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表題作乱風―愛と欲望の監禁城

園城寺鷹彦 ブラックバンク社長
風祭乱 風俗専門のヤクザ・風祭組組長

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

中国マフィア・李家の策に落ち、三億円が必要となった東極風祭組十三代目・風祭乱は、世界的な極悪金融会社から貸付を受けることにした。が、闇金王・園城寺鷹彦が担保として求めたのは一夜の遊戯。乱は「組のためなら」と金が撤かれた寝間で、初めて男に抱かれ喘いだ。しかし、翌朝の失言がもとで園城寺は激怒。結局乱は返済終了まで拘束・監禁・ペット化を強行されて。

作品情報

作品名
乱風―愛と欲望の監禁城
著者
日向唯稀 
イラスト
藤井咲耶 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
シリーズ
恋花―華麗にラブホリデー
発売日
ISBN
9784434068409
2.7

(4)

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萌々

(1)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

エイリアンて・・・・

やくざの跡取りなのにふつうの好青年にしか見えない乱。けれどいったん覚悟を決めたら仁義を守る!!気風のよさはやっぱ繁華街をしきる組の若旦那としての誇り。
街のため組のためにどうしてもすぐに大金が必要で・・・そこで出会った極悪金融会社の社長・園城寺。
とってもわかりやすい金と身体を引き換える契約の話。
ここまではよくある話だけど・・・
メガネがないとどんな人もエイリアンにしか見えない乱の目の悪さという設定が萌であり笑。
裸眼で園城寺と情事に挑むなんてなんて無謀な・・いやうらやましい(笑)
受けの乱のキャラクターがとっても好印象だったためか花蝶(鳥)風月シリーズの中でも個人的にダントツの面白さ。
2009年7月に発売した『艶帝』の金融会社とは舞台を同じくするので合わせて必見です!

1

監禁ですが、コメディです。

花鳥(蝶)風月シリーズ3作目です。

このシリーズは、赤坂プレジデントホテルのカジノ企画『ラスベガスinアジア』を軸に、それぞれ違った方面で展開しています。

タイトル(特にサブタイトル)や表紙イラストから痛めのシリアスにも見えますが(少なくとも私はそうだとばかり思い込んでました)、このシリーズは間違いなくコメディですから!

こちらは、風俗専門のヤクザ・風祭組の若き組長である乱(受)が、訳あって大金か必要になって訪ねた闇金(ブラックバンク)の社長・園城寺(攻)に乱自身を担保に求められるんです。

承知した乱は、指定された通り赤坂プレジデントホテルのペントハウスへやって来ますが・・・

なんと、乱は園城寺を『誘い受け』だと認識(勘違い)してたんですね~。
つまり、自分が『抱く側(攻)』だとばかり思い込んでたわけです。

『借金の担保に身売り』という、どう考えてもシリアスなHシーンがもうギャグですよ。


う~ん、コメディとしてはまあ面白かったんですが、相変わらず『ラブストーリー』としてはまったく好みじゃないんですね~。

個人的に日向さん作品では、受キャラクターが(受として)かなり苦手なタイプだと感じることが多いんです。こちらも乱がツン過ぎてイライラ。
そして、園城寺もどうも・・・それほどイイ男だとも思えないんだけど。

そもそも『ヤクザもの』自体が苦手だし、中でも『ヤクザ受』がダメなので(『ヤクザ同士』も同じ理由で)、コメディとしてはまだしもラブストーリーとしては入り込みようもなかった。

というわけで、このシリーズは1・2作目は意外と(思っていたのと違って)面白かったんですが、こちらはいまひとつでした。


日向さん作品らしく、他シリーズ・作品とリンクしていて、↑のブラックバンク・キャラクターは『艶帝 キングオブマネーの憂鬱』や『極・婬』と、さらに乱が大金を必要とする原因になっているのが中国マフィアの李家ですが、これも『極・婬』に繋がっています。←ちなみに『『艶帝~』『極・婬』は、面白かったし大好きです!

しかし、飛龍(李家の次期当主)は設定だけならすごくカッコよくなるハズなのになんでこんなに可哀想なんだろう・・・
『極・婬』でもある意味可哀想だったような気がするし。

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