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表題作四ツ谷恋談。上

四ツ谷浬,大学1年
菊地那由,大学1年

その他の収録作品

  • 四ツ谷愛談 上
  • あとがき 上
  • 岩田恋談。上

あらすじ

大学生の那由は、高校生のヤンチャをしてた頃に更生の手助けをしてくれた警官・四ツ谷に片思いをしていた。常々告白の機会を伺っていたが、勇気が出ず諦めかけていた時、なんと大学で彼の息子・浬と友人になる。
チャンス到来!と思いきや、知り合って以降、浬の挙動が怪しくて一抹の不安を覚えた那由はーー?

友人…? 変人…? いや、ストーカーだ!!!

作品情報

作品名
四ツ谷恋談。上
著者
高城リョウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784866532646
3.8

(47)

(17)

萌々

(14)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
178
評価数
47
平均
3.8 / 5
神率
36.2%

レビュー投稿数7

ある意味最強のストーカー(自称・婚約者)

超〜粘着質で執着質で、思い込み激しくて、脳内変換上等で、鋼メンタルの超ポジティブ思考なイケメン・四ツ谷にロックオンされちゃった純情ヤンキーくんのお話で、面白かった。

とにかく四ツ谷が常に斜め行くポジティブメーターを完全に振り切ったストーカーなんだけど、四ツ谷本人は自分のことをストーカーだとは思っておらず、高校時代からお付き合いしている婚約者だと思ってます。

高校時代は血気盛んで喧嘩っ早かった那由は、2つ上の先輩である四ツ谷にガンたれられたと思い込み喧嘩を売りに行った事があるんだけど、それが四ツ谷の中では「君から告白された♡」という事に脳内ですり替わっている事を知り愕然とする那由。


那由は、荒くれヤンキーだった時代にちょくちょくお世話になっていた交番のお巡りさんに対してほんのり恋心を抱くようになっていたのだけど、そのお巡りさんの実の息子がまさかの四ツ谷だったので手荒く拒否もできません。
まごまごしているうちに、那由のことを自分の恋人だと父親に紹介していたり……と着々と外堀を埋めていきます。

あいつはやべぇ!!といくら避けようとも威嚇しようとも、ちっともへこたれない四ツ谷の鋼メンタルっぷりときたらすごい。
ちゃんとしていればスパダリなのに、那由を中心に世界が回っているただの残念イケメンに成り下がっている姿がおかしい。

さらっと読めて楽しい一冊だと思います。

5

ストーカーでも許せた

浬の表情にたまにゾクゾクするけれど、それも楽しい作品でした。何を言っても斜め上なのと、那由が大好きなのが分かるのと、無理矢理にエッチに雪崩れ込まないのも、ストーカー作品なのに嫌悪感が湧かない理由だと思いました。
那由の為に留学までして頑張って来たのも好感が持てました。まさかお父さんに留学中の間の那由の様子を頼んでたなんて!でも那由が本当に四ツ谷さんが好きになってたわけじゃ無くて、お父さんを取られたような気持ちだった事に安心しました。

1

結局は顔なのか?!

ストーカーも見た目がかっこよくて、ここまで天然に勘違いしてると許せちゃうんだなと思ってしまった作品でした。
高校時代から勘違いしっぱなしで、付き合っていて婚約しているとまで思い込んでいた浬がかなり怖いんですが高城さん特有のちびキャラでコメディタッチ満載なので流されまくる那由がちょろいです。
どこまでがストーカーでどこまでが愛するがゆえに全部知りたいと言う気持ちなのか、怖っ!と思いつつも那由と同じように段々浬の優しさに許せていってしまいました。

2

思い込み激しい&言葉が通じないストーカーはホラー!

