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表題作可愛いひと。(6)

高根千尋,開業医
高根絢一,病院受付

同時収録作品可愛いひと。(6)

各務瑛司 千尋の友人
都村春 瑛司の恋人

同時収録作品甘い口づけ

各務瑛司 千尋の友人
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その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

どこか絢一に似た青年に構う千尋に不安を覚える絢一の前に幼馴染・唐沢が現れる。絢一の過去を暴き、関係を求めてくる唐沢に!?
出版社より

作品情報

作品名
可愛いひと。(6)
著者
高岡ミズミ 
イラスト
御園えりい 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
可愛いひと。
発売日
ISBN
9784344815834
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

シリーズ6巻目。

また千尋×絢一CPです。

このシリーズ、ストーリーの動かし方のパターンがまあ決まってるんですが、それがどうも好みじゃないんですよ。各巻ごとに一応決着をつけつつ、緩やかに続いて行く形なんですが、それが『掻き回し役の脇キャラクター』を出して来るんですね。これが1巻完結ものならまた別ですよ。でも、これだけ巻数が続くシリーズで毎回やられたら、いい加減うんざりします。

しかも、脇キャラクター自体のおかしさもですが、何よりも毎回始末のつけ方が曖昧で、なんとも中途半端に感じるんですよね。

今回は、絢一の過去に関わるいわば幼馴染みとも言えるキャラクターが出てきます。もう1人、千尋の側にも『昔の絢一に似た少年』が登場するものの、こちらはあんまり気にならないというとあんまりですが、なんとも存在感が薄くて、いっそいらなかったんじゃ!?と思ったくらいです。

とにかく唐沢(絢一の幼馴染み)ですよ。なんか、他の作家さんの作品でこういうの見たことあるよな~という感じの、壊れた・ただひたすら気持ち悪いキャラクターでした。

それにしても、絢一は最初から『ネガティブ・後ろ向き・ウジウジ』といったキャラクターでしたが、千尋と恋愛して変わったのかと思っても、結局逃げる方向にしか行かないのか?と、ここまでの時間はなんだったんだという気になりましたね。
ただ、確実に変わったと言えるのは、絢一の『千尋さんを幸せにしてあげたい』という台詞でした。

それにしても、各巻のゲストキャラクターほとんどそうなんですが、最後の詰めが甘いというか、『・・・ここで放置なの?』といった感じで、どうも中途半端に感じてしまいます。今回の唐沢もそうでしたね。ラスト、伝聞で『~したらしい』ってそれだけ?

シリーズなんだから、ある決まったパターンを踏襲すること自体は別にいいんですが、それがあまりにもワンパターン過ぎて目に余るのがどうにも・・・

それでも、こんなにいろいろ言いたいことはあるのに、1冊読み終わるまで気が抜けないし、読了したらしたで次が気になって仕方ないんですよね。ある意味マジックですよ。
正直、再読はしないかもしれませんが、それでもほぼノンストップでシリーズ一気読みしましたからね。

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