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天才画家とパトロンのお話です。
17年前の池先生の作品ですが、今も昔も絵が美しいです^^
そして、いい男がいると思ったら加賦さんじゃないですか!
昔から素敵ですね♡
さて、本作の主役は画家の紲熔とパトロンの安藤。
作品はオムニバス形式で続いており、
一冊まるっと安藤×紲熔カップルです。
少しコミカルな展開からシリアスまであり、
二人が離れ離れになる場面は切ないですね。
各話の途中にある豆知識講座も興味深く、
細部まで飽きさせない工夫がされていました。
古さを感じさせない素敵な作品です!
一般人には、価値がきっとわからない、ただひたすらに蒼い絵を創作し続ける若い美貌の画家。その描く蒼に魅せられた資産家が注ぐ支援と愛について、色に因む短編物語
裏から見たら、著者が求める理解者や支援者の理想が、コレなのかな?と思ったり。
芸術家を育てる気持ちを長く持てる、底無しにお金を注げる、作る作品に今以上の出来を信じて期待を注ぐ、とあるお金持ちのお話でした。
掛け値なしにそそぐ愛が美しかった。
香川の絵の才能のすごさはもう「絶対」で、
なんかすごい羨ましいなぁ・・・という気持ちになりました。
膠(にかわ)やキュレイター等の用語の解説とかもあって、
興味のある人にはなんだか親近感の感じられる本かも。
しっとりとした描写も、溢れる切なさも好みでしたが、
若干、設定や展開の急さにとまどうところがありました。
帯に「若きパトロン」とある画廊のオーナー安藤が、凄すぎて。
特に彼の家関係などについての説明が無いまま、森の中の洋館に、闇オークションに、拳銃に撃たれたり。
美しい世界観でかなり好みではあるのですが、
現実的に描かれているのに、突如挿入される現実離れした展開との差が気になりあまり集中して楽しむことが出来ませんでした。
パトロン安藤×画家香川紲熔の話です。
安藤がヘタレっぽいくて、紲熔は健気だと思いました。
泣きそうになった話でした。
始めは、らぶらぶだぁと思っていたら、シリアス気味になっていって、
びっくりしました。
お互いが好き合っているのに、お互いを思って離れちゃうんです。
何だってしてあげたいほど好きで好きなのに、無理して離れるところがすごいきました。
間にある四コマ漫画が可愛いっ
是非読んでみてください。
丸ごと1冊同じカプのお話なんですが、連載ではなく、読み切り4編と描き下ろしという形です。
描き下ろしの「惜別のメセナ」が50ページあって、内容的には最初の3編は完全に読み切り、4本目と描き下ろしでストーリーを広げて完結させている感じです。
これ連載で読みたかったなぁ。
1冊にまとまった状態で読むと、ひとつひとつは面白い間の読み切り2編が流れ的には要らなく感じてしまうし、逆に後半2編はもっと丁寧に描いて欲しかったな〜なんて思っちゃう早足展開で、読み応えありそうなストーリーなだけになんだか勿体ない感じなのです。
商業ベースで作品を発表するって色んな制約との戦いなんだろうなぁとしみじみ思ってしまうコミックでした。
とはいえ大筋はすごくロマンティックなお話です!
若き天才画家〔紲〕が描いた「青い絵」を中心に展開していきます。
紲が芸術家として成功をおさめるまでの物語。
ラブストーリーとして読めるのはもちろん、芸術家とパトロンの絆のお話として読んでもグッときます。
“鮮烈な青”
“網膜に突き刺さるような青”
“青藍”
そんな表現で思い浮かぶ紲の「青」はやっぱりラピスラズリの青。瑠璃色。夜が明ける間際の紫紺の空の色。
色からの連想ゲームで辿り着いた「夜明け」というキーワードはストーリーにも自然にリンクしていきます。
池さんの作品だなぁと思えるとても綺麗な終わり方でした。
池作品に魅了される理由のひとつは間違いなくラストの美しさだなぁ!
ところで、安藤のお祖父ちゃんと加賦さんのパパはお友達みたいです。2ファミリーで集合したとこ見たいな(^o^)