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表題作胡桃の中

画廊「胡桃の中」オーナー・谷崎
映像作家見習い・中居

その他の収録作品

  • 胡桃の中 II ~うそつきな天使~
  • 胡桃の中 III ~I'm not Hamlet~
  • おまけ

あらすじ

映像作家見習いの中居と、画廊「胡桃の中」オーナー・谷崎。二人は美大時代からの付き合いで、今は恋人の関係だったり。普段の谷崎はつかみどころのない男だが、実は贋作家という裏の顔を持ち…!? 心の処方箋・大人気シリーズ。 遂に単行本で登場!

作品情報

作品名
胡桃の中
著者
川唯東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
胡桃の中
発売日
ISBN
9784835213644
4.1

(7)

(3)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
29
評価数
7
平均
4.1 / 5
神率
42.9%

レビュー投稿数2

馴れ初めは置いといて

大学を卒業した後。
変わりない2人の温度差のある会話の安心感。
草平のひたむきにポジティブで前のめりな姿勢についつい和んでしまいます。
が、「胡桃の中」のオーナー谷崎は一癖も二癖もあるちょっと厄介な男。
何事もものぐさでローテンションな奴ではありますが、美術品に対する愛情は充分に伝わってきます。
更にはざっくばらんな説明に時代背景とアーティストの名前がすっと入ってきて、ちょっぴりリアルでも知ってて損しない情報に知的な階段を一つ上がれた。
そんな気分も味わえます。

真逆な2人が「胡桃の中」で出会うミステリアスな客たち。
谷崎の抱え込む闇に草平を巻き込む事ができるのか。
谷崎の葛藤の横で勝手に踏み込んでいいものかとやはり躊躇する草平。
そんな2人の気持ちを見守りつつ、谷崎の悲しさや草平の前向きさにいろんな感情を揺り動かされて満足度の高い1冊となりました。

0

想像以上に良かった!

ラブラブイチャイチャなセリフの応酬とか濃い濡れ場なんて一切ないんだけど、主役カップルふたりの「芯のある絆」やら「地に足のついた愛情」みたいなものを感じることのできる作品でした。
そこだけを抜き出せばなんでもない小さなセリフなんだけど、キザな愛のセリフの100倍は萌えちゃったよ。
二人の関係性、すごくいいなー。数少ない萌えシーンにいちいちホワホワしてしまった。
恋愛に特化してないストーリーなのに萌えは十二分にある、こういう作品大好きです。
オススメです。

攻めは画廊のオーナー。
受けは映像作家見習い。
二人はすでに恋人関係で、ストーリーの大半は、絵にまつわる色んな事件を「彼ら流」に解決していくこと。
この事件の解決方法、ハートがじんわりあたたかくなったり胸がスカッとしたりするんだよね。けして誉められた解決方法ばかりじゃないんだけど、偽善的にも偽悪的にもなっていないのが凄いなと思いました。

キャラ的には攻めが好き。
受けくんと一緒になって、たまにやたらとかっこ良くなる攻めに萌えてました。分かりにくいようでいて分かりやすい焼きもちにキューンとさせられました。
もちろん受けくんも好きだけど。
つまり、さっきも書いたけど、この二人が好きです。

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