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表題作黒のカーン公爵

ラインハルト,公爵,28歳
ルカ,とある王国の第二王子,15歳

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  • あとがき

あらすじ

「姫と閏の中でどのようにすればいいか、私がお教えいたします」。恐ろしい噂にまみれ、呪われていると言われる、黒のカーン公爵。そんな公爵の元に、隣国に婿入りするための教育を受けに行くことになってしまった王子・ルカは、黒衣に身を包んだ冷酷な公爵に『夜の作法』まで教えられてしまう。しかし、公爵の城で過ごすうちに、冷たい顔の下に隠された彼の心を知り…!?つのる恋心と王子としての運命。ドラマティックロマンス。

作品情報

作品名
黒のカーン公爵
著者
加納邑 
イラスト
一馬友巳 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862631824
2

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萌々

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中立

(2)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

甘いね。

隣国に婿入りすることになったルカ。
その前に教育をと預けられたのは、呪われていると噂のカーン公爵の元。
噂に違わぬ恐ろしい人物かと思っていたが、接してみると実はそうでもなくて…。

房事込みの教育ですよ。
とはいうものの、最初にちょっと手を出しはしたももの「心の準備が出来たら言うから待って下さい」と言われて、素直に従うんだよな、カーン。
悪い人物じゃないからそういうのも当然といえば当然なんですが。
それからはフツーに仲良くなっていく感じで。
それでも、カーンの方が早い段階から恋情が見え隠れしていたような気がしないでもないんですが。
それぞれの感情が決定的になったのは、互いの嫁問題の辺りですね。
ここにきてようやくこれが恋だとルカも気付くに至るのですが、決して許されるものでなく。
房事の教育という名を借りてカーンを欲しがって。
それでも、最後まで最初はしようとしないカーンがなかなか紳士でした。
ま、最後には暴走してましたけど(笑)
この教育シーンなかなか教育でした(日本ヘンですね)
本来は嫁取りなわけで、女性相手にどう悦ばせるかをカーンがルカの身体に体験させていくんですね。
で、当然、男性と女性はつくりが違うわけで。
「女性はもっと前にその器官があるんですけどね」って感じのことを言いつつ、ルカの後ろにいろいろしていったりするわけですよ。
身体を触れ合わせてるのは男2人なのに、「女性は~」って感じの言葉が行き交わけです。
なかなか不思議な感じでした(房事の教育って感じの展開はあっても、ここまで女性を扱ってるものってそんなにないんじゃないかしら?)
あとは、初体験がそんな疑似教育な感じだったのに、両想い後の初えちもいきなり蜂蜜プレイとか(笑)
なんだかなかなかな展開でした。

あと。
常に2人の呼び方が「殿下」と「公爵」なのがちょっと残念でした。
えちの時だけでも名前呼びとかしてくれたらよかったのになー。
(カーンは感極まった感じの時だけ「ルカ様」と呼んでましたが)

これ、友人に借りたんですけども。
元々の友人のチョイスが私が持ってなさそうな本ということで。
確かに、コレ、置いてあっても自分では手に取らないタイプのお話だなーと思いました。
だって、甘々なんだもん。

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