ランジェリー姿のお兄さんには事情があって…!?

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表題作ランジェリーの男

武人、一人暮らしの大学生
成(なる)、武人の隣人、ウェイター

同時収録作品メロディーはまだ咲かない

碓氷宗義、サウンドクリエイター
桜咲

その他の収録作品

  • 武人くんと成さんのその後(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

夜の街の匂いがする場末の安アパートに住む大学生の武人はある日、部屋の前で女性物ランジェリーを拾う。てっきり「隣に色っぽいお姉さんが住んでいて…?」とエロい妄想をふくらませていたが、なんと実際の持ち主は「色っぽいお兄さん」でビックリ! そのうち「お兄さん」は武人の部屋にひんぱんにやってくるようになり…!?

表題作ほか、有名サウンドクリエイターに突然ナンパされた求職中青年の戸惑いのセンシティブラブストーリー「メロディーはまだ咲かない」も収録。

作品情報

作品名
ランジェリーの男
著者
梅松町江 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344840065
3.7

(17)

(2)

萌々

(10)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
63
評価数
17
平均
3.7 / 5
神率
11.8%

レビュー投稿数3

バランスがいいロマンスー

表紙が素敵・・・・!

表題作。
ビッチ系かな?と思ったら、そうでもなく。
攻めの純情学生くんがいい感じです。
自然な感じで恋愛していく二人にほっこりしました。
まあ最初の情景が特殊なんですけどね。
ランジェリー姿のお隣さん(男)なんて目撃したら
そら夢にも見るでしょう・・・。

同時収録のサウンズクリエイターと休職中の男の話。
シンプルに好みでした!
またしても出会いが「え?」っていう状況なんですけど、
前後編で余計なことは抜きで、二人の関係性がゆったりと描かれています。
うーん 碓氷さんイケメーン。
こういう肝心なところで無口でアレな人が好みなもので・・・。

作者ご本人もあとがきでおっしゃってますが、
本編(どちらも)のエロ度は低し。ランジェリー姿でエロそうなのにエロなし(!)
描き下ろしでしっかり取り戻されてますけどね!

個人的にはすごくバランスいいなあと思いました。
無理やりエロをねじ込まれるより
余韻とか、今後への期待に包まれたい派なので!

梅松先生のセリフはシンプルなのに言い回しに工夫があって好きです。

3

ノンケが男に恋する話、2編

2つの作品が収録されています。

「ランジェリーの男」前編・後編
主人公は一人暮らしの大学生・武人。
ある晩、お隣からケンカの声。ベランダに出てみると、女性もののランジェリー姿の男がいて。
どうやら男と痴話喧嘩をしていたらしい…
近所の喫茶店で課題が進まず焦っていたら、やってきたウェイターさんがそのランジェリーの男。
そこから少しずつ会話ををするようになり、一緒にいるのはクズのヒモ男で、ランジェリーも自分の趣味じゃないのに着ろと言われて着ているという背景がわかってくる…
武人はノンケなんだけど、その男・成(なる)のコケティッシュな魅力に惹かれ、どんどん好きになっていきます。
ある日、ヒモ男が成の勤める喫茶店にやってきて成を貶めるような事を話すので思わず…!
成はちょっとちゃっかりさん?でも女の私から見てもエロ可愛いお兄さんだもん、武人が恋しちゃうのは大いに納得!
成は露出度高いですが、エロはありませんので悪しからず。

「メロディーはまだ咲かない」前編・後編
勤務先の会社が倒産して職探し中の桜咲。突然イケメンから『俺のそばにいてくれないか』と声をかけられ仰天。
聞いてみるとその男は音楽制作者で、CMや映画音楽なども手掛ける碓氷宗義。音楽のイメージ作りのために絵のモデルみたいに横にいてくれればいい、日給は3万で、といううますぎる話だが、その仕事を受けてみる事にする桜咲。
何事もなく順調に仕事も進み、ある晩碓氷も出るDJイベントを見た帰りに突然碓氷にキスされて。意識してしまう桜咲だが碓氷は普段通り…
これは「音・音楽」が根底にある恋の話なんですが、恋心を音に託す、また音を画で感じさせるという難しさに挑戦されているのかな。
やはり「音」だけでは難しい、コトバがあって通じる想いなのでしょうか。

「武人くんと成さんのその後」
ランジェリーを着たままでの初Hの様子。エロ度は少な目。
『ヤる前より好きになっちゃった』と素直な武人。成と甘々なCPになって下さい。

1

エロいお兄さんが隣人でした

【ランジェリーの男】

誘惑するような視線、口元のエロいお兄さんが隣人でした…

大学生、そして童貞の武人が出会ったのは隣にすむエロいランジェリーを身につけたお兄さんの成。
登場からインパクトが凄い❗

おまけに自室に招き入れる事になっても、ほんとに良い意味で素直で、優しい武人が異質な展開に馴染んでる❗️

それからも最低なヒモ男と切れない成。
成がランジェリー姿でベランダにいる度に、見過ごせない武人は、自室に入れてご飯まで振る舞っちゃったりしています

やさぐれていた成が、ランジェリー姿のままご飯を一緒に食べているのは、ちょっとシュールな感じでもあります。

ただですね、キワモノ的な感じにならないのは、成がちゃんとキレイで喫茶店で仕事をしていたりとしっかりした一面を見せてくれているから。
素直に武人と話しているうちに、武人は好きになっちゃうんです。まあね、いつもエロいお兄さんが側にいて、ヒモ男と別れられない理由が「えっちがうまい」なんて。

だんだんノンケの武人が、気持ちを寄せていくのが分かりますね。
ちゃんと成が男と切れてから、二人が付き合い始めまして。

初えっちが良い…成があんなにエロいのに武人が相手だと恥じらったり。武人が意外にお上手(料理上手で、気遣いできるから❔)だったり。
やっぱりランジェリー着けたままだったのがコンセプトから外れなくよろしかったです❤️

【メロディーはまだ咲かない】

碓氷と桜咲のお話。
いきなりナンパみたいに失業中の桜咲を呼び止めた碓氷。

碓氷は作曲家で、出会ったばかりの桜咲に曲のイメージを見つけていたんですね!
イケメンだけど片付けられない男、碓氷。

自宅で、碓氷が作業中にじっとしてられなくて掃除しちゃったり。甲斐甲斐しい桜咲がほほえましいのです。

まあ、碓氷のミューズだった桜咲。
ある時の碓氷からのキスをきっかけに、ぐわぐわっと二人の気持ちが動き始めるんですよ。

こちらもハピエン。
じわりじわりと近づいた二人が恋をするのは王道ですが間違いなき好物でした❤️

両作品とも、気持ちを緩めたい時などに読むのがお勧めですね!

ランジェリー姿のお兄さんがお嫌いでなかったら、是非読んでいただきたいと思います。

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