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表題作青春リネーム

夕弦

あらすじ

横道譲には黒歴史がある。
それは昔、男とつき合っていたことだ。
その相手、桃山夕弦は今も同じ高校のクラスメート。
見目麗しく育ったが、乱暴者で孤立した夕弦は譲の存在に気づかない。
だが、ふとしたきっかけで譲が昔、自分とつき合っていた相手だと知り、夕弦は昔のまま変わらない無邪気な笑顔を向けてくる。
その上、まだ好きだなんて言い出して――…!?

孤高で美人な夕弦と、地味でさえない譲。
二人のユズルのゆっくりと育む愛の物語。

作品情報

作品名
青春リネーム
著者
アヤノ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758073400
2

(3)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

清々しい位のもだもだ感

新刊の時には発売に気づかず、まんだらけのワゴンで特価でセールされ、安いので冒険した次第。
案の定、事前の評価見ればしゅみじゃない二つのみ。
あぁ、これは典型的なハズレなんかなぁ、と思ったらそうでもないです。

自称ばりばりのノーマルで、いい人過ぎて、でも存在感なくて、いいようにスケープゴートにされてるとしか読み手には思えない譲。
それに対して生まれ育ちから完全にいらないあつかいをされ、人との交流にシャッターをしてるとしか思えない夕弦。美人でも、心は氷点下、特に女子には

そんなどうにも主人公にはならなさそうで、女子受けしなさそうな二人がかたや黒歴史、かたや心の救いとして意識し、妥協点を見つけ、徐々にそれを恋人よりにシフトする話。

男子同士の行き過ぎ友情と、なにげない日常になんかありそう感覚をつよく感じます。BLはファンタジー、な人からするとないでしょうね、こんな燃え上がらない愛情。
でもお互いの性質上、なんかの安心感は絶対お互いから感じてるように読めます。

付け合わせの短編はもう最初から最後までサド。
虐められてる受けを救って、虐めるのも殴るのも俺だけ、それが興奮するという、なんとも救えない話。
長々読むとゲロを吐きそうですが、短すぎる位なんでまあ、いいでしょう。

萌えました☆みたいなあまちょろい感想を拒否するような、じっくり静かな所で読みたい本です。

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