ビター×スイート

bitter×sweet

ビター×スイート
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×214
  • 萌16
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
28
得点
258
評価数
68
平均
3.9 / 5
神率
44.1%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
電子発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784862632975

あらすじ

一杯のコーヒーを楽しみに孤独に過ごす寡黙な青年・三日月。そんな静かな日常に快活なイケメン・村山が現れ突然の告白――。村山との出会いは三日月の人生をコーヒーのように甘く、時に苦い味わいで彩っていき…。描き下ろし大量収録の著者初単行本。

表題作ビター×スイート

村山稔,受様に一目惚れした社交的なカメラマン
三日月,人付き合いが苦手で倉庫管理の仕事をする青年

同時収録作品雑巾姫

雨宮遥,大会社の社長令息
灰谷,清掃作業員

同時収録作品君は間違ってる

大手町,花形部署の規格戦略室勤務の有望株
竹芝,半年前に攻様の会社に配属された派遣社員

同時収録作品cleaning-世界で一番小さいクリーニング屋の話-

クリーニング屋の客
小さなクリーニング屋

レビュー投稿数28

ぐいぐい引き込まれます

「猿喰山疑獄事件」でそのストーリーのうまさに惹かれた作者さんです。
絵は拙い感じで表情にも乏しい感があるのに、それもまた魅力なのかと思わざるえません。

表題作で、みんなに嫌われて暗いと言われた三日月が、村山に「好きだ」と言われて意識しだしてから、どんどん可愛くなっていく姿。
好きなコーヒー道を一生懸命邁進する姿が感動です。
三日月を振り回しているような村山ですが、自分でキリキリマイしちゃっています。
でも最後の三日月の決断にほっとしたり。。。
村山父の存在や、店の客とかもいい味出してます。
一話毎の4コマ漫画が楽しい☆

他の話も胸を打つものばかりでしたが、「cleaning」は泣けました!
どうか、どうか、どこかで幸せを掴んでいてほしいなと願わずにはいられません。

前出に書いたように絵の好みもわかれそうですし、ネームも多いので読みにくいと思われる方も多いと思いますが、小説が好きな方なら絶対引き込まれることまちがいありません。

10

『猿喰山疑獄事件』よりこっちのほうがもっと好き

個人的には『猿喰山疑獄事件』よりもこの作品のほうが好きです。
心がほっこりと暖かくなって、ちょっと泣ける、そんな話。

表題作『ビター×スイート』
対人恐怖症の三日月が、彼に一目惚れした二枚目カメラマン・村山によって生まれ変わる…というのがざっくりとしたあらすじになりますが、
もうね、それだけでは収まりきらないんですよね。
もちろん三日月の成長物語や二人の恋愛を中心として話は進むのですが、
その中で二人の葛藤やら二人の未来やら色んな問題がひしめき合っているんです。
うまくいったと思えばまた問題が浮上し、その繰り返し。
でもそれを一つ一つ乗り越えていく三日月。そしてそんな彼を支えながら、
実は三日月に支えられていた村山。
そして「他人が嫌い」と言っていた三日月を支えてくれている温かい人たち。
色んな人達の温かい思いに涙が出ました。
そして、エッチなんて全くなくて、キスも数回しかしてない二人の、あまりにも深い愛情にもまた涙。
巻末の描き下ろしで救われました。よかった。
三日月の世界というか人生そのものを変えてくれた村山も、実はいろんな過去や想いを抱えていて
一見イケメンで何の悩みもなさそうな男なのに、彼も三日月と出会えて本当によかったな、と思いました。
読後感も最高でした。よかった。ほっこりしました。

同時収録でまた涙が…!!
『cleaning』世界で一番小さいクリーニング屋の話。
誰かのために、自分のために、一生懸命働いたクリーニング屋。
お客さんの、好きな人の、「ありがとう」の言葉に涙を流すクリーニング屋。
客に怒られ、経営も困難で、悲嘆にくれるクリーニング屋にかけられた、やさしい言葉…
もうここで涙腺崩壊。
「そうだよね、そうだよね」って本に向けて語りかけてましたw
私も仕事、頑張ろうって思いました。

ほか同時収録は比較的明るめ。かわいい恋の話です。
遥々アルクさんは、心理描写のとても上手な作家さんですね。
そして、モノローグが最高にいい!
ポエミーなところがありますが、それがまた素晴らしいんですよ。
切ない話もうまいけど、この方の作品からは温かさを感じます。
絵柄は相変わらず独特だけど(私は慣れたから全然平気)、話作りは逸品です。

10

布教せねば!!

