らなかった、上巻だけ見て終わればよかった...

6

面白かった!

1巻と2巻 まとめての感想です。

これ面白かったです。

攻めの名塚は親友・白島に4年間片思い中。しかし完璧すぎる白島を穢せないからと瀬野というセフレを作り、そこで欲望を発散させている。
ある日、白島と瀬野が事故に会い、目覚めた瀬野は自分が白島だ,事故で人格が入れ替わったと主張。当然、名塚は信じなかったけれど白島と名塚にとって思い出の本の一節を諳んじたことによりようやく信じる気になって…

めっちゃネタバレ含めた感想になりますのでご注意を。









結局、瀬野はアカデミー賞も真っ青の名演技をしていた訳で。それがわかって一巻を読み返すと本当に入れ替わっていると思って読んでた時に感じた違和感みたいなものも解消します。
「お前以外はみんな遊びだ どうでもいい オレはずっと白鳥の事…!!」と名塚が迫った時の拒絶の仕方や、名塚が白島だと思い込んでて抱こうとした時の「こんなはずじゃ…こんな事になるなら最初から‥」という拒絶の仕方。白島が拒絶してるにしてもちょっと変だなと思ったので。
あれはどうやっても取り繕えなかった瀬野の痛みだったんだなと。

一巻で瀬野と名塚で名塚の実家に行くところが一番重要なキーポイントだと思うんです。あのお話が無ければ評価はぐわっと下がったと思う。
あそこは白島のキャラを演じていたというよりも本当の瀬野の性格が出てるシーンだと思う。だから名塚がこう言うのです。「白島って冷静だと思ってたのに意外と熱いし、割と利己的なんだな」と。「嫌いか?」と聞いた瀬野に対して「いや好きだ」という返事は、白島ではなく自分の事を好きだと言ってくれたようで瀬野は嬉しかったのでしょう。ライトに照らされた瀬野の顔が赤く見えたのは気のせいなんかじゃない。

そして名塚は自分が養子で、血が繋がってないのに大事にしてくれる家族に対して引け目を感じているということを打ち明けます。「カッコウの托卵」を例えに出しながら。
誰にも打ち明ける事ができずにいた秘密と悩みを二人で共有した事も重要ですが、(名塚は白島相手に明かしたつもりでいますが)何よりもその後の「名塚の強引なところ 家族とそっくりじゃん。」という帰省中ずっと一緒にいて家族とのやり取りを見てくれていたうえでの彼の言葉に心底救われたんだと思う。
後半、真実を知った時に、あの時に自分を救ってくれたのは本当は白島ではなく瀬野本人だった事に気付いた名塚。あれがあったからこそ名塚の気持ちが白島ではなく瀬野本人へ移っていくところに納得できました。

そして名塚が片思いし続けている親友の白島。ずっと品行方正なキャラで「綺麗すぎて触れられない」とまで思っていた彼は、実は兄の許嫁のことが死ぬほど好きで、自分なんか死んだって構わないから他の男にやりたくないとまで思い詰めるような歪んだ激情を秘めていた。ここも良かったです。親友としてずっと側で見つめていたはずなのに名塚が知らなかった白島の中身。結局人間の中身なんて見えている、知っていると思っているものが全てじゃないなと思わせてくれる存在として白島がいい感じでした。

そして白島は兄嫁が好きという事実を知って「オレの受け皿なんて元々なかったんだ!!」とショックを受けた後、「オレたち親友だろ?」と自分の気持ちを殺して微笑む名塚がいい奴だと思いました。ここでちょっとクズキャラを返上した気がする。完全に自分本意な訳でもないんだなと。死ぬほど他の女が好きで思い詰めているような彼に告白しても余計に混乱をさせるだけだから、もうこれ以上白島に苦しみを与えたくないと。

で、私はこれを読んで人間って多かれ少なかれ擬態をして生きてるよなぁって思ったんです。彼の好みにあわせて普段履かないスカートをデートの時だけは履いちゃう、メイクも気合い入れちゃう!っていう可愛らしいものから、瀬野のような人格そのものを相手の好みにするという極端なものまで(そこが読み手によっては空恐ろしくて、人を選ぶかもしれない)、何かしら大なり小なり擬態をしていると思うんです。ありのままの自分を愛して欲しいというのも本当だけどでも「ありのまま」だけではなかなか難しい。

瀬野は事故をチャンスとして最大限使った。そしてこの上ないほど擬態した。そもそも当初のウリ専ビッチキャラすらも擬態だったという訳で、瀬野は名塚に少しでも愛されるチャンスが欲しくて自分を偽ってでも名塚に近づきたかった。そこまでしても好きだったというところがこの作品最大の萌えポイントでした。いいねぇ、大好きよ、こういう極端なことをやってのけるキャラ。
そして、全てに気付いた名塚が「ありのまま」の瀬野を愛するようになったというところも激萌えしました。

難しい設定だと思うけど、細かい伏し線も綺麗に回収して収まるべきところに収まった作品だと思います。

16

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