会社ではクールだけど、ベッドの上では妖艶なそのギャップから目が離せない!

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表題作お願い夢なら醒めないで

上田のタイプの部下 久保
鬼上司 上田

同時収録作品据え前食わぬは・据え前食らえよ

一史 カフェ経営
美春 高校生

同時収録作品ズルい人・カワイイ人

浅田 高校生→大学生
石川信之 教師

同時収録作品末永くお幸せに

川田 サラリーマン
藤堂 サラリーマン

同時収録作品お二人様生活

西川 サラリーマン
椎名伸弘 サラリーマン,27歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

社内で怖い・厳しいと評判の上田は、うかつにも2丁目で男といる所を密かにタイプだと思っていた部下の久保に見られてしまった…。 それから数カ月。あの夜のことはお互い口にしていない。「あれは見間違いだったのか?」安心していた矢先、出張先のホテルで久保と同室となってしまって−−−−−!? プライドが邪魔して素直になれない鬼上司が強引に身も心も解きほぐされていく★ 大人のラブストーリー傑作選+大増量描き下し付。
初期の貴重な作品から最新作まで収録された珠玉の一冊!
(出版社より)

作品情報

作品名
お願い夢なら醒めないで
著者
鷹丘モトナリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス Cita Citaシリーズ
発売日
ISBN
9784832287426
3.2

(8)

(0)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
25
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

頭でっかちでも楽しめる鷹丘作品

失礼な物言いは承知で申し上げます。
鷹丘さんの作品は、わたしにとって作画は好きだけど、ストーリーは当たり外れが大きくて、こういう短編集となると好きと苦手を行ったり来たりのジェットコースター状態になることが多々あります。
そんな中でこちらは当たりばかりが詰まった1冊。

【お願い夢なら醒めないで】(3話) 萌2
男とホテルへ向かう途中、気に入っていた部下の久保を見かけた上田。
数ヶ月後、久保を伴って泊まりの出張に出向いた上田は…。
この2人、いいんだなあ。
覚醒した久保の「上田好き好き」状態がたまらないし、ノンケに不安が残る上田が意地を張って「好き」と言えないのも良いんです。
研修で元カノ登場!という場面なんか、元カノが馴れ馴れしくすればするほど、読んでいるこちらまで心拍数上昇、鼻息が荒くなるという仕様になってます。

【据え膳食わぬは】【据え膳食らえよ】 萌
お隣さん同士です。
父子家庭で、父の単身赴任により隣家に居候することになった美春(DK)。
いつも「ただいまを言わないとキスするぞ」とからかってくる一史に、モヤモヤを感じて…。
カフェ設定、兄弟揃って美春が好き、さらにそこへどうやら一史を長年狙っているっぽい同級生まで参入という盛りだくさんな内容なので、2話じゃ少ない。
弟の恋心は完全におまけ程度の扱いになっていて、当て馬女子も役割を終えたらフェイドアウトだったので、ちょっともったいなかったかも。

【ズルい人】【カワイイ人】 萌2
妙に記憶に残る作品ってありませんか?
わたしにとってはこちらがそうです。
高校の写真部顧問の石川と、部員の浅田。
自分の高校時代の経験から、浅田に同じ思いをさせたくない石川の大人の気遣いと、それでも欲しいものは欲しい!という浅田の若さの対比の描写が良いんです。
そこへ石川の過去を重ねたり、本人登場があったりもするのですが、部活動の撮影のために遠出した1日に焦点が当たっているので、詰め込んだ感なく読めます。

【末永くお幸せに】 萌2
大学卒業から2年、仲間の結婚式での再会です。
彼女にフラれた川田につけ入るように始まった体の関係を終わらせるべく、卒業と同時に連絡を断った藤堂。
短い話ですが、きゅっとまとまっていて、露天風呂えろすまで。
ノンケの攻めに遠慮して姿を消す受けも、再会したときのノンケ攻めの執着も好きな方はきっと好き。
恋は条件に対してするものじゃないんですよねぇ。

【お二人様生活】(2話) 萌2
この作品も好きなんだなあ。
おひとり様生活を満喫していた椎名の家に、入り浸るようになった後輩の西川。
ひとりで楽しんできたことを2人でするようになって、最初は息が詰まったのに次第に…という流れなのですが、椎名の脳内が楽しい。
味噌作りに漬物とか、27才にして枯れた方のおひとり様を満喫しまくりです。
そんな椎名が自分のペースを乱されても譲歩できると感じた西川のキャラも、適度な押しの強さで好感が持てました。
最後のプレゼントの使い方はアレですが…。シワ、残るよね…。

