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表題作マヨナカマヨネーゼ

スープカレー研究所の料理研究家 24歳
鈴木財閥の御曹司 24歳

同時収録作品伯爵の箱庭

日本に来日した伯爵 グレーテル 29歳
拾われた青年 一二三    19歳 

同時収録作品ミルクスティックパンチ

高校生 山下
ライバルの高校生 森島

同時収録作品化粧の契り

芸妓置屋の化粧師 葵
芸妓置屋の息子 美春

その他の収録作品

  • 伯爵の裏庭
  • あとがき

あらすじ

ボロアパートに住む、自称料理研究家の青年の元を訪れた鈴木財閥の御曹司。
一晩宿を借りることになったけれど、ドキドキが止まらなくて眠れない!
まさかアイツ、私に媚薬を盛ったのか!?
初めての衝動に戸惑っていると、青年は悪そうな笑顔で押し倒した上、先程着たばかりのパジャマを脱がしはじめて――…。
「知りたくない? あんたが知らないこの先の、もっと色んなこと…」
一般庶民×超絶ピュアな天然箱入り坊ちゃんの下克上ラブ★

【収録作品】 マヨナカマヨネーゼ/マヨナカマヨネーゼ~ディアブル風~/マヨナカマヨネーゼ~ジャングル編~/ 伯爵の箱庭/伯爵の中庭/ミルクスティックパンチ/ミルクスティックパンチ~かえりみち~/化粧の契り

作品情報

作品名
マヨナカマヨネーゼ
著者
Secco 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784812484050
3.2

(24)

(1)

萌々

(9)

(9)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
72
評価数
24
平均
3.2 / 5
神率
4.2%

レビュー投稿数7

バラエティパックのような短編集☆

「麗人Bravo!秋号」の試し読みで興味をひかれ購入。

四話それぞれのテイスト違いが面白い!
初コミックスとは思えない多芸さにビックリでした☆
絵もキレイで、ショタ~高校生~社会人まで、キッチリ描き分けられてます。


◆【マヨナカマヨネーゼ】
自称料理研究家の青年宅を深夜訪ねてきた財閥御曹司・鈴木。
話を聞いてみると、TVで見たスープカレーが急に食べたくなり、青年のボロアパート(スープカレー研究所)をレストランと勘違いして押しかけたらしく…。

信じられないほどピュアで世間知らずな鈴木。
カレー缶の悪魔マークを怖がる等、トンデモな発想が面白いし可愛い。
振り回されるうちに鈴木にハマってる青年の気持ちがよく分かるv

夜食のマヨネーズをキッカケに距離が縮まったり、
食材を採りに出向いたブラジル農園(ジャングル規模)で遭難したり…
二人が探求してるはずのスープカレーが実は話にあまり関係ない、そんな自由さが好きですw

こんなお育ちの良い鈴木がなんで顎ヒゲ生やしてんの?とか、
毎回ヘリで迎えに来る執事の人相の悪さとか、
どうでもいい小ネタがいちいちツボw
ナンセンスコメディだけど、Hシーンはちゃんと愛が感じられ色っぽいところも好き♪

◆【伯爵の箱庭】
文明開化の時代。西洋人伯爵×日本人青年。
青年の、何にも染まらない素朴さこそ、
西洋文明を模倣する日本人に口惜しさを感じる伯爵が
求めていたものなのでしょう。
でもそんな伯爵も、青年のメイド姿の前には無条件降伏なんですね…w

◆【ミルクスティックパンチ】
高校生同士。
仲が悪いはずなのに、LINEでクマとウサギのアイコンでキャッキャ会話してたり(これが果たし状w)、手作りパンを持ち寄ったり、どう見ても仲良しw
周囲からのツッコミを機に、互いを意識→急速に好き同士になる単純さが可愛い♪
攻が受の尻を、パンの要領で(?)こねるシーンがツボでした!
(やたら肉感的で、アホなシーンなのにエロいww)

