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表題作だからこの手を離さない

高取春彦,社長
清水智仁(トモ)

あらすじ

バーテン補佐のバイト最終日、清水智仁ことトモは、一見の客にナンパされ、帰り際には今までしつこかった客達に拉致されそうになってしまった。
その時、助けてくれたナンパな客、高取春彦に恩義を感じた智仁は、言われるままホテルで一夜を共にすることに…。
翌朝、黙って遁走した智仁は“トモ”の名残を捨て、新社会人として入社式に臨んだ。
だが社長挨拶で壇上に現れた人物を見て愕然―なんと春彦だった。

作品情報

作品名
だからこの手を離さない
著者
猫島瞳子 
イラスト
如月弘鷹 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
ISBN
9784871824149
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

設定が好き

結構好きな設定なのでお気に入り。
自分の色気に無頓着かそうでないんだかわからない受けのお話です。

ホステスメインの高級クラブでバーテンとして働き、夜の世界は一時稼ぐための手段。大学卒業と就職を機に新社会人としてこれからは真っ当につつがない生活を送るつもりでいた智仁。
バイト最後の日にトラブルに見舞われ、その日出会った男に助け出されます。
お礼のつもりでその夜男と寝てしまいますが、後日件の男が入社した会社の社長と発覚。
入社のため見た目も雰囲気もイケてる→地味・冴えない風に変えた智仁は、彼に気付かれないよう同じビルで働くことになりますが・・・

当初・春彦が「遊びなれてる素敵な大人の男」というイメージだったのが「金持ちで変な人」になってしまったのが期待したのと違っててちょっと残念かな。
「~だね」「~じゃないかな」等口調でソフトな物腰と押しの強さでつれない智仁に問答無用でモーションをしかける危険な人でしたw
ソフトな口調も時に駄々をこねてる子供のように感じることもしばしば。ペットにちょっかいかけすぎて嫌われるタイプ(笑)
「過ぎたるは及ばざるがごとしですよ」と秘書の広川が冷静に社長を窘めるのがツボでした。

本当の恋をしたことが無いんだねと言われムキになってしまうほどプライドが高い智仁は、まんまと春彦の思惑に乗せられてしまいます。
社長と新人なのに恋愛なんてと言ってましたが、押し切られ愛人契約を結ぶことに。

割とあっさり智仁の正体がばれてしまうので、個人的にはその辺をもっとひっぱってほしかったです。
智仁がトモとわかってからは春彦のペース。ギャグコメ路線になっていきますが同じ設定の真面目路線の話で読みたかったかも。
まあ猫島さんだからコメディありきなんだけど。

1

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