只今アルクさんに夢中で短編やら集め中です。心を奪われました。
正直、最初は絵が、、というかデッサンおかしくないか?と思いつつアッという間にフォーリンラブ!ですよ。
好みとしては、『猿喰山疑獄事件』よりこちらのほうが好きかも。

表題作は正にビター×スイートな話。
恋というか生きることの切なさ、甘さ、苦さが詰ってる。
イケメン陽性村山×対人恐怖症三日月の恋の話。
村山に好かれた事がきっかけで、人生を切り開いていく三日月。
でも、そんなに簡単には行かなくて、、。
頑張る三日月が、、堪らなく可愛く、愛おしくなってきちゃうのです。
もうこの時点で絵はまったく気にならん。むしろ好き。
二人の仲はくっつきそうで離れたり、なかなか前に進まず、不安になったり諦めたり、、。
夢に向かって頑張る三日月の、、本心だろうけど絶対言わない言葉。「俺が女の子だっだらお嫁さんにしてくれる?」そんなのダメだと分かってる。だから頑張る。
頑張る三日月に涙、涙。おばさん、こういう子に弱いのよ~。
そして、周りの人の温かさ。でもそれは三日月が頑張ってるからなんだね。

表題作の構成が素晴らしい。
印象的なモノローグ、コマ、ネーム。行間を読ませる。
人物は少々アレなとこもあるけれど、ハッとさせられる美しい画面。
小説の様であったり、映画の様であったり、独特。

「雑巾姫」
大会社社長の息子×清掃員
頑なな清掃員がいじらしい。モノローグシーンにグッとくる。
この二人の話もっと読みたいなあ~。
切なくて優しい話。

「君は間違っている」
傲慢エリート大手町×マイペース派遣社員竹橋
はっ、名前が銀座線だ!
傲慢エリート大手町がヘタれていくのが可愛かった。
エリートなおバカさ~ん。
印象的なラスト。
これも続き読みたい~。

「cleaning」
小さなクリーニング屋さんの話。
構成が素晴らしい。現代の話なのに童話のような。
リアルな世知辛さに胸が潰れる。
うわ~ん!切ない!!
とても短い話なのに、大号泣。瞬間的に涙がガ~っと。もうっダダ泣きしました。
誰もがクリーニング屋さんの幸福を願わずに居られない。
これは、お話なんだから、、なんだかそう思えなかった。

アルクさんは、絵も巧いとは言えないけど天才的なセンスがある。
言葉だったりシーンだったり、ハッとさせらせるんです。
誰にも似てない、アルクワールドなんですよ。
好き嫌いが別れるでしょうが、ハマる人はガッツり嵌る。

こういう作家さんを見つけると本当っBL好きで良かったなと思います。
BL以外にも進出しそう。
つい最近知ったアルクさんですが、もうもうかなり好きです。
信者を増やしたい!!

10

心理描写が絶妙

『猿喰山疑獄事件』を読んで衝撃を受けて
思わず買ってしまいました。。。

短編連作の表題作の他に3つの短編が入っていますが
どれも、ほのぼのとしていながらも
人間の心の本音と建前を鋭く風刺していて
なんとも不思議な読後感を残してくれました。
こういう感覚は、やはり『猿喰山~』と共通の部分かなぁ。

『ビター×スイート』は
人付き合いが苦手な寡黙な青年・三日月と
そんな彼をコーヒー屋で見かけて一目惚れしたという
三日月とは正反対の陽性のハンサム青年・村山のお話。
何ひとつ苦労して内容に見える村山がなぜ自分に惚れたのか
判らないまま、それでも村山に惹かれていく三日月が
だんだん変わっていく様子がいい。
ラストに第零話を持ってくるあたりも、なかなか上手い演出だったのでは?
途中に挟まれている4コマ漫画で
ちょっと息抜きをさせてくれてるのも親切でよかったと思います。

大会社の息子とその会社の清掃会社勤務の男とのお話『雑巾姫』も
超エリートの男と契約社員の男の『君は間違っている』も
ラストに唸らされたのですが
やはり秀逸だったのは『cleaning』
時折店を訪れるサラリーマンの客に憧れる
身長145cmのクリーニング店主のモノローグで語られるお話で
淡々と語られる店主の気持ちはほんわりしているのに
思いもよらないラストに一気に涙が溢れ出してしまう、という
衝撃的な作品でした。

