優しい夜

yasashii yoru

優しい夜
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
28
評価数
11件
平均
2.8 / 5
神率
9.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784062867238

あらすじ

僕が好きなのは、将臣さんです――。 家族を事故で失い、常磐家に引き取られた津川幸弘は、兄となった将臣から本当の弟のように大切に見守られ、恋人のように甘やかされていた。幸弘もまた、いけないと思いつつ、その気遣いを拒めずにいる。弟ではなく、恋人になりたい……そう願う幸弘は、ある決心をするのだが!? 家族から恋人へ、ふたりの関係が変わり始めた――!

(出版社より)

表題作優しい夜

常磐将臣 弁護士 34才
津川幸弘 画廊のオーナー 23才

評価・レビューする

レビュー投稿数4

ブラコン?

さらっと読んでしまいました。
う~ん。血がつながっていないけれど、
兄弟のように育った2人のお話。

幸弘は、事故で両親の兄を亡くしてしまい、
引き取られた家で、将臣と出会う。
事故の後遺症があったり、心も開けない幸弘に
常に優しく、見守るように大切にされるのですが、

そりゃ、そんなに大切にされたら、好きになっちゃうよ!!!!!
と突っ込んでしまうような甘やかされっぷりでした。

この本がより面白くなったのは、将臣の同僚のおかげかな。
将臣が、幸弘に実は振り回されていたりと
大人のカッコよさを崩してくれるのが良かった。

幸弘に美大生が近づいてくるのですが、
本当にアテ馬??過ぎて終わってしまって、少々、不完全燃焼でした。

1

・・・あまりにも『平坦』過ぎました。

高岡さんは、『可愛いひと。』シリーズの新装版以外読んだことがなかったんですが、今回これを読んで思ったのは『・・・普通』でした。それ以外に言いようがないです。

私は『淡々とした日常の地味~なストーリー』はかなり好みです。特に事件が起こるわけでもなく、たいした起伏も意外性もないストーリーでも、それ自体はまったく気にもなりません。そこでキャラクターが『生きて』いればそれだけでいいんです。

将臣(攻)が、幸弘(受)を見るからに溺愛してて、それなのに実は本人は無自覚だったというのも、よくあるとまでは言いませんがなんか他にも同じようなの読んだなあ、と思いました。
ただ、まさに『王道』ですから、共通点はあって当然とさえ思っています。ですから、それ自体は私はまったく気になりません。ストーリーの流れの中で納得できたら、ホントに何の問題もないです。

この作品も、設定自体は好みなんです。こういう地味なぐるぐる系は大好き。それなのに、なぜ!?と思うくらい乗れませんでした。とにかく、キャラクターにまったく魅力を感じなかったんです。

なんか誰もが煮え切らないというのか、もやもや続きイライラ・・・すべてが生温くて物足りなかった感じですね。

ただ、どうもヌルいし、キャラクターも好きになれない、と言いつつも最後まで読めたのは、高岡さんの上手さかな~とは思いました。読みやすいのは確かです。

1

え!?そうくるかの意外性

すっごく王道路線だったんです。というか王道だと思います。
両親と兄を事故で亡くし、自分だけ怪我はしたものの生き残ってしまい、そんな主人公を引き取って世話をしてくれた家族の歳の離れた兄の存在の人。
優しく接して面倒を見て、それは10年経った今も過保護なくらいに主人公を気遣い思いやり、
そんな年上の人を好きなんだけど、言えない主人公。
まるで大事なモノを扱うような、その優しさと、彼に近づく者に魅せる冷たい態度は嫉妬にしか見えないのに・・・

いやぁ~ここからがびっくりしました!!
あれだけ散々執着の姿を見せて置いて、主人公がとうとう精一杯の勇気を振り絞って告白したら、ちょっと待ってくれと。。。
ええーっ!!
ということで、冒頭のタイトルになったのでありました(笑)

