砂の下の水脈

suna no shita no suimyaku

砂の下の水脈
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神6
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
6
得点
61
評価数
15件
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
 
媒体
コミック
出版社
竹書房
シリーズ
バンブーコミックス 麗人セレクション(コミック・竹書房)
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784812461457

あらすじ

ある日目覚めた絹一郎は、おのれの声の、おのれの肉体の突然の変化に恐れ戦いた。自分は子供でまだ小学生のはずなのに、これじゃまるで高校生の基哉くんみたいじゃないか?一体何が・・・
そこには絹一郎が知るよりも遙かに大人びた基哉がいた。限りない優しさと、しかし同時に底なしの虚ろな瞳
に堪えて。
(出版社より)

表題作砂の下の水脈

基哉 (議員秘書)
絹一郎 (議員の息子)

同時収録作品0.02

真島 高校生
篠田 同級生

同時収録作品BITER

閑谷 大学生 広海の家庭教師
広海 

同時収録作品Trilium

譲 大学生/衛 双子
桐原涼司  大学の先生

同時収録作品春宵値千金

各務康之 工学部大学生
大田黒 智 文学部大学生

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数6

結果オーライ

深井さんの作品らしく?陰気な話のオンパレード。
でも結果オーライばかりなので、バットエンドがダメな人も大丈夫かと。
表題作が少し長めで、他は短編。

「春宵値千金」
このコミックの中ではライトテイストでほっこりしてて好きでした。
桜吹雪を寝転んで見上げるのはいいな~と思いました。

「Trillium」
双子ネタ。歪んだ三角関係は嫌いじゃないです。
むしろ好き。
近親って閉鎖的なストーリーになりがちだけど、私的にはそれも良いです。

初出2000年とかだから大分前になりますね。
この方、わりとピッチ早くたくさん描かれてて、
ストーリーは結構いつも好きなのだけど
時々絵がちょっと雑かなと思っちゃうことがあって…
それがこの方のスタイルなのかもしれないけれど…
もう少し絵が丁寧ならもっと好きかだな~と。
その辺がちょっと残念に思います。

0

短編集

どの話も、わりと遠回りしてのハッピーエンドなイメージの短篇集でした。
甘いの読み続けていたので急激に重たく感じてしまった1冊だったのですが
どれも面白い作品でした(*´∀人)読んで悔いなし

>>0.02
好きだった相手は、自分の好きな男に犯されていることを知った。
もちろん、相互の恋愛感情は成立しないまま
そこから~なお話。
夢中で人を好きになって~からなお話なのですが、
誰も歌わない歌を大声で歌う。それが数年後に巡り巡ってまた聞くことになり~な
はっとするようなキュンをいただきました。
幸せになってほしい。ラブなその後が読めたら~と思う反面
画にしなくても見えるようで良かった。こういうの好きです

>>バイター
好きな相手とはHしたことがないという教え子は、いつも攻が家庭教師に入るのにあわせて男を連れ込む。。。。
受の気持ちを考えるとちょっぴりセンチメンタルなのですが
その不器用さが若さなのかなと思いました。

>>トリリウム
双子と~な話。ちょっと難しくて結局なにがどーなってどーなのか
わからなかった。。。。ん~・・連結は萌えた←ぉぃ
続き
>>春宵価千金
季節めぐって繰り返す。
ほのぼのしてて好き(ノ∀`)
親公認ってスバラシス

>>砂の下の水脈
お風呂のなかでコポコポいってる死体の画が忘れられません・・
ヤクザ~なお人のものがたり。
記憶を断片的に失っている受。目の前にいた男との関係は・・!?

最終的に、攻の人・・・昔は受のオヤジのイロ・・ということは攻守どっちでも・・・・はぁはぁ・・に、落ち着いてしまった自分が憎い(´;ω;`)
記憶を失っている間、それまでのこと、思い出したこと、残ったもの。
その関係すべてが最後につながるためにと思うとすごく良かった。
どんなに恨まれても、どんな仕打ちに耐えてもそばにいて
好きという気持ちを貫いた攻に乾杯。うんうん。

