表題作 LAST FEVER 四季

高久透 → 羽多野渉

藤島啓志 → 野島裕史

あらすじ

原作本「COLD FEVER」収録の、透と藤島2人のその後を描いたストーリー+キャストコメント

作品情報

作品名
LAST FEVER 四季
媒体
CD
作品演出・監督
大布尚弘
音楽
yukari
脚本
堀井明子
オリジナル媒体
小説
メーカー
マリン・エンタテインメント
シリーズ
COLD SLEEP
収録時間
36 分
枚数
1 枚
ふろく
このCDが通販連動購入特典
発売日
4.9

(32)

(31)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
159
評価数
32
平均
4.9 / 5
神率
96.9%

レビュー投稿数8

ようやく「幸せな日々」が想像できる2人。

これは通販連動特典のCD。
ですが、ここまで聞いて、このCOLDシリーズは完成するような気がします。
前作の「COLD FEVER」でようやく2人でいることに折り合いをつけ、共に在ることを選んだ2人。
この作品ではその後の日常が描かれているのですが、本編がここまでイタイ展開が続いていたため非常に甘く感じられます。
そして、本編ではラストに至っても2人の「幸せな未来」というのは明確には見えて来ないような気がしないでもなかったのですが、それから少し未来の2人はとても幸福な日々を送っているようです。

そして、ここにきて気付きました。
透ってツンデレなんだ!
無器用で言葉のあたりは強いことが多い。
でも、その裏に隠れている心理は藤島のことを想ってのことだったりして。

それが如実に表れていたのが「Winter」でした。
もう、これ聞いて、自分が透好きになっちゃうのに納得してしまいましたもの(←ツンデレスキー)
もう藤島がそんな透を愛しくて仕方ない気持ちがよくわかる!!
これは何度でも恋に堕ちるよね!!!
そう、スゴク思う。
そうして、季節ごとのささやかな、けれどとても幸せな日常の物語が繰り返され。
「Summer」では本編ではほぼなかったといってもいいような、えちシーンも描かれています。
透にそのシーンをカメラに収められてしまうということもあって、なんというかとにかく藤島の恥じらい具合というかそういうのがステキでしたvv
そして、このお話の冒頭での求めてすぎて今の透に嫌われることを恐れる藤島もかわいい。
そして、同様にカメラに収めたりとかして機嫌を損ねてないか気にしているような透もかわいい。
季節ごとのお話はそれぞれ単独のお話のようであって、ラストの「Spring has come」に繋がる流れにもなっていて。
お互いがお互いを想う故の気持ちとか、本編で散々しんどい気分を味わわされた(?)読者としては穏やかな2人が見れて幸せな気分にどっぷりと浸かれる作品でした。

最後はフリトもありまして。
お2人がどれだけ苦労して演じておられたのかもわかりました。
いや、これを演じるのはホント大変だと思います。
それだけ大切に作られた作品を大切に演じて下さったので、大切に聴きたいと思いました。
またゆっくり1から聴き直そう。
お2人も言われてましたが、元気な時に聞きましょうね!(笑)
この「四季」が通販特典ということで全ての人が聴いてるわけではないのかもしれないことがちょっと心残りですねー。
あー、是非聴いてない人には聴いてもらいたいッ!!

6

サガン。

ここわさん、こんばんはー。
コメントありがとうございます。
本編は怒涛の展開でしんどい思いも多々されたと思います。
さすがにレンタルではこの連動特典CDはないでしょうし、これがないとある意味幸せな2人には辿りつけないかもしれませんね。
音源として探すのは難しいかもしれませんが小説「COLD FEVER」にこのドラマの原作が収録されていますので、機会があれば読まれることをお奨めしたいと思います(私が読んだのは新装版ですが)
これを読めば幸せな2人の日々も感じられると思います。

ここわ

内容をまったく知らずにTSUTAYAで3作まとめてレンタルして、2枚目で大ダメージだったのに3枚目で「立ち直れないんじゃないか」ってくらいショックを受けて、思い出しては心が痛い日々を過ごしていましたが、サガン。さんのレビューに救われました。
私は聴く事は出来ないですが、2人が幸せな日々を送っていることが分かって安心したし、心が少し軽くなりました。
詳しいレビュを書いてくださってありがとうございました。

これは特典にすべきじゃない

評価は文句無しに神です!
この話によってCOLDシリーズが本当に完結すると言ってしまってもいいんじゃないでしょうか。
刺さった大きな棘が抜けないまでも、少しずつ抜けて行くのが分かる。

でもそれはこのCDを聞いたからであって、聞けない人はどうするの?
大きな棘が刺さったまま終わるしかないのか??
それってあんまりじゃないのかな。
このCDは3作品連動予約特典CDで、勿論それだけの価値は多いにあるのですがこの場合は本編に食い込んでしまっていると思うので、それをごく一部の人しか聞けない作品として出してしまったのはどうなんだろうと個人的にはそこは疑問です。
フリトやオマケ的ドラマならいいんですよ、ただ四季の場合はこれを聞かないと本編が終わらない気がするのです。
3作、しかも2枚組を3作聞いて、これが聞けない方がいるというのは何というかいたたまれない気持ちになります。
3枚組になってもいいから本編に入れるか、せめてDL販売して後からでも聞ける形で出して欲しかったというもどかしさがどうしようもなくつのります。
今からでも何とかしてメーカーから買える様にして欲しい、そう強く願ってます。