主人公が健気でね、一生懸命頑張るんです。
家族を亡くした時に、兄と兄弟喧嘩をしていたのですが、それの理由が実は「男同志なんて気持ち悪い!」という少し嫉妬の混じった、この年上の男性に関わる事だったりしたので、それがこだわりになって罪悪感があったりする。
そして好きな人に好きと言いたいけど言えなくて、優し続きくされて緊張するその姿はまるでピルピルしているウサギがバンビのようで♪
そして、主人公の気持ちに入り込むと、とてもとても切なくて、、

嫉妬を呼び起こす美大生の学生に何か裏があるのか?とか、もっと波瀾を起こすのかと思いきや、そこはアテ馬で終わった流れ。
叔父さんはとてもイイ人でね~孫が欲しい、孫が欲しいと言うので、ちょっとそこが可哀相かもしれない(汗)
年上弁護士の同僚も、またよく見ていてっていうかバレバレなんだけど(w)彼の後押しがなかったら進めなかったよねw
ということで、周りの登場人物が皆いい人達でしたヨ。

健気ちゃん設定に、途中これは水原作品か?とちょっと混同したりしてしまったです。
しかし、冒頭の意外性、その辺りに、完璧そうな年上男性のかわいらしさが垣間見えてなかなかそこがこの作品のミソなのか、とも思います♪

1

攻め様の無自覚の執着と独占欲

攻め様の無自覚な愛情が受け様を苦しめてる、そんな切なくも苦しい恋です。
中学生の時に両親と兄を事故で失い自分も足に大怪我を負ってしまった受け様
しかし、誰も身寄りが無くなった受け様を引き取ってくれたのは遠い親戚で
父親の親友でもあった攻め様の父親で、受け様は10歳離れた攻め様に実の弟の
ように可愛がれ、周りから見たら過保護なくらいの愛情を受けて、事故から
立ち直って大学を卒業するまでになったんです。

でも、その攻め様の過保護でこれでもかと言うくらいの献身的な優しさに
いつしか家族愛以上の思いを攻め様に対して持ってしまう受け様なのです。
疲れからくる足の違和感を本人よりも先に気づいてマッサージしてくれたり
まるで子供か女性を相手にするように過保護に接してくる攻め様ですから
好きになってしまうなと言う方がおかしいくらいなんですよね。

健気とでも言うくらい受け様に対してこまめに色々な事をしてくれる攻め様
でも、もっと甘えて欲しいと攻め様に言われるたびに、受け様は感謝と共に
申し訳なさと、攻め様を好きになってしまったことで、後ろめたさも感じてしまう。
そして続き、受け様は亡き父の作品をレンタルしての画廊のオーナーになったことで
アパートを借りて、独り立ちしたら攻め様に思いだけでも打ち明けようと決める。

でも、そんな思いを抱いている時に、攻め様に女性の影が・・・
二人のお似合いの姿を見た事で思いを打ち明ける事も諦めてしまうのですが
そんな時に美大の学生で、受け様の父親のファンだと言う青年と知り合い
流れで時々画廊の手伝いをしてもらう事になったとき、攻め様の態度が変化する。
ホントに無自覚の嫉妬&独占欲なんですよね。
受け様は、哀れな境遇だった自分を未だに子供の時と同じように心配していると
思っているし、攻め様は無自覚だし、なかなか思いが通じ合わないのです。
思が溢れてしまうままに告白しても、攻め様は同じ気持ちでは答えてくれない
受け様は分かっていたことだと諦め攻め様を避けるように家をでるのです。

でも、傍から見たら攻め様の方がかなり溺愛に近い愛情を持っているんですよね。
それも無自覚で、受け様に告白されても家族から恋人にとは思えない。
受け様に告白する人物が現れた事で嫉妬もしてるし、誰にも渡したくないって
思っているのに、最後の最後で悪足掻きをしてる感じの攻め様。
ハッピーエンドのストーリーなのですが、攻め様が自覚して覚悟を決めるまで
受け様は切なさでぐるぐるしちゃうのです。
家族から恋人になるまでを描いたハートフルラブです。

2

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