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作品についての具体的なストーリー、内容、味わい/見所は、茶鬼さんとmarunさんとすっぽんぽん。さんが的確にレビューをしてくださっているので、私は違うアングルから感想を書かせて頂きたいと思います。
兎に角、今回の作品は、「デビュー作家」や「初コミック」の作家さんを読むにあたっての、醍醐味がぎゅうぎゅうに詰まった作品でした!
まず第一に、「コマ割り」です。非常にユニークで、また工夫のこなされたコマ割りだったと思います。コマ割りは一見意識されないようで、実は作家の個性に大きく関わるものだということを改めて認識させられました。場面ひとつひとつを活かしつつ、読者の視線を引きつける、本作品の絶妙のコマ割りには、作者のこだわりと、才能が見える気がします。
次に、「瞳」です。目は口程に物を言う、ということわざがありますが、これほど瞳の動きが繊細に描かれている作品は珍しく、瞳で感情を伝える/否応にも感情が伝わってしまう瞬間を、見事に捉えていると思いました。無論「瞳の動き」ではないところで勝負をなさる作家さんもいらっしゃいますが、どの漫画でも、瞳で登場人物の感情をしっかりと伝えることのできる作品は、読者の共感を得易いと思うのです。特に恋愛ものでは、瞳は大切な役割を果たします。柚北まち子先生は、それを良く分かっていらっしゃるのだと思います。繊細に潤む美しい瞳、鋭くてエロティックな瞳、とても丁寧に描かれるのは、素晴らしいと思います。
更に、「トーンと線」です。細い線/太い線の使い分け、ハッキリとした/柔らかさを強調したトーンの使い分け、が特にに巧みだと思いました。細い線と太い線の使い分けは、ハイライト(注目させたい場面や視線がふと止まり、時を止める場面、主人公の視点等)を強調させる効果があります。また、トーンは、柚北まち子先生の場合は、背景や服装などだけでなく、影、効果として使用しており、主人公の「せつなさ」や「エロティックさ」が際立つように工夫されています。例えば、"卓の「愛されたい」"の場面や、"パパ"が彼を覗き込む場面が、作者のトーンの巧みさを物語っていると思います。
最後に、「アングル(角度)」です。すっぽんぽん。さんがレビューされているように、露出を強調したラブシーンではないのにもかかわらず、アングルの工夫によって、充分エロティックなシーンに仕上がっています。これは、柚北まち子先生の武器ともいえるかもしれません。もっと見せて欲しいと思わせてくれる場面が沢山ありました。どの作品も、続きが読みたいと思いました。『パパは悪い男』は特に、是非続きを!笑
柚北まち子先生の作品は、もちろん初めてでしたが、非常に興味深く、また、これからがとても楽しみな作家さんなので、これからも買い続けたいと思っています。
誤解が無ければ、パパは離婚(調停中)なんてことにはならなかったってことだよね?
と、いらんことを考えながらも、設定(友人の父親が好き)が好きなので気にせず読む!
パパに会いたいが為に、週末友人の家に健気に通ってる卓。
その気持ちがパパにバレてそういう関係になっちゃうのですが
どうもパパの方が何となく煮え切らない。
いつかは自分から離れていくもんだと勝手に完結させようとしてる部分もあったり。
最後は何となく恋人として終わったような気もしますが、まだ始まったばかりですし
まるまる1冊このお話で読みたかったなぁ。
パパが腹をくくって、もっとラブラブしてるのとかvv
他に何話か別のお話がありましたが、他は私の好みでは無かったです(^^;)
アングルが、裏筋が、白濁が・・・・(ワナワナワナ)
エロいッ!
おおう!アングルが!
そっからのナニを描きますか先生!!!
親父サイドの腕の間から見える若い”ナニ”!!!!
失礼しました。下品でした。でもエロくて素晴らしいです。
エロがいいです。
でもオヤジは正直どうしようもないやつです。
誤解が解けずに妻と離婚調停中の友人の父。
そんな彼が大好きな主人公。
親父も親父で視線を感じ取ってズルいワルいモーションで
ぱっくり頂いちゃう始末。
もうすぐ息子も妻のところへ行ってしまう寂しさ、捨てないでねって気持ちからのさみしさ。
つまりは寂しがりなどうしようもない父親ですが、
どうやら携帯に主人公の画像を大量に入れているあたり愛しているようで・・・?
