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表題作カラメル屈折率

高校生~大学 勉強・スポーツ万能でまじめ 矢野智彦
高校生~大学 見た目の割にナイーブ 宇佐美葉

その他の収録作品

  • マシュマロ摩擦熱
  • あとがき

あらすじ

崎谷はるひの正統派純情ラブ・ストーリー 待望の第2弾!恋人同士となった宇佐見と矢野が3年生に進級した春、矢野が遠方の大学に進学するらしいという噂を聞いてしまった宇佐見。だがそれについてなにも言ってくれない矢野に、宇佐見は不安ばかりをつのらせてしまい──?

作品情報

作品名
カラメル屈折率
著者
崎谷はるひ 
イラスト
ねこ田米蔵 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ハチミツ浸透圧
発売日
ISBN
9784044468156
3.7

(51)

(15)

萌々

(18)

(11)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
184
評価数
51
平均
3.7 / 5
神率
29.4%

レビュー投稿数11

ラブもエロもレベルアップ

矢野智彦(勉強・スポーツ万能の優等生 普段は無口でまじめ)×宇佐美葉(見た目は遊んでいそうなのに実は一途で繊細)

※この作品は「ハチミツ浸透圧」の続編になります。

矢野と付き合い始めた宇佐美ですが、矢野は部活が忙しく充分にかまってもらえない上、お互いが実家暮らしのためなかなかHができないことでフラストレーションを感じていました。そんな時矢野が鹿児島の大学からスカウトを受けていることを偶然知ってしまい、宇佐美はその事実を矢野に確かめようとしますが、話がこじれてしまった勢いから「もう別れる」と言ってしまいます。

前作「ハチミツ浸透圧」がお気に入りの作品だったので続編が読めてすごく嬉しかったです。ちょっとしたことで誤解してすれ違ってしまう相変わらずの二人でしたが、前作よりもラブ度もエロ度も増していてまたまた楽しませてもらいました。

…というか、矢野は宇佐美に好かれていて本当に良かったねぇとしみじみ思ってしまいました。もし宇佐美が矢野の事を何とも思っていなかったら、矢野の思考はまるでストーカーのようですからね。高校に入ってずっと宇佐美と話ができていなくても、中学のときから宇佐美は自分のものだと思っていたから平気だった…とか(まるで根拠なし!)、ただただイチャイチャしたい宇佐美に対して、矢野はこの先(就職して)もずっと一緒にいられるためにはどうすればいいのか!?を考えて行動してしまったり…といちいち気持ちが重いこと重いこと。普段冷静で感情を出さないくせに、一度自覚してしまった恋心でいっぱいいっぱいになってしまうというあまりのムッツリ加減に正直ちょっと引きつつも、まぁ宇佐美も喜んでることだしラブラブならOKでしょう!!と楽しませてもらいました。

大学生になって二人で暮らし始めているという設定の「マシュマロ摩擦熱」は矢野視点で書かれていて、そちらもまた矢野のムッツリぶりを堪能することができて良かったです。

前作からちょこちょこと登場している宇佐美の先輩・城山とフェロモンむんむん男のただならぬ関係を匂わせるシーンがでてきますが、そちらの二人は「チョコレート密度」という作品で読めます。「カラメル屈折率」と「チョコレート密度」で同じシーンが書かれているので読み比べてみても楽しいと思います。

3

気持ちがよくわかります

矢野×宇佐美 第2弾!

お互いの気持ちが通じて、晴れてお付き合いするようにはなったものの
剣道一筋で天才矢野とごく普通の高校生宇佐美の温度差は大きい。
少しでも一緒に居て、触れたいキスしたい・・・Hしたい
と年中考えてしまう宇佐美から見ると
矢野は落ち着き払っていて、そんなことを考える自分が恥ずかしくなることも
だけど、そんな矢野も実は・・・

周りに振り回せれて、相手の本心を聞けぬまま
勝手な思い込みでイライラする宇佐美。
自分ばかりが好きなのかも・・・
トモは本当に自分のことが好きなのかな・・・
不安はつのるばかりで、ついにその気持ちは爆発してしまい・・

高校生の王道のような、すれ違いと思い込み。
性格の違う人間がいろんな思いで生きているのはわかっていても
その時の自分は、その時が精一杯で
他のことが目に入らず、やってしまってから言ってしまってから
失敗だったかも・・・と反省する、でもそれが高校生。