◆【化粧の契】
化粧師×舞妓の主従関係に萌えv
互いのためそれぞれの仕事に打ち込む、健気な二人が素敵でした。
比較的シリアスな話ですが、受が攻に惚れるシーンの効果音が「パキューン♡」だったり、ちょっとした遊びが面白かったですw


多彩さは素晴らしく、ツボなシーンも多いけど、
大した葛藤なく両思いになる展開が全話共通で、そこがやや物足りないかも。
でも、お題次第で色々描けそうな作家さんだと思うので、次作楽しみにしてます(できれば長めの話を読んでみたい…♪)

7

おバカと天然は最強

お笑い系2作品と健気系2本の取り合わせに、同じ作家さん!?と驚いた1冊☆
このおバカ系が面白くて、笑った笑った♪

夜中TVでスープカレーを見たら突然食べたくなり、秘書を起こすのが忍びなくハイヤーを呼びつけ店を案内させて来たのが大財閥の御曹司。
訪れた先は「スープカレー研究所」の看板を下げたアパートの一室に住む料理研究家。
余りに世間知らずの御曹司の、アホな天然が織りなす勘違いがこの二人を結びつけちゃうお話でした。

この御曹司、外見からして御曹司っぽくない(笑)何気に無精ひげ?キラキラしたかわいいお坊ちゃんじゃないのが、まず個人的ツボv
レトルトを知らないのはまあ、そうだろうの範疇ですが
借りたベッドが狭いのでもし自分の家のベッドなら二人で寝ても余裕があるのに…と考えた途端訪れた動悸に、マヨネーズのキャラクターがキューピッドだったことから惚れ薬という、変な方向へ思考が向いて思いこんでしまうと言う超天然(爆)
びっくりしながらも、頂いちゃう料理研究家ですが、この御曹司のピュアにほだされちゃう・・・この天然御曹司「君にはいずれ責任をとってもらう」とかカッコイイこと言っちゃって、おバカなだけじゃない?
そして帰宅してスープカレーを有名シェフに作ってもらうのだが、料理研究家の味が忘れられない。
その晩、そのシェフの作ったカレー粉にDEVILと書かれているのを見て、再び思い込みが~!(笑)
「午前2時に悪魔がやってくる」と料理研究家に純血を守ってくれと駈けこむ次第w

この御曹司の世間ずれしてない変な部分、外見かわいくないのにカワイイぞ☆
そして気になるのが、彼の秘書。
いつもヘリで御曹司を迎えにくるのですが、御曹司の世間知らずをどうにかしたら?という研究家の言葉に「大丈夫なんです」って?
面白いけど、この御曹司が奥深そうなんで、もうちょっと色々知りたい♪と思われます。

もう1本オバカで面白かったのが【ミルクスティックパンチ】
ヤンキーものによくあるそれって~?な展開なのですが
どうやらライバルらしい山下と森島なのですが、彼等のケンカの果たし状はLINEでうさぎとクマがいかにも仲良さ気な、”パン焼いてきたけど食べる?” ”食べる~” ”じゃ、屋上で待っててね” ・・・どこが果たし状?(笑)
それらを見た仲間が、それって付き合ってる奴らのやってることじゃね?
と言われて、互いが好きかどうかキスして試して~というもの。
彼らのアホさ、単純さが、、、好きですーーー♪

あと、日本に来日したものの文明開化とやらで洋装する女性たちにうんざりした伯爵が、拾った男子を気に入る【伯爵の箱庭】、その男子がメイドコスをして鼻息荒くなる伯爵という【伯爵の裏庭】

小さい頃、化粧師の葵に紅をつけてもらってからずっと葵が好きだった美春は、家が芸妓の置屋の為、葵に気付けて化粧してもらいたくて舞子の勉強をして時々ピンチヒッターなどでお座敷に出たりもする。という健気な一途愛を描いた【化粧の契り】

それぞれにテーマに沿って描かれた作品ということですが、引き出しの広い作家さんでそれぞれに見せる作りをされる方だなぁ。バラエティ度があることで関心しました。
お笑い系は天然おバカ傾向が強いので、そうでない部分のお笑いも見てみたいかも?
今後に期待して奮発の萌×2