好きな短編ばかりで語り足りませんが、長くなったのでこの辺で。
わたしのように頭固めのひとでも楽しめるので、そういう方はぜひ。

1

素直になれないゲイリーマン

二丁目で男といるところを見られたことで、いきなり部下が猛進撃w
そんな表題リーマンものをはじめとして、一本を除いて年下攻め三昧の一冊です。
表題なんて、8Pですよ!それが2連作、+描き下ろしに16Pついてという短い展開なんで、何でこんな急展開が~!と思いきや、意外にもそれで納得できちゃうものがあってページ数があればいいってもんでもないな~と思える作品になってました。

鬼上司と恐れられる上田と部下の久保が一緒に出張に出ると、何と部屋はダブル!?
久保に「好きだったんですよ」と言われ、押し倒されるかと思いきや、この上田、ニヤリと笑って誘い受けてました!
元々、久保がタイプだったというのと、二丁目で男といるところを見られてゲイっていうのがバレていたから開き直りもあったのかしら?
で、その後久保はノンケだからと上田が遠慮しちゃうと久保が怒ってみたいな流れはお約束展開?
密かに嫉妬してマーキングするしたたかさを見せながらも、またヘタレてしまうというネガも持ち合わせ、この上田がいい味だしてる♪
飲み屋のトイレであんなエッチ、、、迷惑だよ~!と思わず心配ww
もっと女王様っぽくてもよかったような~鬼畜受けとかwww

隣のお兄ちゃん×高校生
いつも「言わないとキスしちゃうぞ」という隣のお兄ちゃんは、本気だった。
という歳の差幼馴染モノですが、これ、実はお兄ちゃんの弟もこの高校生を狙っていると言う、危ない3角関係に、思わず弟を応援してしまうw

高校生×写真部顧問の先生
これは意外にコメディ色は少なかったかな?
先生を一途に想い口にしている生徒だが、先生は自分自身の過去と重ねて生徒を受け入れることができない。
臆病であるとともに、それは保身という名を借りた相手への思いやりでもある。
それでもまっすぐに入り込んでくる生徒に諦める先生。
年下の押せ押せが気持ちよいお話となりました。

同級生再会モノ
元カレとの再会にまだお前を思っていたんだぞ、というお話ですが、これ、どんなに連絡を絶っていたとしても、そんなに想っているなら他の伝手でさがせばわかったはずなのに・・・とも思わないでもない。
露天ふろエチだが、周囲の迷惑が爆笑!

後輩×先輩
週末の優雅なおひとり様時間を過ごすのが楽しみな先輩社員宅に、鍵をなくしたと後輩社員が上がり込み、それ以降何かと理由をつけてはおひとり様週末を邪魔しにくる。
彼がいなくなって初めてしる、おひとり様の寂しさ。
この後輩が策士なのかと思えば、意外にも単純なワンコだった点がとても好ましい。

本も多少厚みがあるが、結構読み応えがあり、どの短編も激しい萌えはないものの、きれいにまとまっていて印象がいい。
のは、絵もきれいだからみやすいという部分もあるからかもしれない。
今回は当たりでした。

1

んー

短編集。
どの作品もどこかしら引っかかる箇所があって、萌えきれなかったです。

表情作はなんかもったいない感じ。
クール美人上司受けに年下攻め、大好物です。
ストーリーの流れも好き。
面白いんです。
面白いんだけど、受けのキャラをもうちょいクールに描いて欲しかったなァ。せっかくの「怖い受け」という設定が生かしきれてないような。
たとえば攻めが元カノと話してるときの表情etc。こういうシーンになると、毎度毎度受けが、いかにも「焼きもちをやいてます」って顔を見せちゃってるんです。クールキャラのデレは、チラリズムの方が萌える。
受けが「おいで」って攻めを誘うシーンとか、「楽しんでこいよ」って不敵な笑みを浮かべるシーンとかは大好きなんですが。
あと「『好き』って言葉を言ってくれない」とか「『好き』って言葉を言えない」とかを登場人物の悩み事にして話を引っ張るのってあんまり好きじゃないんですよね。
キャラ設定とかストーリーとかは好きなのに、かゆいところに手が届かないせいで(いや、届きすぎたせいかも?)、萌えが消化不良を起こした感じです。

『据え膳食わぬは』
『据え膳食らえよ』
んー。
女性キャラの扱い方がやだな。「可愛くて図々しいウザい女」を当て馬の位置に据えて受けに嫉妬させるという展開、BLによくあるんだけど苦手なんですよね。そういう女性が苦手というより、そういう女性を出してくる話が苦手。
客商売してて、攻めのあの態度はどうなのよと思うし。あの場面は「やっぱり攻めはこのウザ女のことなんかどうでもよくて、受けのことが好きなのね…♪」とキュンとする場面なんだろうとは思うんだけど…なんだかな…。
弟のキャラは好きなんだけどな。

『ズルい人』
『カワイイ人』
生徒×教師
「写真見たらわかる」っていうの、どうなんだろう。カマかけたとかならいいんだけど、あの写真を一枚見ただけじゃ分からんと思う…と、妙に冷静に思ってしまいました。

その他、短編いくつか。

0

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