この本が、遙々アルクさんの初単行本みたいですが
かなりクオリティーの高い作品集に仕上がっていて
『猿喰山~』が好きだった方なら満足できるんではないでしょうか。

8

この世のすべてはおとぎ話のように 誰もが愛する王子様を夢見て 現在を精一杯生きている。

そういえば、おとぎ話の主人公は
いつだって王子様よりも、健気で我慢強くてたくましい。

遙々アルクさんの作品は
そんなおとぎ話でも読んでいる気分になります。

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『ビター×スイート』
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人付き合いが苦手な三日月くんと
キラキラした王子様のような村山。
村山は、三日月くんに一目ぼれするというお話なのです。
どうして村山が三日月くんを好きになったのかというのは
「第零話」で、やっとわかりました。
“木もれ日”と“写真”と“失った味覚”
この3つが村山の生き方につながっているんですね。


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『雑巾姫』
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これはストレートに「シンデレラ」のお話。
ガラスの靴が雑巾になってるんですねー。
身分違いの恋。
結末はないのがこれが本当のおとぎ話ではない
ということなんでしょうね。


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『君は間違っている』
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本当の恋を知らない俺様な王子様が
庶民に恋をするというお話。
このお話が一番『猿喰山疑獄事件』ぽい気がしました。


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『Cleaning 世界で一番小さいクリーニング屋の話』
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豆腐屋とポストの間にある
小さなクリーニング屋さんの店主の
小さな恋のお話。
人生は、そんなに短いものではなく
終わらせようとしても簡単には終われないものと
私は信じているのでこの先のお話が
きっとどこかで紡がれているのだろうと・・・思いたいです。

6

最初は食わず嫌いでした…^^;

評価の高い作品なので気にはなってたんですけど、私も絵が苦手なタイプだったので何となく敬遠してたんですね(苦笑
…が、先日古本屋で買おうかどうしようか悩んでたところ、別のお客さんが同じ本を手に取ったのを見て思わず(つられて)私も購入しちゃってました(笑
値段も格安だったし、最初は「失敗してもま、いっか」位のノリだったんですが……今はもう「嗚呼、買って良かった!!!」と心からそう思ってます!!きっかけをくれた↑の人にも感謝したい気持ちでいっぱいですっ(笑


内容は私が想像してたのと180゚違ってました。あらすじと表紙のイメージから勝手にほのぼの&のんびりしたお話を連想してたんですけど、全く正反対でしたね(笑
まずはそのギャップに打ちのめされ、いつの間にかグイグイこの話の世界観に引きずり込まれてました!!何なんでしょうね、読み終えた後のこの苦しいような胸の切なさは…
ハッピーエンドで良かった、の一言では到底片付けられない感動と衝撃に、暫くは何も手につきませんでした。
私の陳腐な言葉ではこの感動をとても上手く表現しきれそうにないので、とにかく「何も言わず一度読んでみて下さい!!!」とだけ主張させていただくに留めておきます(笑
すいません、役に立たないレビューで…^^;


因みに絵の方は思ってたより抵抗なかったです(o^∀^o)つか、話に夢中でそれどころじゃなかったとも言えるんですけど(笑


あと1話毎に付けられたこ洒落たカフェのメニューに載ってそうなサブタイが美味しそうでした。
私は超のつく甘党なので注文するなら断然「ハニーハニーミルク」だなぁ~^^

6

これが恋の力なのか!

人付き合いがとかく苦手な三日月君の世界を変えたのは
それまで交わることもなかってあろう村山という青年との出会い。
何度も訪れる二人の別れと再会の時そばにはコーヒーがありました。
村山と出会い表情豊かに、積極的になっていく三日月君に
読み手は恋をするって素晴らしい!と思うはずです。

俯きがちだった三日月くんが一見自信に満ち溢れ、弱気になりそうもない村山の弱気を消してしまえるほどに強い人間に成長していきます。
なんども挫けながらも決めた道を一心に突き進む三日月くん。本当に漢だと思います・・・!
コミックの表紙にはお話に関係あるグッズがいくつも描かれていて一通り読み終わった後、「あ!これはあのときの・・・!」とクスリ、とできるはず。小道具が効いてくる漫画なのでよーく読み込んでみると本当に味があります。特にウサちゃん人形。これはかなーり重要なアイテムではないかな。