『マウントポジション!』のタチ同士のマウント対決がとっても好みだったところに、ホラーらしきタイトルが目にとまり上下巻をまとめ買いしましたが、「四谷怪談」じゃなくて、『四ツ谷”恋”談』でしたね。

最近は本を読みながら驚くのが楽しくて、あらすじも読まずに買ってますが、まさかタイトルもちゃんと見てないとは…
改めよう、自分。

ストーリーはラブコメ。
思い込みの激しいストーカー君に、まーったく話が通じないところは、ある意味ホラーでしたが…


やんちゃが過ぎて人の道を踏み外しかけていた那由に、親身になってくれた、おまわりさんの四ツ谷さん。
おかげで那由も大学生、四ツ谷さんを好きになり、今は恋の道を踏み外そうとしているw

電柱の影から四ツ谷さんをそっと見つめる。
那由もストーカー気質じゅーぶんなんですが、そんな那由にまとまりついているのが四ツ谷さんの息子!


息子・四ツ谷は、那由が夜間ストーカーができないように上着を盗み、隣の部屋に住み、空き巣トラブルを助けたのは良いとして、なぜにパンツだけをクローゼットの中にしまうの???
(男子の色気が無いパンツなんて、四ツ谷以外には価値ないっつうの!)


さらに「君から告白してきたくせに他人行儀だよね」って…???

四ツ谷と那由は高校の先輩後輩、その頃の四ツ谷はヌボーッと地味で、那由に絡まれたことがある。

「こそこそしやがって」 → 「姿を見せてくれよ」

「逃げられるとでも思ってるのか」 → 「俺はもうお前を逃がさないからな♡」

殴る → 激しい愛撫

こんな風に那由の言動を都合よく変換させる四ツ谷の思考回路がおかしすぎる!


四ツ谷は見た目はイケメンで、アメリカ留学後に起業もしてる、黙ってさえいればかなりのハイスペック男!
でも全ての言動は那由のため、起業したのも那由との結婚を見据えていたから…


ほんっと四ツ谷には言葉が通じないのが怖い!
迷惑してる那由が「好きな人がいる、お前の親父だ」と言ったら、「気持ちはちゃんと伝えたほうがいい」って背中を押してくれた。
四ツ谷でも好きな人の幸せを願う気持ちはあるんだ、那由の気持ちをやっとわかってくれたって思ったのに、、、

「親に結婚の挨拶」って…
もう、どこをどう変換させたら、そうなるのかがわからない!
四ツ谷、本気で怖い!


でも、那由も四ツ谷さんに恋人(妻・四ツ谷の母)がいるのを見て、この気持ちは恋じゃないって気付いた。
そしてある事情から、四ツ谷に冷たくされると、、、

引かれると押したくなるのが恋ですよね。
四ツ谷はそんな駆け引きをするつもりはなかっただろうに、那由は四ツ谷から冷たくされて気になってしまう。

間が悪いというか、まるめこまれたというか、那由はカラダでもあれよあれよといううちに四ツ谷を受け入れちゃいますw

そして四ツ谷は那由と結婚する気満々!
四ツ谷は頭おかしいし、怖いけど、膝立てしながらのプロポーズはかっこよくて、ちょっぴしキュンとしました^^
(ほんと余計なこと言わなきゃかっこいいのにねぇ)

そして四ツ谷と那由の結婚の行方は…下巻に続きます。


私は淫靡な雰囲気のホラーBLが読みたかった…
でも方向性は違うけど、四ツ谷の言葉の通じなさがとにかくホラーでしたw

1

ストーカーにストーカーの概念はないのだな

上巻読み終わるまで「四ツ谷怪談。」とタイトル勘違いしてました!気付いてよかった(笑)

大学入学して、片想いしてる警官の息子・四ツ谷と友達になったと思ったら、四ツ谷の中では3年前から付き合っていたという衝撃の出会い(笑)
これが”出逢い”と思ってるのがまぁ那由だけだけど。
怒っても突き放しても、那由の言動全てがプラスに変換されて四ツ谷に吸収されるのホント毎度爆笑でした。
ちょいちょい策士っぽい含み笑いを浮かべるから「おぉ怖い(萌)」とか思ってたら、純粋に愛ゆえのねじ曲がった行動が発揮されてるから「策士」とかそんなカッコイイものでは無かった・・・けどそれがある意味怖いけど(笑)

上巻の時点でソコソコ絆され始めてる那由。エッチは最後までしちゃうからねー!ふふふ

1

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