5

わりとガチムチ

初コミックスだそうですが、WEB雑誌系で初コミックスの作家さんって、皆さん絵がお上手できれいですね。
この方も、ビックリするくらい絵がお上手。
内容は、WEB雑誌で配信分+書き下ろし3編と、配信分だけ1編の4本。
表題作は天然箱入り御曹司にいきなり押しかけられちゃう話。
なかなかぶっ飛んだギャグ感覚で、このストーリー展開と、割とガチムチでリアルな肉体美とのギャップがなんともいえない。
その感じは、高校生同士のお話「ミルクスティックパンチ」でもっと顕著で、この少年マンガっぽいギャグ感覚と超展開って・・・?と思って探ってみたら、、、
この絵からは予想外だったけど、どうやらワンピ出身の方らしくて、ストーリー展開についてはなんとなく納得。
そして残りの2編は健気なカワイ子ちゃん受けで、こちらの絵柄は、なんか懐かしいような、アニメだとしてもワンピじゃないよね?と思ったら、、、こちらもとっても腑に落ちました。


2

思い込み激しいお坊ちゃま

財閥の御曹司とレトルトのスープカレーを研究している男とのコミカルな話。
御曹司のピュアと言うか思い込みが激しい素直な性格が可愛いらしくて面白い。

TVでみたスープカレーが食べたいと夜中にスープカレー研究室に一人で出向き
傍若無人に人様の家に上がり込みカレースープを所望する御曹司。
初めは傍若無人と思ったけれどそれはお坊ちゃま過ぎて常識を知らないだけと言う
浮世慣れした設定で、スープカレーを食べて満足し、流れで初対面の男の家に
泊まる事になり、そこで男がキューピー印のマヨネーズを食べていて、
御曹司も食べさせてもらうが、なんとキューピーの印=惚れクスリだと思い込み
それを知った男に初めはからかわれる感じから関係を持つと言う話。
浮世離れしてピュア過ぎる御曹司とスープカレー研究をする男の変わった恋バナ。
コミカルに楽しめる娯楽作でした。

3

マヨネーズは○○の薬♪

なんか気なる表紙の絵とタイトル…と思いつつ、
手に取る機会を逸していたのですが、ついに読めました~~


受け攻めどちらかが大層なマヨネーズ好きで~というお話かな?
なんて、なんとな~くと思っていたのですが、
そんなユルい(?)話じゃないのですねw

表紙のヒゲの男性が、
(青年実業家かと思ってたら全然違ったw)
レトルトも知らない、マヨネーズも知らない、かなりのいいトコのお坊ちゃんで、
しかも大層な天然で、思い込んだらそっから抜け出せないタイプw
(あれで財閥の跡取りなんて大丈夫?の前に、世の中渡っていけるのか?)

マヨのボトルに恋のキューピッドの絵が描いてあったからって、
マヨネーズが恋の薬(ホレ薬)と思い込み、
そのマヨを食べさせられたせいで、
自分は男相手に恋に落ちてしまった!どうしよう!!と、大いなる勘違い☆
本当は、
単に慣れないベッドに寝たら、
そのベッドの主(男)と自分が一緒に寝る…という妄想を勝手にしちゃっただけなのに~


あまりに思考がピュアで、ヒゲの外見とのギャップがよくて、面白い!
そして読み進めると、
改めて「マヨナカマヨネーゼ」というタイトルがすごくイイと分かる♪

な……んですが…、
その表題作の最初の1話のインパクト&面白さがあまりに良すぎるせいか、
その後はなんだか尻窄みな感じがして…モニョモニョ…

裸体の肉付きとか、男っぽい表情とか、とても好みだったのですが、
話の最後のオトし方が、個人的にちょっとスッキリこなかったりも…


自分にとっては、
イイ!と、う~~ん…がすごく混在している評価に迷う本でした。
タイプが全然違うお話が合わさった1冊なので、なおさらそう感じるのかもです、
すみません…。

3

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