• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作プラトニック・ダンス 6

自称「日本一ワガママなホスト」・鷲尾カイ
海外出版部契約社員・穐谷絹一

その他の収録作品

  • セカンド・プロローグ
  • ジェラシー・ロマンス
  • シルク・リップス
  • impegnato
  • SAKURA SAKURA

あらすじ

翻訳出版の契約のため、一ヶ月のイタリア出張へ―。
レベッカとの関係を聞けないまま、逃げるように鷲尾から離れた絹一。
ところがそんな絹一の想いを、再会したサルヴィーニは「それは恋ではなく、ただの執着だ」と断定する。
そのうえ、彼の用意した「旅先での相手」に、無理やり抱かれてしまい…!?一夜限りの契約から始まった、プラトニックな恋の軌跡、ついに感動のクライマックス。

作品情報

作品名
プラトニック・ダンス 6
著者
川原つばさ 
イラスト
沖麻実也 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199002977
3.7

(4)

(2)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
14
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

聞けない不安。言えない秘密。素直な言葉。

遂に最終巻です。

『セカンド・プロローグ』
情緒不安定で買っていた猫に怪我をさせてしまって。
また絹一は鷲尾との関係に距離を置き始める。

絹一は素直に自分の不安を口にできない分、内に籠るというかそういうところのある人で。
それがひどくなると体調不良とかにまでなってくるんだけども。
今回も聞けないままのレイのことが気になって、ちょうど海外出張もあるからとそのまま日本を離れようとするのだけれども。
一度は「愛してる」と言葉を交わした2人で。
そんな絹一を鷲尾が放っておくはずはなくて。
出発当日に鷲尾がしたことにはちょっと驚いたけれども、それだけ自分を刻みつけておきたかったのだなとも思いました。

『ジェラシー・ロマンス』
出張先のイタリアではサルヴィーニの秘書ルカに世話になっていた絹一。
そんな中、サルヴィーニの計らいで男が差し向けられ…。

ギルとサルヴィーニはすっかり元さやだと思ってたのですが、そこまでしっかりした関係ではないようで。
というか、それ以上の信頼関係なのか。
サルヴィーニは他の人にも手を出しているようだし…。
それでも、優先順位を付ければ確実にギル以外はどうでもいいという感じはするのだけれども。
そんなサルヴィーニの深い想いも垣間見えたお話。
絹一の鷲尾に対する複雑な想いを「依存」だというサルヴィーニは無理矢理に男を宛がってきて。
そこにサルヴィーニを慕うルカまで巻き込んで。
ラストの鷲尾との再会がステキでした。
「あとちょっとが我慢できなかった」と言う鷲尾がかっこいい。

『シルク・リップス』
イタリアでの絹一と鷲尾の蜜月。
絹一の口から「好き」と言ったのが印象的でした。
自分の気持ちに素直にそう思えるようになってよかった。

『impegnato』
沖さんの4ページマンガ。
「私には彼氏がいます」ときっぱりナンパを断る絹一がとても幸せそう。

『SAKURA SAKURA』
桜は2人にとってとても思い出深いもの。
この季節には特に側にいたいと思うし、抱きしめていてほしいと思う。
そんな絹一の想いは鷲尾の想いとも重なっていて。
未来の約束をできるようになったことが幸せ。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP