Cutting Age

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Cutting Age
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×211
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

263

レビュー数
11
得点
111
評価数
31件
平均
3.7 / 5
神率
25.8%
著者
 
媒体
コミック
出版社
大洋図書
シリーズ
H&C Comics ihr HertZシリーズ(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784813031178

あらすじ

俺の好きな八木さんという人はすっごいクズだ。
女にだらしなく、いいかげんで、調子がよく、そもそも好きになったきっかけも酔った八木さんにノリでキスされたせいだった。
ゲイだと言えず、孤独に死ぬしかないと思っていた俺にはそれだけで十分だったのだ。
それなのに、八木さんに元カノとのセックスに誘われ、
エッチな八木さんが見たいばかりに誘いにのったものの……!?

表題作Cutting Age

佐々木樹生 大学生 20歳
八木智明 バーのマスター

その他の収録作品

  • Another Cut

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レビュー投稿数11

好き嫌いが大きく分かれそう


オシャレなサブカル系の作風が好きなので読んでみましたが、めちゃくちゃ好みが分かれそうな作品ですね………。わたしはダメでした。クズがクズすぎて愛せなかった………。
女込みの3pもあるのでNLがある程度いける人じゃないと厳しいと思います。
ストーリーは合わなかったけど、作画とか作風は好みでした。めちゃくちゃサブカルだけど、ネタがサラサラ流れていく、シュールな感じじゃなくて、ギャグ豊富でテンポがいい感じ。サブカル系って説明不足で一度読みだとどういうこと??って混乱するネタとか描写が出てきがちなんですが、これは話の流れもネタもわかりやすくて頭に入ってきやすかったのが良かったです。もっと万人向きの作品が出たら次も読みたいです。

1

一途な想いが届く時

どつみつこさんのオリジナルを読めるとは!
でもクズ受け……クズかぁ…と個人的に若干ハードルが高かったので
戸惑いもありました;

ショットバーでバイトをしている大学生の樹生は
なかなかのイケメンなのにDT。…ゲイだから。
しかも好きな人はノンケでクズい八木さん。
3PでDTを卒業させてやると言われのこのこ付いて行ったラブホに
八木さんの元カノが待っていて…。

やっぱり八木さんのクズっぷりが最初キツかったです…。
誰にでも気に入られるけど深くは付き合おうとしない、
女はとっかえひっかえ(浮気も含む)で
誠実さの欠片も見当たらなかった…。
なんで樹生がそんなに好きでいられるんだろうと不思議でした。
樹生自体は真面目なコだし一生懸命だし。
酔った八木さんにキスされたから好きになっちゃったのは仕方ないかもだけど
嫌になったりしないのかなぁ…。
好きになった気持ちは簡単に消せないって言ってたけど
樹生にはもっといい人が現れそうなのに、と思ってしまいました。

でも、好きな人にでもしっかり意見出来て揺るがない樹生だからこそ
八木さんの心を動かせたんだな続きって終盤しっくりきます。
樹生の好意を弄ぶような余裕も、本気を試さずにいられなかったのかな。
実際自分が窮地に追い込まれなかったらわからないままだったかもしれない。
痛い目見ることも必要だったんでしょうね…。

八木さんの元カノの里香はちょっとどころじゃなく変わっている人物でしたが
良き理解者で樹生にとってはかなりの恩人!
いや、ホントびっくりしましたけどww

どつみつこさんの個性的な絵柄とお話は
万人受けする感じではないかもしれませんが
何度も読み返すうちになんともいえずクセになってしまいます。
次のコミックスではどんなお話を読ませていただけるか楽しみです!!
初コミックスおめでとうございました!

3

エッジィかと思いきや、ストーリーは王道で読みやすい

ファッション誌に掲載されてそうなお洒落マンガっぽい絵柄に惹かれて購入。
どんな尖った作品なのかと思って読んでみれば、冒頭の女性(=攻めの元カノ)交えての3P以外は、意外と王道で分かりやすい展開のお話でした。
【童貞×クズ】のカップリングから期待するようなモノが読めたかなって感じです。

八木のクズっぷりがほんとクズ!
一方で、樹生がヘタレで童貞なのにクズのノンケ相手によくここまで健闘したな!!と。
ストーリーが進むにつれ、樹生がどんどんカッコよく見えました。

ストーリーは、冒頭の掴み(3P)のインパクトに対してその後の展開にちょっと物足りなさを感じてしまったため「萌」止まりですが、最後の描き下ろしで一気に可愛くなってる八木さんを見ると、この先の二人のお話がもし読めるなら萌度は確実にアップしそうな気がします♡

1

さみしがり屋のクズ

お洒落な表紙で、帯の文句も気になるものがありますね。

皆さんがおっしゃられている通りのどうしようもない八木さんなんですが、私はあんまり嫌いじゃないですね。貞操観念はゆるゆるで、彼女に対して酷いなとも思うのですが、まぁそんなことを許すような子だし、そう言うクズと知っていて付き合ってるわけだから、みんなに平等に愛想のいい八木さんは、魅力的に思えます。

ただねー、へたれなんですよ。本気で迫られるのに逃げ腰と言うか、人をあんまり信用してないのかなぁ。そんな八木さんを冷たく無視されても諦めずに思い続ける樹生が健気でしたね。そして、元カノもさばさばしていていい子!
 
表紙のビビッドな感じからはちょっと違った純粋な童貞くんのお話という見方で楽しませていただきました。

1

クズ受けが童貞攻めに落とされるまで

バーでバイトをしている樹生(攻め)は、女にだらしないクズの同僚・八木(受け)のことが好きだ。ゲイで、人と恋愛できるなんて思っていない樹生は、想いを告げることなんて考えていなかったが、ある日八木に童貞であることを揶揄され「俺の彼女とで3Pする?」と誘われる。女性とのセックスに興味はないのに、八木のエロい姿を見たいという理由だけで誘いに乗ってしまった樹生だったが…。


まず、女性を含めた3Pシーンがありますので、地雷な方はお気をつけください。

内容についてですが、受けが本当にクズでした。元カノだか今カノだかを童貞の同僚(攻め)に3Pで抱かせるのですが、その行為や言動がクズ。で、3Pに同意していたはずの元カノにグーパンチされます。
その後、攻めが受けを好きだというのがクズ受けにバレます。でも好意を向けられるのが面倒くさい受けは、それをなかった方向に。そしてソッコー別の客とそういう仲に。

クズ、満貫です。読んでいて、その時点では受けのことはカケラも好きになれないのですが、その後の展開がなかなかクズながらに人間らしく、可愛かった。このクズ受けを好きになれない方もいらっしゃる続きと思うのですが、最終的には私は好きでした。
何となくはらださんのクズ受けにつながるものがある気がします。基本自分のことしか考えていない、人の気持ちはどうだっていい。そんなキャラが、わかったような口を聞く攻めにムカつきながらも、自分でも知らないうちにだんだん存在を受け入れる。攻めが別の人と付き合うと思ったら、うるさいのがいなくなるから喜びそうなものなのにムカつく。

最初の3Pの時点では、もし攻めと元カノがくっついても受けは全然オッケーだったと思うのです。それがいつオッケーじゃなくなったんだろう、と思うと萌えました。恋愛なんて自分にできるわけがないと思っていた童貞ゲイの攻めが、勇気を振り絞って頑張って、報われたのがすごくよかったなと思えました。

女性との絡みは正直萌えなかったけど、素敵な話でした。攻めに抱かれてトロトロになっちゃってる受けがエロくて堪能しました。

3

クズが可愛くなる展開は最高

中身はSHOOWAさんを思わせるラフな絵柄。
尖ってるぜ!な媚びてない風の黄色い表紙が印象的で買ってしまいました。

内容はちょっと好き嫌い分かれるだろうな〜という帯通りのクズなかんじ。
女の子との3pシーンがほんとにクズでびっくりw
でもそのクズ野郎が最後の方で童貞くんに犯されてる時グズグズになってるのはよかった!!

やはりクズ野郎ほどピュアな子に好意を向けられてグズグズになってほしいですね〜。
登場人物みんなキャラが立っていて、また面白い作家さんが現れたと思いました。
ハーツは新人さんでもいきなり連載にトライさせてくれるところが非常に良いと思います!
次回作も楽しみ〜!

1

ナンパ防止策が可愛すぎました..

