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触れちゃいけない秘密ごとのような
第3巻。
久々に読み返すと、やはり背徳感を物凄い感じてしまうと言うか…
どの組み合わせを見ても、未来の幸せが見えて来ないとからこそ願いたくなるような気分にさせられます。
こちら3巻では、
・有名なソシアルダンサーの息子・レインと、彼にダンスを教えて欲しいと申し出るキース先生のお話。
・幼馴染の婚約者を持つジョゼと、同い年の幼馴染で同室且つその婚約者の兄・アーネストのお話。(描き下ろしショートあり)
・エッタの友達で密かにメレディス(エッタのご主人様)を慕っていたアンセル目線のショートストーリー。
・母校である学園に新米神父としてやってきたノアと、校門前で出会ったチャラ男で生徒・ラッシュのお話。
以上が収録されています。
その中でも特に、互いは幸せな筈なのに切なくなったのは、幼馴染同士の話でした。
◆アーネスト×ジョゼ
小さな頃からいつも一緒で、学校だって当たり前のように一緒に入った。
2人部屋が与えられる事になった時だって、必然のように2人一緒を選択した。
ジョゼは、アーネストの妹・エレノアという婚約者がいる。
祝福してくれたけれど腑に落ちない。自分はアーネストを好きだから。
アーネストだって自分にキスしてくれたのに、何故彼は自分を拒むのか――と進んでいきます。
これは……アーネストの作戦勝ち、という部分が大きく見えてしまったような気持ちになりました。
元々はと言えばアーネストがジョゼを好きだったし、しかし妹だってジョゼを欲した。
自分が退く事で丸く収まるなら、と彼は思ったに違いないのだけれど、まさか本気でジョゼが自分を好きになるとは思わなかった。
突き放す事でも尚自分を追い掛けるなら、もう自分を捨てはしないだろう、なんて。
お互いがお互いの家族を裏切り、一緒に居る事を選んだのだから、同罪。
『神様』なんて、作品のタイトルに入ってるせいか、全ての話がどうしても手放しの幸せとして喜べない自分が居ます。
それでも読みたくなる。特に上記のジョゼやアーネストのような、不安・苦しみ・切なさ・背徳感にまみれながらも互いを選ぶような、幸せと絶望の間に気持ちが置いて行かれるような、そんなお話を。
不思議な感覚ですが、読まずには居られない、そんな魅力漂う作品です。
てんこ盛りな一冊
一冊の中に、オヤジやら（これってオヤジ受けですよね！ 具体的な描写がありませんが……）、幼なじみやら、新米神父と生徒やら、いろんな萌えが入っておりました。
個人的にはオヤジ教師（オヤジだけど髪の毛つやつやで、美しい）が生徒にソシアルダンスを教えてもらう話が、好きです。教えてもらうお礼が、キスってのがね～。短い話なので、キスのみなのがもの足りませんが。
あと、健気な新米神父の話も、よかったです。過去の恋愛を引きずっているところなんかが、切なくもあるのですが、あの服をめくってするエッチがなんとも！ ……いいのか、神父なのに。
それにしてもこの方の絵は、顔に落ちる影（スクリーントーン）が雰囲気があって、美しいですね。
どうすれば一生離れられないか。
シリーズ第３弾です。
が、同じ学校の短編集みたいな感じなので、１冊だけでも読めると思う。
レイン×キース編。
キースは声楽の先生。
あるパーティでダンスを踊らなくてはならなくて、生徒であるレインに指導してもらうことに。
レッスンの報酬はキス。
というわけでオヤジ受きました。
髪の長いオヤジでございます。
アーネスト×ジョゼ編。
幼馴染みの２人。
ジョゼはアーネストの妹と婚約していて。
けれど…。
気持ちはずっと互いに向いてた２人。
アーネストが案外、策士なのかな？とか思ってもみたり。
フツーに最初から両想いになってたら別れは来るかもしれないけども、妹を切り捨てる形での想いはそう簡単には離れられないものになることを知ってたみたいな感じなので。
ラッシュ×ノア編。
偶然出会った新米神父ノアと生徒のラッシュ。
憧れの先生を追ってスクールに戻ってきたノアだけど…。
とりあえず、ラッシュ、手早！（笑）
あっさり陥落してるノアもノアだと言えますが。
まぁ、それでもその後、ノアはそれなりに悩んでるからねぇ。
先生の言葉で勇気を振り絞るノアに、ちゃんと告白し直してくれるラッシュがステキでした。
先生・幼馴染・神父！
シリーズ第三巻ですｗ
第六節
ダンサーの息子レイン×キース先生
ダンスレッスンの報酬にキスをもらっちゃうお話
キスどまり。
でもすっごく素敵なお話でした！終わり方が綺麗！！
第七節
アーネスト×ロジェ
幼馴染のお話。
アーネストに恋しながらも彼の妹のエレノアと婚約したロジェ
ずっとエレノアに本当の気持ちを伝えられず
ずるずるとしていた。
そんな中アーネストが婚約すると聞いて
エレノアに婚約解消を持ち出した。。。
「君には負けたよ」とか言いながら、心の中でやっと僕のものになったと言うアーネストにぞっとしました！
でも描き下ろしの『淡い微熱』ではアーネストが超絶ニヤニヤ顔ｗだったのでなんとなくホッとしました～(´｀）
第八節
ラッシュ×神父ノア
憧れの先生を追いかけてきた新米神父のノアと
寮長ラッシュのお話。
一途なノアがとにかく可愛い！
たまにちゃんと神父の顔をするけど、みんなの前ではあがり症のため頬を赤らめ(*^^)v
あと、ラッシュの目にやられました←
射抜かれるお目目だと思うｗ
今回も美しく！エロく！短編なのにとっても深い！
大満足の一冊でした!(^^)!
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