もとさんのレビュー一覧

完璧な恋人 コミック

夏水りつ 

今までで一番好きかも

夏水さんは最近凝ってるので数冊買ってみたんですが、これが一番好きかもしれないです。
個人的な好みだと思うんですが、話にブレがないのと、変な回収されない伏線がないせいだと思います。
表題作は、上司・篠原の引越しの最中に、些細な事からMっ気を見抜き、あるかないか分からないけど一か八か突いてS的に近付いて行く部下の上田トのお話。
実際篠原にはM性があるんですが、その事について自分自身もまだ良くわか…

2

一途なしかめっつら コミック

サガミワカ 

眼鏡メガ盛り!

一冊で受け攻め両方の眼鏡(しかもリーマン)が見られるとは、何ともお得!
メガネスキーなら買うしかないでしょう! それは私か。眼鏡と聞いて、いそいそと買いに走りました。期待は裏切られませんでした!
表題作は受け眼鏡。
本社に転職?した美樹(眼鏡)は、元の職場に期間限定で出向してやって来ます。しかも、元上司だった新(あらた)の上司として。
美樹は、かたくなに彼の事を「アラタさん」と呼びます。周…

1

ビター×スイート コミック

ARUKU  

全部おとぎ話的

表題作が最もそうなんですが、どの作品もどうにも現実離れしてるように感じます。絵本を読んでる気分になるんです。
それは多分絵のせいかな? デッサンが狂ってるせいで、どうしてもそう思ってしまう。浮世絵的な狂いなんで、本当に「二次元」に感じちゃうんですよね。
ストーリーもどこか浮世離れしてます。でも悪い意味ではないです。
その分、人の感じる気持ち、痛み、喜びみたいな感情だけを素直に感じられるように…

2

恋とはどんなものかしら コミック

夏水りつ 

小骨が喉に引っ掛かる

とにかく上手いなーと思います。毎回表情とかコマ割りとか。物凄く安定感があって、面白いんですが、どうも何か引っかかる感じがあって読みにくいと思うのは、キャラの心情が時々分からないからなんでしょうかね?
例えば今回は、冒頭の二ノ宮の泣いてた理由が最後まで分かんないし(何となく彩賀のせい?と思ったけど)、大学の先輩の話も具体的には出てこない(もしかして付き合ってた?って感じだが、出てこないから結局二ノ…

3

通り抜けできません コミック

夏水りつ 

ガッツリーマン

ガッツリ、リーマンだらけです。色んなタイプのリーマンが出てきて、あまつさえネコミミまで!!(しっぽブワッ!がツボった) バラエティに富んだリーマンに出会えます。素晴らしいです。リーマン萌の方にはオススメ。
全体的に、仕事内容はよくわからなかったけどなんちゃって感がなくて、みんなちゃんとやってる風に感じたのはすごいですね。
特に中盤の先輩後輩ものはよかった。一番作品数多いのに何で表題作じゃないん…

4

キミノート コミック

ぢゅん子 

かわいいお話

表題作は、高校生二人のお話。前の席に座ったイケメンのいい香りがキーワードの爽やかなお話でした。
ワンコで一途な攻めの宮坂が片思いして、シュッとしたイケメンの沢渡と付き合うお話なんですけどね、うん、なんだろう、何でそうなっちゃった?って思った、いきなりすぎて。
イキナリ好きって言われていきなりそんな!ってハードル低! おまけにあんあんにハート付いてるし!ってなんかこう、おいてけぼりで盛り上がられ…

4

初恋の70%は、 コミック

山中ヒコ 

やっぱり好きだと再確認

何でもそこそこ出来て、彼女もそこそこ出来て、でもなんか物足りない春日部は、校庭の背景の一部でしかなかった杉山をだんだん知るにつけ惹かれて行きます。
この出だし、話の流れ、基本的な学園物って感じで実はテンプレなんですが、ヒコさんが味付けすると何だが一味違うんですよね。
杉山に惹かれて行って、だんだん変化する春日部、杉山の微妙な変化、文化祭実行委員の女の子、春日部の母、関わってる人の行動がいちいち…

6

オレンジのココロ‐トマレ‐ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

色んな気持ちが痛かった…

シリーズ二作目で、前作の主人公、史鶴の親友として登場してきた相馬のお話です。
相馬、一作目に出てきた時は向こう見ずな元気者(ちょっとウザい)というイメージだったんですが、色々考えてた頑張ってる子だったんですねぇ…。

専門学校に通ってる相馬は、卒業したら一般企業に勤めようとしています。ところが、担任である栢野は大反対。むしろ嫁とも思えるイラストで勝負するようにと持ちかけてきます。
そして、…

3

枯れない花 コミック

京山あつき 

会えない時間が愛育てるのさ

読んだ最初の感想はタイトルの一節でしたね。
シリーズ最終巻みたいですね。これからの二人に必要なステップだったと思える、ちょびっと困難アリ?なお話でした。
大学の寮に入り、野球部の下っ端としてまた新たに活動を始めた今井。
毎日会えないという状況の二人の間に微妙に入り込む他人の影に、引田だけじゃなく今井が悶々とするのに萌えでしたね!
引田の自己評価の低さゆえに色々見えてない様子にやきもきする今…

3

願わくば側に コミック

印東サク  

なんかこう、色々惜しい!!

表題作はコンサルティング会社社長×家具屋の社員で、まあ色んな意味で王道でしたね。
話の流れもいいし、攻めも魅力的。なのに何だかこう、逆にさらっとし過ぎていて読み終わってすぐに「あれ?どんな話だったっけ?」と忘れてしまうくらいのさらっと具合といいましょうか。
綺麗すぎるのかなぁ? 葛藤とか悩みをあまり感じない。私はBLではその葛藤とか障害が割と好物なんで、悩みなくさらっとイキナリ付き合うのって妙…

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