どつみつこさんデビューコミックの帯の
「初めてのセックスが好きなひととその彼女の3Pでした」に惹かれて買いました

DT×クズは割とよくあるけど、3P設定それも異性ってBLではなかなかお目にかかれない斬新な設定です

クズな八木さんの貞操観念は崩壊してます
彼女いても浮気当たり前で、その彼女にDT佐々木君の筆下ろし3P頼みます
佐々木君は八木君に片思いなので、八木さんのセックス見れる!!と間違った興奮に駆られて提案を受け入れる
でも実際八木さんと彼女のセックスみたら、俺凹んでは..
と当たり前の事に現実になってから気付く佐々木くん

流石DTですw
色々間違ってます

でも、凹んだのもつかの間八木さんの色っぽい声に反応し興奮マックス
八木さん彼女に突進です
めでたく卒業しましたが、その熱視線の方向で八木彼女に八木さんへの想いがばれてしまいました...

この彼女が良い子なんです
八木さんの代替にされた事には怒るけど、自分で納得して受けた話だから責任は転嫁しないんです
たいした男前ですよ
実際彼女が一番男前でした

八木さんは弱虫だから自分の続き心を無条件に他人に預ける事が怖いんです
だから、誰とも深く繋がらず表面だけで過ごしてました
誰に対してもクズっぷりを見せつけていたのは、そんな俺でも愛してくれる?という相手の気持ちの重さを計っていたのかもしれません

きっと自分の愛が本当は凄く重くて、でもそれと同じくらい返してくれる保証がないと愛せない怖さ、弱さ

まぁとんでもなく面倒な八木なんです
でも、佐々木くんは怯まない
何度も凹むけど、諦めないんです
健気ワンコです

色々あって弱った八木さんの側に駆けつけたのも佐々木君でした
やはり来てくれたのは佐々木くんだけで、何かあっても自分を見捨てない見返りの無い佐々木君の想いに触れてようやく自分の心を預ける事が出来たんです
弱っちい八木さんは

ラストのデレた八木さん可愛かったなぁ

すんなり純愛、あま〜いとかそういう要素はないんですが、クズ八木さんも心底嫌いになれない捻た可愛気があるし、佐々木君はぶきっちょだけどとても懐ろ深い男です

トータルで話が上手く纏められてて、キャラクターの作りの巧さ、ストーリーの設定などが初コミックとは思えない出来栄えでした

異色作としてとても満足で楽しませて貰いました
次回作も楽しみです!

5

受けの彼女と3P、引き込むけど、ちょいモヤモヤ…

かなり荒削りな絵柄ながら、
マジメ童貞 × クズ という2人の個性がすごく立っていて、
立体的にキャラクターを描いているなぁと感じたし、
攻め と 受けの彼女 と 受け の3Pエッチシーンが最初にあるのも、
すごく引き込まれる展開でした。

これ、ノリで3P(攻めは受けの彼女に挿入)するんじゃなくて、
攻めが居たたまれなさや後悔の気持ちで帰りたくなりつつも、
受けが目の前でヤっていて誘ってきたら、好きな気持ちで抗えず…
でもやっぱり事後は虚しくて…罪悪感が残り…と、
気持ちの揺れがちゃんと描かれてるのがよかったな。

でも正直、好みの展開とは言えないし、
受けの思考がクズすぎるよ!って思いましたけどね (^_^;)

ちょっと気になったのは、受けの彼女の気持ち。
3Pだって事前に分かってて承諾して事に及んだのに、
最後はグーパンして「クソ野郎ども!!!」と吐き捨てて去る、
その心中がイマイチわたしはよく分からなかったな。
彼氏の友達が童貞捨てるために3Pするならいいのに、
そいつが自分の彼氏を好きなんだと分かったら、
もしかしたらすでに付き合っ続きてるのかも?と思ったら、頭にく、る…?
受けが酷いクズ男なのは、
十分過ぎるほど分かってるはずなのにね。
その辺を考えられずに3PなんかをOKしちゃうのは、
恋ゆえの盲目なのかな?

