五つの音

itsutsu no oto

五つの音
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
6件
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813010302

あらすじ

鵡川はヘッドハンティングされた新しい会社でかつての恋人、久遠と再会する。高校時代、鵡川は久遠と付き合っていたのだが卒業と同時に酷い言葉で久遠を傷つけ捨てたのだった。だが久遠との再会で理屈ではなく久遠が欲しくなった鵡川は少しずつ彼を追いつめて行く…!?

表題作五つの音

鵡川将人,大手広告代理店にヘットハンティングされた
久遠葵,高校時代攻様が手を出して捨てた元カレ

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レビュー投稿数2

傲慢な男の、ただ一度の恋

よしながふみさんのイラストで
ものすごく反応してしまった私ですw
正直火崎さんのお書きになる攻めは
苦手な事が多いのですが(すみません!)
タイトルの“五つの音”の意味もとても気になって
読ませていただきました。

高校時代に付き合った優等生の久遠を
卒業式にこっぴどいセリフで振った鵡川。
「うぜえからもういらねぇんだよ」
好きだとは思っていたし、ウブな反応が可愛くて
側にいたかったのは本当だったけれど
“愛している”と言葉で欲しがり
卒業してからもずっと、という久遠の重さに耐えかねて
一方的に別れを告げたのでした。

大学に進み、卒業し、就職に一度失敗したのを糧に
広告業界で優秀なアドマンとして名を知られる事となり
ヘッドハンティングされた先に、久遠がいたのです。
再会した彼は美しく、
これまでも性別を気にせず己の快楽を追ってきた鵡川は
また久遠を落とせないかと企みますが…。

…やっぱり嫌なタイプの攻めでした…。
自分勝手で傲慢で、久遠の気持ちなんて何も考えてやしない!!
懐かしいから?まだ自分の事を好きなんじゃないかって?
ふっ続きざけんなよオマエは!!!と
しばらくムカムカしながら読み進めました。(ホントすみません)
小田垣という、同じ職場の男が
久遠の今の男と知って奪いたくなるとか
なんなんだ!!と。
でも、途中で鵡川が哀れになってくるんです。
いくら仕事がデキるからって、イケメンだからって
何もかも思い通りになるなんて大間違いなんですねー。
私は人間が出来ていないので
あまり鵡川を愛しいヤツめ!と思えませんでした;

でも、小田垣が実は…という真相と
久遠が見合いをする事を知り
プライドもかなぐり捨てて自分の本当の気持ちを認め、
久遠の足の甲にキスをするシーンはちょっとした名シーンでした。
“愛してる”の言葉に囚われていたのは
親が離婚した事により愛の意味もわからずにいた鵡川の方で
そんな彼を丸ごと愛してくれていた久遠の懐にじーんときましたよ!
どれだけ傷ついたか知れないのに…。
ようやく繋がれた心と体は、もう簡単には解けないでしょう。
つかこれからは久遠にちゃんと優しくしてあげて欲しい。

作中で、鵡川が仕事の話ばかりの久遠に
煙草のけむりを吹きかける場面があったのですが
以前呟きで「男が男の顔に煙草のけむりを吹きかけるのは
“今夜お前を抱く”という意味だそうです」というのを見たので
「…おお!」と思ってしまいましたw
いえ、この作品ではそういう意味じゃなくて
ただ単に久遠への嫌がらせ的なニュアンスだったのですが…。

火崎さんはあとがきで小田垣のその後を
「(男と)大人の恋をしそうです」とおっしゃっていたのですが
スピンオフ作品はあるのかな??
きっと鵡川より思いやりがあって優しい恋だと思いますw
もしそうならそっちの方が気になります!

攻めがぎゃふんと言わされる展開がお好みの方は
わくわくして読めるのではないかな?
ちょっとオマケの萌です☆

1

冷めてるようで、じつは情熱的

タイトルの「五つの音」とは、「あ・い・し・て・る」です。
その意味に捕らわれすぎて大事な人に言えなかった、という後悔。
でもそれを認めたくない主人公・鵡川。
やり手アドマン・鵡川はヘッドハンティングされた会社で、昔の恋人・久遠と再会する。
高校卒業時、一方的にひどい別れを告げ、未練はなかったはずなのに。
再会したら、なぜか久遠が欲しくてたまらない。
俺様な鵡川は、なんとか久遠を手に入れたいのだが、久遠はなびかない。
なびくどころか鵡川を疎んじて、距離を置こうと近づかない。

鵡川の本心と俺様的な態度は真逆で、一人葛藤しているところに「ヘタレ」を感じます。
『失ったものは美化される』とか、『他人のものだから、酷く惜しい気がする』などと、必死で自己分析し、久遠への恋心を否定しようとするのがおかしい。
プライドの高い男が、最後は土下座してまで「抱かせてくれ」と頼むところなんて、もう「萌え萌え」して堪らなかったですね。

3

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