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表題作私の知らないアナタが欲しい

倉部謙・社長令息のお世話係り
宮郷和緒・医薬品メーカー社長令息

あらすじ

「好きか?」と聞けば「好きですよ」と答える、そんな関係が不満だった―宮郷は忠実な部下・倉部のことを愛していた。
たまらず抱いて欲しいと申し出れば、望む通りに抱いてくれる。
だがそこに“愛”があるのか分からない―祖父の代から続く『上下関係』が逆に宮郷を縛っていた。
そんな不安な気持ちを持て余す宮郷の前に倉部の友人が現れ「二人で組んで倉部の気持ちを確かめよう」と誘いをかけられ…。

作品情報

作品名
私の知らないアナタが欲しい
著者
火崎勇 
イラスト
杉原チャコ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775512913
2.1

(7)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
10
評価数
7
平均
2.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

手に入ったはずの“恋人”の心が見えない焦れ焦れ

維新の頃から薬問屋として大店だったという“宮郷製薬”の
跡取息子とお世話係りというカップリング。

“宮郷製薬”の跡取息子 宮郷和緒の
お世話係り 倉部謙の家も元は大きな会社を経営していたが
祖父の代で大きく傾き、会社ごと宮郷に抱えてもらったという恩義がある。

そんな倉部を、和緒の姉の婿にという話は姉の結婚で流れた。
と、同時に和緒の時期社長の座も一夜にして消えたわけだが
倉部にとって、和緒は
もはや恩義のある“宮郷”の“時期社長”ではなくなった。

和緒は、しがらみから解き放たれた夜、倉部に「恋人になりたい」と告白する。
すぐにふたりは恋人同士になるのだが上下関係はなくならず
本当の“倉部”が見えてこない・・・
和緒の要望にこたえてくれるだけの倉部に不安が募る。
「私(和緒)の知らないアナタ(倉部)が欲しい」というタイトルどーりのお話。

受け視点で描かれて、物語序盤ですぐに攻めが手に入る。
恋人という肩書き、キスも身体も与えてくれるけど
心が満たされないというねw
攻めの気持ちが最後まで見えない焦れ焦れを楽しむ本。

1

見えなさすぎる

子供の頃からの主従関係、リーマンもの、すれ違い、と私の大好きな設定が入っているわりにはハマれませんでした。後日談的SSがあればまだ良かったかもしれません。

丸ごと1冊、表題作です。和緒の目線で話は進みます。
和緒(受け)は目付け係の倉部(攻め)が好き。勇気を出して告白したところ、その夜は応えてくれたものの、それから半年以上進展がない。倉部と自分の恋人・鈴木が以前付き合っていたのではないかと疑っている後藤と共に、和緒は倉部にあれこれカマをかけてみるのですが、不発に終わりガックリ。そんな中、倉部がお見合いをすると知り…という話です。

ストーリーの肝である2点に不満が残り、どうにもハマれませんでした。

ひとつは、倉部が和緒に気持ちを出さなさ過ぎること。臆病になっているにしろ、もう少し倉部が本当は嫉妬もしてあれこれ迷っているんだという気持ちが透けて、傍から分かるようにして欲しかったです。そっけなさすぎ、言葉足らずで、和緒じゃなくても、誤解をしてしまいます。

もうひとつは、鈴木の気持ちです。後藤が子供好きだと常々話している描写がないのに、子供が望めないから結婚を断るとか、後藤に対して酷い仕打ちだと思いました。後藤がヤケになって和緒を襲おうとするのもちょっと分かります。倉部もフォローなってないな、本当に有能なの?と疑ってしまったくらいです。

恋愛問題と同じくらい、仕事の場面が結構あります。仕事より恋愛重視の方には退屈に感じてしまうかもしれませんが、私はそちらは楽しんで読めました。

3

ビミョーだなァ

途中まで面白かったんだけど、攻めが「今まで受けを無視してきた理由」を説明した瞬間に萎えました。
まぁ予想通りではあったんですが、あまりにも予想ど真ん中すぎて、もうちょい捻って欲しかったなーと。

お仕事をしてる最中の心理描写も多すぎじゃないかなと思いました。
仕事中にえんえんぐじぐじぐじぐじと恋愛のことばかりを考えてるので、「有能な社会人」という設定が台無しになっちゃってる気がしました。

最後のえっちも萌えなかったな。
たまりにたまったものが爆発して野獣化する攻めって私のツボではあるんですが。
野獣化するに至った心理的な経緯を、攻めが説明しすぎだと思いました。冷静やーん!て思っちゃった。
で、そこまで筋道だてて説明できる能力があるんなら、それまでの「攻めの言葉足らずから生まれたすれ違い」に説得力がなくなっちゃう。
野獣化に萌えるには、攻めは喋りすぎちゃダメなのだ。もう少し想像の余地をください。

2

本当の恋人として

受けも攻めにも感情移入がどうもできなかった。上下関係、いわゆる主従という結構好きな部類に入るんですがねー

あと、攻め好きとしてもこの攻めはちょっと…萌えれないww

読んでいて面白かった!と思える内容ではなかったです(私の場合)
攻めが受けを受け入れない理由は予想通りだったのでちょっとつまらな(ゴホンゴホン)
まあ受けが不安になるのもしょうがないのかなーあれじゃあ

1

自分が生きたいように生きる術は、自分で調べて自分で学ぶ! 学べそう!

宮郷家の長男だけど、歳の離れた姉に婿養子が会社の跡取りとなり、長男の和緒は無能扱い。
倉部は長男の和緒の教育係。
和緒の大好きn[gな倉部。

倉部の親友が、和緒の知らない学生時代のことを色々教える。和緒は、自分の知らない姿に惹かれていく。

0

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