はっきりしない関係ですが、まあ愛は感じました。
とにかくエロのアングルにやられた読者ですいません。←
短編漫画では、「パパに言いつけるぞ!」なくそったれ息子がでてきたり
いけ好かない登場人物もいますが(笑) どれも面白いです。
最後の書生さんのお話は、時代を感じつつかわいいお話でした。
想定外の「おら!許さねぇだ!!!」
綺麗な顔していなかっぺ大将のような訛りは何故かクセになりましたwww
パパさんん!なんというアングルですか!
表題作とその描き下ろし(30P)を含めた4編からなります。
電子書籍のバナーで気になっていた作品が紙媒体で読める!と即購入。
初コミックスの為か新しめの作品ばかりでした。
【パパは悪い男】
息子の友だちに手を出すことへのパパの節操&葛藤のなさが最初はしっくりこなかったんですが、それが卓(受)の健気さを引き立てるので良いのか、と(笑)
離婚調停中なパパの背景がもう少し明らかでもいいような?
特筆すべきはクセのない可愛らしい絵柄なのに、なんともエロいアングル!
初めて見るような斬新なアングルで描かれている場面に『ありがたや~』と合掌w
卓の視線を意識したように覗き込むパパの目線が色っぽくて体つきがエロっぽくてイイ。
読み手が卓と同化しそうです。
お互いの隙間を埋めるような付き合い方に不安を持て余していた卓がパパの隠れた心情に触れ落涙する縦長のコマが効果的で強い印象を残します。
展開の頼りなさを絵が見事にフォローアップしたという感じ。
【からだコントロール】
この作品が読みたくて購入しました!
過去のトラウマで彼女を作れなくなった古賀(攻)に愛妻弁当で告り、仕上げにホテルへ呼び出す後輩:城野(受)のスタートダッシュが男らしい(笑)
でも雄々しい?文字通り体当たりなアプローチに走らせた想いがいじらしかった。
セックスにおいてごまかしのきかない男同士だからこそのトラウマ解決法でしたが、典型的な絆され展開。
でも好き。
【告白ゲージ】
素直になれない幼なじみの話ですが受の子の性格が可愛いと思えず読み進めるのに苦戦しました。
【少年開花】
書生って言葉だけでワクワクときめく☆
絡まれて困っていたかおるを助けた智晴。
出逢いから微かな好意を抱いているように見えるふたりですからじれったさもなく早めに想いが通じます。
ただそのまま進まず深い関係になってから互いの環境で少しグズつく感じがアクセントになる展開が面白かったです。
智晴が口説き文句を標準語で教えるという名目で密かな胸の内を混ぜる場面が好き。
‐‐‐‐‐
全体的に受けが健気ではにかみながらの上目づかいにキュンとしました。
そしてエロい(笑)
この作家さんの次の作品も楽しみに待ちます。
親友のお父さんと大学生のカップルって美味しそう…とあらすじに惹かれて、購入しました。全部で4つのお話がありましたが、最後の「少年開花」が一番好きでした。
「少年開花」
湊で噂の書生さん(かおる)は、皆に小鳥がさえずるように喋る謎に包まれた魅惑の美少年と思われています。実際は、訛りが酷いのが恥ずかしくて誰とも喋れなかったのですが、華族の智晴とは話し相手になりたいと、訛りを直す練習を二人でします。この時の、練習と言いながら「愛してる」とか「君の事ばかり考えてしまって」とか本心を言ってしまう智晴に、かおると一緒になってキュンキュンしました。言い寄られていた浩三に大事なノート(智晴が作った標準語ノート)を破られそうになって、必死に取り返そうとするかおるの姿には涙が出ました。男らしくてカッコイイ智晴と健気で一生懸命なかおるは大好きなカップルでした。他のお話も面白かったけど、最後のお話で1冊読みたかったな~と思いました。
chellydish
すっぽんぽん。さん!
コメント嬉しかったです!ありがとうございました!(*^o^*)
すっぽんぽん。さんの仰りたい事が凄く良く分かりました!
もうっ、まったくの同感です!!!
今回抑え気味だったので、次作に期待したいと思っています。
長編も描いてもらいたいなぁ・・・。とにもかくにも、
柚北まち子先生による渾身のラブシーン(エロ)が読める日が待ち遠しいです!笑
すっぽんぽん。
コメント失礼しますm(__)m
「アングル」やっぱ良いですよね…(グッ!)
同じ意見の方がいらして嬉しいです。
あのアングルでもう少しエロシーンがあればどうなっていたか…
そこが惜しいです(笑)