サバサバしていて、
男が好きな攻めのことも後押しして、相談相手にもなってくれて、
BL本的には好感を持ちやすい女性キャラになるのかなと思うけど、
個人的には、話にインパクトを持たせるために、
都合よく動かしているようにも思えて、ちょっとモヤモヤしました。

受けのクズさを筆頭に、
正直好みじゃないなーーと思うところはちょいちょいあったのですが、
型にはまらないキャラとか、勢いとか、表情とか、
すごく魅力が詰まっているよなぁとも感じた1冊でした。

次回作はどんな話だろう?と、ものすごく興味がわいています。

7

難攻不落のクズ受けが魅力的

どつみつこさんの初コミック。
表紙を見て、ZAKKさん?と思いましたが、中の絵はもう少し平面的。
でも表情や表現、コマ割りなど工夫されていて、緩急のつけ方が上手いと感じました。好みの作風です♪

あらすじ:
バーでバイトする大学生・樹生(攻め)は、ゲイで童貞。
ある日、バイト先の先輩・八木(受け)に誘われ、八木の彼女と3Pすることになり…。

インタビュー記事にあるように、
童貞の樹生が、クズでタラシな八木を攻略しようと頑張るお話。
どんどんカッコよくなっていく樹生が素敵ですが、
樹生に落ちそうでなかなか落ちない八木のしぶとさも魅力的で、
年下×年上モノの面白さが詰まっています。

樹生は童貞ですが、ゲイだから相手選びに慎重になっているだけで、普通にイケメンな好青年(ややヘタレ)。
八木に誘われるまま、八木の彼女で童貞を捨ててしまいますが
(※このシーン、八木×彼女も樹生×彼女もあるので、苦手な方はご注意を)、
そんなロクデナシと知っていながらも八木を諦めきれず、前向きにアプローチを続ける…
そんなワンコ属性のキャラです。

八木は、誰にも本気に続きならない軽薄な人物ですが、樹生に告白されて以降は、彼のアプローチに赤くなる等、可愛い反応も。
しかしここで安易に落ちないところが流石クズ?
樹生の頭を撫で撫でしたり、
樹生の手を握ったりして、
反応を面白がっているところに年上の余裕を感じます。
しまいには家に呼んでフェラまでさせてくれますが、唐突に、俺独立するから♪と別れを告げるドSぶりを見せます。
決して良い性格とは言えませんが、受けとしてはその難攻不落ぶりが面白く、目の離せないキャラでした。

この八木、意地っぱりで捻くれた性格に最後の最後までブレのない点が魅力的。
独立に失敗し、金も頼る人もなくなったときに初めて樹生を呼び出し最後までヤっちゃいますが、
それでも「好きだ」「寂しい」等の本音は決して口にしません。
「いつか
 お前自身の話も聞いてやらんでもない」
とあくまで上から!
泣きながら抱かれた後にこんな台詞が吐ける可愛げのなさが可愛いく、ちょっとカッコよくも思えましたv

描き下ろしは、付き合ってしばらく経った二人の話(約9ページ)。
八木が樹生に甘えていたり、樹生に激しく求められて寝かせてもらえなくても怒っていなかったりと、人間的にかなり丸くなっている姿に萌えました(Hシーン自体はありません)。

ラスト→描き下ろしにやや唐突感はありますが、
上記のように八木はブレない(改心しない)ところが魅力のキャラだし、
そんな八木でも、樹生と付き合ううちに少しずつ素直になっていったんだろうな〜ということが描き下ろしで感じられる、良い構成だと思います。

初コミックでこの面白さはかなり期待できる作家さんかと思います。
次回作も楽しみです☆

7

純情勝ち!


本屋さんで見かけて、絵柄(主に手の描き方)がいいなぁと思い買ってみました。どつみつこさんの初コミックスだそうです。

バーテンとして働く大学生の樹生(ミキオ)は同じ店で働く先輩、八木に想いを寄せている。八木は顔も良く、その気安さからお客にも好かれているが、女にはとってもだらしないクズ男。
それをわかっていながらも彼への想いを募らせる樹生だが、ある時樹生が童貞であることを知った八木は面白がって自分の元カノとの3Pを持ちかける。

純情で真っ直ぐな青年樹生(攻)が臆病でクズな先輩八木(受)へありったけの「好き」で懸命にぶつかっていくお話。

八木のエロい姿見たさに3Pに参加する樹生。元カノを抱いて興奮する八木の姿や声で自分も昂り、八木を想う一心で八木の元カノで童貞を卒業してしまう。
虚しさと自己嫌悪の初体験のすぐ後、バイト帰りに八木から「おまえ俺のこと好きなの?」と唐突に問われ、言葉に詰まった樹生はごまかして逃げ出してしまう。
朝の通勤通学の人々の間を縫って走り出す樹生。作者さんはコミカルな表現にも富んでいて端々で可笑しくなります(変顔もあります笑)。

