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表題作ラブリー・シック 5

鷲見 繚一・整形外科(主治医)
秋芳 尚之・高校生(患者)

その他の収録作品

  • スノウ・ライン
  • キャラクター紹介(鷺沼由利恵)

あらすじ

事故で両親と右足の自由を失った尚之が、主治医の鷲見繚一に引き取られて6年になる。初めはわがままで繚一に甘えてばかりの尚之だったが、『恋人』として対等でありたいと願いはじめてからは、心身共に少しずつ自立していく。けれども、尚之を守る対象としか見ていない繚一は、その成長を受け入れようとしない。尚之の大学受験が間近に迫り、繚一は医者として大きな責任を背負う立場となり、毎日は今まで以上に忙しくなり───。
出版社より

作品情報

作品名
ラブリー・シック 5
著者
大峰ショウコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
シリーズ
ラブリーシック
発売日
ISBN
9784775512999
3.6

(3)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

僕らは 恋人の はずなんだ…

シリーズ5作目。相変わらず2人のズレは縮まらず、むしろ悪化してる?な内容の展開です。


尚之が鷲見に引き取られてもう6年。大学受験を間近に控え、年齢的にも自立する時期にさしかかった2人の関係はその猶予期間の終了を刻一刻と近づけていた。だからこそ患者ではなく恋人として対等でありたいと願う尚之なのに、相変わらず鷲見は頑なにその成長を受け入れようとしない。
チーフレジデント(研修医)という立場な上、更に忍の責任担当となった鷲見の負担を少しでも軽減しようと努力する尚之を認めず、あくまでも「患者」と「主治医」の枠から脱しない鷲見に尚之は心を苛む…恋人では駄目なのか、やはり自分の躰では無理なのか、と。
だが一度は挫けそうになった時、鷲見の同僚であるクリスに繚一をダシに自分勝手な努力をするのは間違っていると窘められる。
元より彼はそれを望んでないのだからとー。
もしするのなら「自分」の為にしろと諭され尚之は改めて決意を新たにする。いつか鷲見にも分かって貰える日が来ると信じて…

そんな尚之とは裏腹に鷲見の方は何だか不安定な感じですね。尚之と一緒に居る意味を少しずつ見失っていってるような印象を受けます。愛情は勿論あるんでしょうが、どちらかと言えば執着に近い…ような?
そんな所へ昔の尚之を彷彿とさせるような忍が深く切り込んでくるもんだから何だか余計ややこしくなってきて正直鷲見が何を考えてんのかチンプンカンプンです(苦笑
まぁとりあえず胡散臭いのだけは確か!!


4巻でも書きましたが、とにかくこのお話は伏線が多すぎてどう解釈したらいいもんやら答えに苦しむ場面が多々あります(笑
ただ単に私の解読能力が乏しいだけなのかもしれませんが…^^;
でも何となく今の流れでいくと、今後この2人は一度距離を置いてしまうのかなぁ~って感じですね。それか鷲見の隠された壮絶(?)な過去が暴露されるとか(笑
あ、あと少しずつ周囲の人達に2人の関係がバレてってます(いい意味で) それが今後どのように絡んでいくのかも見所かも^^

時期的にもそろそろ新刊が出ていい頃合いなんで、どんな展開になるのか楽しみに待ちたいです^^


それから全巻のカバー裏にちょっとしたオマケ漫画が付いてます。本編とは全く違うノリなので、この作品を続けて読む場合いい息抜きになって凄く癒やされますよ(笑
是非カバー裏も捲ってみて下さいっ^^

5

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