chikakumacoさんのレビュー一覧

気が合うということは コミック

麻生海 

表題作よりも切ない、1+1+1。

ちょっと泣いてしまった。表題作よりも切なくて、何ともやり切れない気持ちにさせる、
同時収録の「1+1+1」。他のレビュアーさん方も触れている様に、亡くなった恋人の友希のことを思うと、可哀想ではあるんだけど、(やはり定番的になってしまうかもだけど。)
ここは、「喪失と再生の物語」であるべき。なんですよね。そして、友希もそれを最終的には願ってもいる。愛しているから。それが痛いほど伝わってくる物語で…

3

ふれたその先 コミック

佐倉ひつじ 

ふれたのは、心の針だったのかも。なんてね。

「触れた手の温もり」とか、そういう感じを想起させるんだと思ってたんだけど、再読して、
このタイトルがひらがななのは、「振れた」心なのかもしれない。と、思うようになりました。
夏希が「振り回されて」ドキドキし過ぎて。鼓動がどんどん激しくなって行く。
ああ、けど、石葉、結構お触りしてますね。今また見直したら、結構な頻度でベタベタと触り倒しているので…、引きました。(笑)これは、イケメンだから、夏…

3

フラッター コミック

天禅桃子 

鋭いのに鈍い。嬉しいような、苦しいような気持ち。

触れてしまって、ハッとしたように後ずさる、浅田の悪気の無い仕草に、過敏に反応して傷付いている観月がとても切なかったです。浅田はただ、ドギマギしているだけなのに。
それを拒絶だと受け取ってしまう観月。観月は恋や人の思惑に臆病になっている。

浅田の、人の心にどしどし入り込んで行くような、大らかで健康的な愛情を眩しく思い、
自分の様な人間とは相容れないと諦めもして、絶望している観月。それでも浅…

3

淫らにふしだら コミック

上川きち 

彼氏が DQN だったなら。

上川きち先生の所謂会社社長、御曹司ものは、『菅波ホールディングス・グループ』という一大勢力があるのだが。(詳しくは、「発情獣の躾け方」に相関図(=勢力図)があるよ!)
海藤HDグループとは、菅波HDグループに負けず劣らず、巨大なコンツェルンらしい。
以前の作品中にその名が出てなかったかな? と、「シークレットルール」とか、諸々読み直してしまったよ。うん。出てこなかった。丸っきり新しいグループら…

3

先生、あなたに近づきたい コミック

yoshi 

先生がエッチくさくて。これはもぅ仕方ないよね?

衝撃の1話。これは、「b-BOYらぶ❤︎おもらし特集」のアンソロに掲載されていたものらしく、
棗先生は、気になっていた元教え子の高峰先生の家で、睡姦された上、おもらししてしまいます。
眠っているのに関わらず、色っぽく乱れる棗先生が激エロです!
それはもぅ、高峰が盛るのも致し方無いよね。
高峰は高校生の頃から、棗先生を想っていて、先生に近づきたくて、教師になった。
結構無理やり抱いてしまっ…

4

衝突!★★作戦(2) コミック

ほむらじいこ 

見ているだけの片想いから…、先輩の色々、ゲットです♡

この「先輩の寝顔ゲットです!」「先輩の初体験、ゲットです!」という、修一郎の台詞。
どっかで聞いた様な…、と思っていたら。「ポケモン、ゲットだぜ!」に似ているな、と。
結構前ですが、私も何かと真似して言ってた気がする。

修一郎は敦士先輩の元カノの弟だったことが、敦士先輩にバレてしまう。
敦士先輩は、からかわれたと誤解して傷付き、修一郎は自分が姉、明里に似ているから、先輩に触って貰えたの…

3

衝突!★★作戦(1) コミック

ほむらじいこ 

魅惑のチクビスキー♡

終始眠たげな敦士先輩と、「スキ!スキ!大好き!」全開でウザくも迫って来る修一郎。
久々に再読するに、これは結構、修一郎が敦士先輩を翻弄してたんですね。
うるさく付きまとって来る割に、手出しすると引く。拒絶すらする。その上、思わせぶりな態度。
ちょっと色っぽかったりして、煽られる。なのに、このお預け感。
『お前は俺をどうしたいんだよ…。』
全く。そのとおり。修一郎の逡巡、モダモダは次巻で明…

3

恋するハネムーン♡ コミック

砧菜々 

何で俺なの⁈ が、ちょっとだけミステリーな、謎解きな楽しさ。

それぞれが短か過ぎる、ショートストーリーなのですが、絵の可愛いらしさと共に、
『何で、俺のこと好きなの⁈』が、その短か過ぎる中にもちゃんと描かれていて。
もちろん、短か過ぎるので、もっと読みたい感はあるんですけど、これはこれで、簡潔に
完結された、いい短編集だと思います。何と言ってもカワイイ♡

■表題作「恋するハネムーン♡」
うははー。これは可愛い♡ 私は表題作が一番好きです。ハネム…

3

奥までさわってさわらないで コミック

櫻井タイキ 

大切なものを失うのは怖い。だからもぅ要らないっていう了が切なくて。

了は、失った恋のトラウマから、何も信じられなくなって、爛れた関係を続けている。
虚ろで、いい加減で、エッチで、それでいて綺麗な男。
キッカケは、街で見かけた修羅場ってるカップルに声をかけて救う、という何ともオシャレ。
その場限りの洒落かと思ったのに。関係を続けてしまう、みずきと了。
ふわふわした、何とも言えない関係と、危うい雰囲気にそのまま流されていくのかと思いきや。
先に恋に気づいたの…

2

妄想怖男子 コミック

碗島子 

過ぎる妄想と現実との混濁。

浅田の妄想が過ぎて、私も冒頭の課長と山内の絡みはよもや現実かと思ってしまいました!
これは作者の思うツボなんですが。夢オチならぬ、妄想オチ。
とにかく浅田の妄想がぶっ飛び過ぎていて。
多分、山内を前にしている時は、その内容を声に出しちゃってるよね。
そんな気持ちの悪い浅田に、どこまでも泰然として接する山内。
何故⁈…というのは、物語が進むにつれて、明かされていきます。
地図にも無い田舎…

3
PAGE TOP