5

これ以上、心揺さぶられる作品にはもう出会えないかもしれない

特典CDなのにBLアワード2010にノミネートされてる;

他の方も書かれているので分かると思いますが、もう普通では手に入らないCDなんですよね。持っている人から借りるか譲ってもらうかしないと今は聞くことが出来ません。
私もそんな中の1人で、手に入れるのに非常に苦労しました;

私も参考に…というか、かなり救われた「サガン。」さんのレビューに
CDの詳しい内容が書かれていますが、やっぱり読むのと聴くのとでは
まったく違います。
30分近くあるストーリーをここで全部汲み取るのはそりゃ無理ですよね。

その後の2人が幸せに暮らしている。となんとなく分かってはいても、実際に聞くのと想像で終わらせているのとでは、本編の聞き方も違ってきます。
本編があってこそ、今の幸せがあるんだ。と実感です。

「LAST FEVER」では、6年間の透と藤島さんほど優しく甘い時間をまだ過ごせているわけじゃないかもしれないけど、互いを強く想い、必要としている様子が伝わってきます。


+++ここからネタバレ+++
藤島さんへの電話の回数が減った事や、料理を始めた事。藤島さんの健康をすごく気遣ったり、機嫌を悪くしてないか気にしたり…。
言い方はぶっきらぼうだし素直じゃないトコも沢山あるけど、そういう透の変化1つ1つがすっごく胸に沁みました。

えち中の様子を透がカメラに収めてるんですが、リモートボタンでシャッターを切ってるのかな?かなり大胆な格好をさせられてる藤島さんと、やらされている体位やその時の自分の表情を静かに語る野島さんの声に萌えたw

透のお気に入りの1枚は、藤島さんが小さく笑っている写真。
藤島さん…透の前で笑えるようになったんだ…。
もうそれだけで涙が止まらんです。

「Spring has come」で藤島さんが、背格好は似ているけど「透より少し優しい顔立ちの男性」と透を見間違うシーン。ただ見間違えただけであっさり終わったので、最初は何かの伏線??とか思ったんですが、全て聞き終わってから気がつきました。
透も、そんな優しい顔つきになってきた。って事ですよね。

このCDのラスト台詞は透なんですが、これがすごくいいです。
羽多野さんが上手すぎるっ!思い出すとじんわり涙が出てきちゃいます。
台詞を文章にしてしまうとまったく伝わらないので、聞く機会が今後あった方は羽多野さんの演技力に注目してみてください。いや今更かw

キャストトークは7分程度ですが、COLDシリーズへの思いとか、どれだけ大変な思いをしながら収録していたのかがよくわかりました。
聞き手だってつらい思いをしながらじゃないと聞けない物語なんだから、そりゃあ演者はもっと大変ですよね。
++++++

クレタコさんも仰ってますが、ホント、聴けない人はどうすればいいの?!
って感じです…
本編はTSUTAYAで借りれちゃう手軽さもあって聴く人も多いでしょうし
心が抉られたままの人がどれだけいるんだろう…。
今からでも何とか聴ける様にして欲しいと思います。

3

難しいな…

評価は間違いなく「神」で
非常に価値ある通販特典だったと思います。
たまにこういうことがあるんですよね。

原作の最終巻に収録されているお話なので
今々手に入らない方は原作をお読みになるのも手かと思います。
そして、ガッツで脳内再生してみる!
(応急処置的な意味で)

さて、正直ファンの方全員に聴いてもらいたい一枚である
にも当然一票投じちゃいたい反面
実を言うと自分、そういう抜け道が最初から予想できたら
このCDはレンタルで済ませてたと思っているんです。

昔は特典なしでも売れていたCDが
今は特典をつけても昔よりもずっとずっと厳しい状況
販売側を苦しい立ち位置に追い込みたくないので
長期的にプラスになる解決策があるなら
それでいいと思うんですが
正直特典CDの再販は本当に販売側にとってプラスになるかどうか
ちょっと難しいものも感じます。

すいません、こんなこと書いて気分を悪くされる方も
おられるかもしれないのですが
これ以上BLCDの販売元に減って欲しくないんです。

インターが倒れる前に何かできたら良かった
みたいになんか思ってしまうんです。
(何ができたってこともないんでしょうが)

特典の再販売は…どうなのかな~。
特典目当ての客は、どうしても影響出るのではないでしょうか?
いい解決策があるのなら勿論それにこしたことはないのですが。

3

本当の完結編

coldシリーズの本当の完結編です。
糖度の足りなかった本編とは違い、優しくて甘いストーリーです。
四季を通して語られる、攻めの透(羽多野さん)の変化がただただ愛おしいです。すさんで幼児がえりまでしてしまった彼を癒したのは、魔法の言葉や魔法の事件なんかじゃないこと。ただ、移ろう季節を愛する人とともに過ごしてきたことが彼を癒したんだということ。
また、受け(野島さん)は、聖母マリア様もびっくりなぐらいの懐の深さを持つ男ですからね~。

さすが木原音瀬さん。特典だろうがなんだろうがストーリーに手抜きはありませんな!
木原作品って、続編小冊子からブックレットのショートストーリーに至るまで、見逃せないものが多いんですよ。これだから私はコノハラーをやめられないんだよぅ!と木原音瀬ファンであることを誇りに思ったりして(笑)

フリトの苦労話も楽しかったです。
主役のお二人の「やりきった!」という充実感が伝わってきました。

3

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