春楡館に秘める鍵~建築家・饗庭蓮~

harunirekan ni himeru kagi

春楡館に秘める鍵~建築家・饗庭蓮~
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レビュー数
1
得点
12
評価数
4件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813010401

あらすじ

裕福な家庭に生まれ、兄・慎司に溺愛されて育った明里。だが、明里に対する愛情の激しさに慎司自身が疑問を抱いたことで、明里の生活は揺らぎ始める。だが、傷つけあうほどに、ふたりは強く惹かれあう。そんなある日、明里の出生の秘密を握るという男が現れて!?

表題作春楡館に秘める鍵~建築家・饗庭蓮~

帝大出で優しくて頼りがいのある自慢の兄・梧桐慎司
兄とは似ても似つかぬ凡庸でひ弱な弟・梧桐明里

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

ちらりと見られる他の作品との関連性がなんだか楽しい。

兄弟モノです。
兄弟なのにまるで似ていない兄・慎司と弟・明里。
明里は昔近くに雷が落ちたのがトラウマになり、14歳になっても雷が怖い。
そんな時、つい縋ってしまうのが慎司で。
頼ってばかりではいけないと思いつつも怖さに兄に甘えてしまう。
一方で、慎司はそうして刷り込みのように自分の後を常についてくるようになっていた明里に思うところもあり距離を置くようになって…。

血の繋がった兄弟への恋慕。
それは禁忌でしかなくて。
ただひたすらに秘めて秘めて。
相手に知られないように取り繕って。
当然のように片恋の邪恋だと信じているので、なんとか兄弟であろうとして。
けれど、その絆も脆く崩れて。
いよいよ2人の道は別れていくようで。
けれど、それはお互いに片恋だと信じているからで。
封じるべきものだと信じているからで。
そこから一歩踏み出して、感情のままに動くようになればまた別の方向に未来は開けて。
最後の最後に暴露するまでお互いの気持ちは噛み合わないし、傷つけることしかできないような関係でしかないし、傷つけているとわかっていてそうしなくてはならないように感じている続き慎司もつらいのかなぁ。
どうしても、傷つけられる明里の方がかわいそうにも見えてしまうんだけども、この子は本当にそれまで甘やかされて育ってきたってのが見えるのでちゃんとした自立の機会をようやく得たようにも見えました。
鍵の秘密を造り出した饗庭はなかなかのロマンチストだなー。
個人的には自由奔放な慎司の友人・永家がなんか好き。
彼の話も書いてほしいなぁ…。

あとは、時代的なものもあってか清澗寺家の話題があったり嘯風館が出てきたりと、和泉さんのほか作品とも関連性が見られるのはなんだか楽しかったです。

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