気まずい続き思いでバイトへ向かう途中、ひょんなことから3Pをした八木の元カノ、里香に再会します。3Pの際に樹生の想いに気付いていた里香。
カラっとした性格の彼女の言葉に樹生は励まされ、また八木のとっても臆病な一面を知ります。

里香と別れ久々のバイトに来ると八木の態度が豹変。「帰れ」「うぜー」と樹生を遠ざけようとします。
八木は一見、誰からも好かれているようで、けれどその実誰にも心を開くことはない。それは他人に自分の心を預けること、誰かを本当に好きになることを極端に怖れ、表面的な付き合を繰り返すしかできないから。
誰かと深く向き合うことに背を向け、拒み続ける八木に樹生は今度こそ逃げ出すことなくはっきり「好きです」と言い放ちます。樹生の八木を真っ直ぐに見つめる目には揺るぎない意志が感じられますね。
この店のなかでの告白シーン好きです。
ラブホでもバーであるお店でも「鏡」を取り入れた構図が描かれており興味深いです。

八木に自分の想いが本気だとわかってもらうために、吹っ切れた樹生は「好き」の猛アプローチの日々。八木から犬のようだと頭を撫でられたり、仕事中に手だけで触れあったり。もしかして脈ありか!?と思えば八木は新しい女と付き合っていたり…。
なかなか八木に自分の気持ちを信じて受け入れてもらえず。
それでも彼を好きでいることを諦められない樹生。

その最中、美容学校に通う里香とそのカットモデルを引き受けた樹生はすっかり友達同士になり、街を歩く二人の姿を見かけた八木はなんだかおもしろくない。樹生を家に招いて誘うような行動に出るも(前戯程度で本番には至らないのですが)、樹生の気持ち、自分の気持ちと向き合えない八木は独立するので店も辞めるから関係もこれっきりだと樹生を放り出します。

八木が店を辞め、会うことがなくなっても樹生はいつか彼と対等な大人になりたいと思います。そして独立する八木を応援したいとも。
子どもだった自分の立ち位置を見つめる樹生。
男が好きな自分に負い目を感じ、逃げ出していた最初の頃に比べると彼の成長ぶりがうかがえます。

一方八木は店を出すための資金を悪徳業者に持ち逃げされ、返ってくるあてもなくどん底に。最低最悪の気分。とにかく誰かに話を聞いてほしい。知り合いに電話をかけまくるも誰一人まともに八木の話を聞くとこはありません。今まで自分が他人へしてきたことのツケがまわってきました。
真っ暗になった頭のなかで最後に残ったのは自分が突き放した樹生のひたむきな告白。たった一人、何度も何度も真っ直ぐに向かって自分を好きだと言ってくれたのは彼だけでした。

「会いたい」
八木から電話を受け、走り出す樹生。
ここも好きなシーンです。どこまで真っ直ぐなんだこの子は!と。そして見た目もより男前になってびっくりです。

最後には本番があります。
至るまでに紆余曲折あったせいか、ついにここまで来たか~!と感動しました。八木がかわいいのが悔しいくらいです。
頑なに誰にも心を開かなかった臆病な八木に自分を信じていいと純粋な想いでぶつかる樹生。樹生が犬なら八木はハリネズミっぽくも思います(少々ひねくれ気味ですが(苦笑))。
八木の心の壁を崩せた樹生の純情勝ちです。

結ばれるまでが長いですが、読み応えもあり、様々に富んだ表現で飽きることなく始終面白く読めました。
八木の元カノである里香ちゃんが当て馬でもモブでもなく樹生の背を押す子として物語に織り込まれていて良かったですね。

後日談も欲を言えばもう少し読みたかったですが、夏の日陰のなかで幸せそうな二人が見られて満足です。

また次回作があればぜひ読んでみたいです。

6

面白かったけど・・・

途中までは良かったのですが、くっつくのがちょっと急すぎて単行本に収めるために展開を早めてしまったようにも見えたのが残念。
どうせなら2巻くらいでこの2人をゆっくり見たかったなあ。
でも、今後面白いもの描いてくれる予感もするので期待をこめて星4つで評価します。女の子と男の子のこういう友情ってなんか良いなと思いました。


2

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