矢野と宇佐美は性格も勉強の出来も、何もかも正反対で
周りからはなぜこの二人が仲良いのか・・・と疑問に思われるほどでも
ただひとつ、二人に共通するのはお互いにお互いを想う気持ちは
誰にも負けないくらい、愛しているということで
それはどんなに勉強ができてもスポーツができても
何ものにも代えられない、二人にとって大切なもの。

こいろいろもめごとはありながらも、高校を無事卒業して大学生になるときには
しっかり二人家を出て、同棲生活をおくっているんだから
矢野も考えていないようで、ちゃんと考えているんだということ
後になって思い知らされる宇佐美です。
言葉少なでまっすぐで勉強もできて男らしくカッコいい矢野が
あんなにもエロいSEXをし、宇佐美をメロメロにさせてしまう人だとは・・・
一歩間違えると別の方向へ行ってしまいそうな矢野に驚きをかくせませんでした。
そんな矢野が男臭くて人間の原点を見たような気がして思わず拍手していました。
トモ、本当にカッコいい♪

3

227ページが最高v

特進クラス首席で剣道部主将の堅物でむっつりスケベな攻めと
バカでエロエロな乙女思考受けのお話
「ハチミツ浸透圧」の続きのお話です。

付き合いだしたふたり。
ラブラブのはずなのに、なんだか宇佐美ばっかりドキドキしてる?
高校三年生になったふたりの進路。
矢野は、なんだか忙しくって宇佐美は欲求不満!

宇佐美は、やはりどこまでもおバカさんで
今!この一瞬をつねにマックスで愛されたいと思う乙女思考v
矢野は、相変わらずクールですがエロ度はあがってますv
そして宇佐美のことが好きすぎて先を見据えてる。
長くずっといられるために、今できることをする矢野の愛の重さが
良かったです。下手すると相当重い男だけどね☆

このシリーズ。頭に甘い食べ物の名前が必ずつくけど
シナリオがとにかく甘いですv
受けの恋愛観は、大変女々しいですが
ねこ田さんのイラストはとってもかわいくイメージぴったり。
表紙の宇佐美の腰まわりもすごくイイんですが
中の挿絵!227ページがもう本当に神!
ちょい切れぎみだけど、はっきり描写されてるしwww
素晴らしかったです☆


2

この…っむっつりめ!

ハチミツ浸透圧続編♪

男女共に人気、クラスの王子宇佐見と、真面目一直線、朴念仁…むっつりスケベ矢野。

高校生らしい、キュンキュンさがあります。

乙女思考の宇佐見は常にスキンシップがしたいんだけど、矢野にはぐらかされてばっかり。
そこに、進学のことで何も聞かされていなかった宇佐見は溜まり溜まった不満が、爆発?!

このとき、『この朴念仁めぇぇぇ!』と憤ったんですが…やるときゃやるよ、朴念仁!

矢野は“今”楽しければ…じゃなくて、来年、五年後…“未来”を考えていた。

もうズキューーーーーンっと撃たれましたよ!
なんだよ、もう!

矢野は、もう宇佐見が可愛くて可愛くてしかたないんですねぇ。

そしてエッチが…もう!!!

エロイ!二人ともエロイ!
ちょ、宇佐見壊れちゃうってば!

はぁ~。
ほんとあまあまラブラブな二人を堪能した一冊です。

1

硬派が好きならとりあえず読め。

とにかく設定がおいしい!

硬派、高校生、幼馴染(?)。
この三つが揃うと、私的にはもう最強です(笑)

受の宇佐見も可愛くて、ポイント高いです。
ビッチっぽいところがまたいいです(笑)

そして何より!

攻の矢野が本当にかっこいい!!
頭が良くて、剣道部主将で、堅物で……ってもう萌えるとしか言いようがないです。

硬派好きなわたしが知る中でも
トップクラスの硬派っぷりです。

キャラだけでなく
ストーリーもよかったです。

公園で喧嘩したシーンが好きです。
矢野が宇佐見をビンタし、
我に返った矢野を宇佐見がビンタするシーン。
すれ違いラブが好きなので、
きちんと喧嘩してもらって嬉しかったです。

ハッピーエンドで
大満足の読後感でした。
ねこ田さんの絵柄も話に合ってました。

ちなみにこの話はとても気に入ってて
百回以上は読み返しています。

是非一度読んでもらいたい作品です

1

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