そして名言なのが「好きな男の顔を見ただけで、世界はこんなにも可愛いピンク色をしているのだ」。
どこの場面で出る台詞なのかは伏せておきますが、この場面はとっても映画的というか、心に迫るものがありました。
何よりこの漫画には一切エロがない、プラトニックBLなのでそこは結構貴重ではないかと。本当にお話に集中できると思います。

番外編として収録されている村山くんの味覚傷害の理由と三日月くんに惹かれてしまった瞬間。あんなにおいしそうな笑顔になられたら、確かに惚れてしまうわ。

表題作の他、いくつか短編が収録されています。
「雑巾姫」・・女の子はみーんな憧れる展開をBLで。全部の要素がラストを
       自然にしていて、読みやすい。だから紙くずに・・・(笑)

「キミは間違っている」・・・またもラストが。それより登場人物が東西線でにんまりしてしまった。

「cleaning」・・・コーヒー飲みながらやさしい音楽を聴きながら読みたい漫画。これも恋。形にはならなかったけれど、立派な恋でした。

絵柄は確かに固めですが、不思議と動きを感じる絵です。
なによりもみんな生き生き画面いっぱい動いているお話です。
ぜひご一読あれ。

6

大人のための、苦くて甘いおとぎ話

現実的な作品を読みたい時にこの本を開くのはお勧めできません。

切なさも、優しさも、甘さも、さらには痛さに怖さに悲しさまで、この本の中の感情は全てが子供のように純粋です。もしこちらが世知辛い心でもって開いたら、ダメージを受けてしまうかも知れないくらいに。

ぜひ、童話やおとぎ話のようなピュアな物語を楽しみたい時に開いてみてください。沁みます。

この作家さんの同人誌を読んでみたくなりました…!!

6

イイ…!

なんだろう、すごい危ういバランスの上で構成されてて、行き当たりばったりにストーリーが進んでいってるように見えるんだけど、読み終えれば実はすべてしっかり計算されてて、調和と整合性のある物語としてきっちり既決しているこのすごさ。
衝撃的な神作だった『猿喰山~』とはかなり傾向の違うお話でしたが、与えてもらった感動は同質のものだったという気がします。

表題作は、人から好かれることによって、そして人を好きになって、みるみるうちに変わっていく主人公が本当に愛おしかったです。
「構ってちゃんオーラのないツンツン受け」、改めて私好みだーと思いました。
さらに、攻めのエキセントリックさの軸が最初から最後までブレなかったのがいいですね。
読んでてほっこりあたたかい気持ちにさせられるというのは、まさにこういうことなんだなァと思いました。地に足のついたメルヘン。
そう、なんかメルヘンなんですよ。といっても甘いだけじゃなくて苦い部分もあって…つまり『ビター×スイート』というタイトルが実に秀逸です。

『雑巾姫』
身分違いって萌えだ!と思いました。
平等で調和のとれた健全な社会ほど、創作界にとってつまんない社会はないさねー。

『君は間違っている』
こちらも身分違い萌えなお話。雑巾姫よりこっちのほうが好きです。
プライドが高くて鼻持ちならないエリートが恋をして崩れてしまうのって、なんてアホ可愛いんだろう。
ツボ押されまくりでした。

『世界で一番小さいクリーニング屋の話』
これ凄い。
号泣しました。
なんでこんなに切ないの?こんなにシンプルなお話なのに。
どんな魔法なんだ…。
ひっそりとはじまって、誰にも知られずに終わった恋の儚さに涙するっていうのもあるけど、
ヒトは閉じた世界の中では生きられないんだということを突き付けられる切なさを感じるからかも。

6

BL漫画で初めて泣きました。

これ、アルクさんの初コミックスだったのですね。
初読みが「猿喰山」で他に色々読んだ後に読みました。

もう最初からこの方はアルク節大全開なんですね。
素晴らしい。

表題作、その他二編もよかったですが、クリーニング屋さんの話。
初めて、BLで泣いたかもしれません。
好きなんですが、つらくて読み返せない。
小さな彼の幸せを願うけれど、屹度それは叶わないのだろうなあ。

あと、表題作、最後のアルゼンチンはやり過ぎな気がします(笑)なくてもいいかも。

2

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