0

タイトルからして良いなー

深井さん大好きなんですよ、どれ読んでもハズレ無し。
ストーリーテラーでマンガも面白い。
若い頃の自分は、絵はちょいダサ入ってる位の方が絶対マンガは面白い!!と主張してたんですが(まあ若さ故の主張って事で~)深井さんはこの法則にばっちり当てはまります。
短編集ですが、どれも読み応えあり。
痛さ、甘さ、エロ、恋愛、人の感情の交差、愛憎、ストーリー展開、色んな要素がぎゅぎゅっと詰め込まれてる一冊。
あとエロはやっぱちょい汚い位が(汚いっていうと語弊があるけど)生々しくてエロいと思います!
体毛の感じとかもエロいー、受のすね毛加減もいいです。
表題作は二転三転する展開はこれだけで一冊行けそうな密度。
他の話も全部好きだけど、「0.02」の痛さと甘さの匙加減とか好きだなあ。

ちなみにデータとして書いておくと自分の手持ちは2008年2月の2刷版です。
初版は2005年。

0

ずっしりと心に響きます

もしこの表題作だけで一冊だったら、ものすごく重くて暗くていたたまれなかったかもしれませんが、心をえぐるドラマの造りが素晴らしいです。
何度も書いてしつこいようですが、深井さんのストーリーは本当に上手いです。

主人公、絹一郎が目を覚ますと大人になっていて、慕っていたお兄ちゃんの基哉は高校生だったのにもっと大人になっていた。
タイムスリップでも何でもなく、絹一郎の嫌な時代の過去の記憶が一切飛んで行ってしまっていたのです。
ミステリー仕立てで進むこの話。
幸せだった頃の自分に退行したまま進む、基哉との閉ざされた世界で、お互いを好きと言えた時間は短く、絹一郎の記憶が次々とよみがえってきます。
失った記憶の間に何があったのか。
基哉は一体何をしたのか。
絹一郎の前から基哉が姿を消して数年後、政治家の父が亡くなり、基哉を探し出した絹一郎の告白は、あまりに衝撃的でした。
罪を犯した二人は、離れられない二人となる。
甘さの欠片もない、シリアスストーリーですが、ドラマチックとはこのことだと思い知らされます。

他の4作品も、ビターな味わいの作品群でした。
「0.02」=視力続きの悪い篠田が、髪をそめたら自分の好きな人にそっくりになった真島に勘違いして、うっかり発言をしたことで起きる切ない事件。
でも、最後に社会人になって再会する二人が登場してほっとさせられました。

「BITER」=家庭教師先の少年広海は当てつけのように関谷に違う男を見せつける。自分がゲイだったことを否定された嫌がらせだったのに、関谷の鈍感さにイライラ

「TRILLIUM」=譲と恋人の桐原は、ある日突然譲から別れを切り出される。そして訪れた譲は、余りに別人のようになっていて。
譲は一卵性双生児の衛から逃げていたのでした。その衛に捕えられた譲と桐谷。
双子とのダークサイドへ落ちる話。

「春宵値千金」=実家へ帰るため別れなければならなくなった二人。
先輩は風のような人でした。

全体的に全く明るいタッチのトーンではありませんが、がっつり読みたい方にはお勧めの一冊です。

0

ハッピーエンドでよかった・・・

表題作「砂の下の水脈」は心から「ハッピーエンドでよかった・・・」と
思わされるお話でした。
記憶喪失と殺人事件という重いテーマと
基哉と絹一郎の甘い時間の対比で読む側はハラハラ。
記憶を失った絹一郎の態度や言葉は
基哉にとっては欲しくても手に入れられなかったもの。
だから基哉を守るためにすべてに背いて、背負うことを選んだんだと思います。
最後にその選択を勝手だ、と否定して罪を分けていこうとした
基哉を見たとき、見てるこっちまで涙が。
愛情とも、憎しみともとれない感情で繋がっていたふたりが
互いを「許しあう」ことで初めて向き合えたんだな、と。

読んでいる間、題名の意味をずーっと考えていたんですが
基哉の言葉でやっと判りました。
すごく深くていい題名だと思います。

1

忘れられない1冊

短編集です。
表題作はミステリーちっくで、せつない感じがすごく伝わってきて思わず読み入っちゃいました(*´д`*)

17才の絹一郎が、ドラッグのオーバードーズで記憶障害に陥り、12才の頃に逆戻りしてしまい、何故か小さい頃よく来た山陰の別荘にいます。
そこでは基哉と2人きりで、基哉はやさしく面倒を見てくれてます。

ネタバレになっちゃうので余り詳しくは書きませんが、単行本1冊の中にうまく納まってるなーって思いました。

この人のたまに書くミステリアスな話が凄く好きです。
反対に妙に現実的な話もあったり 笑

最初に読んだのは随分前ですが、凄く印象に残った1冊です。

0

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