• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作花降るふたり

水上 慧
17歳で小説家デビュー→営業リーマン
加久田慎一郎
リーマン,総務部,水上のファン

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

17歳で彗星のごとく文壇デビューした水上青年は
直後、筆を折る。
秘められた真実──受賞作は盗作だったのだ。
やがて営業マンとなった水上は、同期の地味総務・加久田に 「大ファン」だと告げられる。
何も知らず、無邪気ともいえる 加久田の賛辞。水上は自分の忌まわしい過去を愛する加久田に 何の因果か惹かれてしまい、肉体を要求していくが…。
2人のサラリーマンに降り注ぐ繊細で残酷で美しすぎるラブストーリー。
大幅加筆修正。

作品情報

作品名
花降るふたり
著者
ここのつヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784832290891
4.3

(125)

(72)

萌々

(31)

(19)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
543
評価数
125
平均
4.3 / 5
神率
57.6%

レビュー投稿数17

読みごたえあり、です。

表紙とタイトルで読んでみたいな、と思っていて、電子版を早速購入しました。電子特典のおまけは映画館のふたり、レンタ特典で、朝のふたり、が1ページずつ。本編がシリアスでおふざけ的なことはなかったのですが、特典はライトな雰囲気で自分はこちらも楽しめました。

さて、本編ですが、ずっと攻めの水上目線です。出来るオトコ、水上ですが内面は抱えているものがあるようで、素直じゃない。受けの加久田くんは文学青年、とても純粋ですが芯のある人。
水上の気持ちを丁寧に辿ってお話が進むせいか、加久田くんともお兄さんとも上手くいくラストはかなりじーんときました。水上の心情が細やかに描かれて、読ませ方が上手なんでしょうね、わたしは水上のことがとても好きになりました。そして、逆に加久田くんサイドのストーリーが読みたくなりました。
しっかりした、重みのある作品で、読んで良かったです。

12

攻め視点はいいぞ

攻め視点、好きです。

イケメンスーツ、過去にトラウマ、受けがメガネで癒し、受けとやりたくてたまらん、性欲強し…

その上、受けの方もずっと好きで、攻めは嫌われるのではないかとヒヤヒヤしながら脅してエロいことをして悩んでる…ちょっとだけ掛け違えてモダモダしてる両片思い。
性壁のオンパレードでした!!

もちろん、小説やお兄さんというキーワードが作品に深みをもたらしています。
最後はすべてがうまくいき、みんな救済されます。
エロシーンもねっとり。
でも、もっと見たい!開発されてく加久田でもう1話見たいよう!

前作も大好きな作品で、作家買い決定しています。

10

切なさと尊さが溢れてた

過去の受賞作が盗作だという事に苦しんでいる水上が、
その作品に救われた加久田に恋をしてさらに苦しむ・・・・
切なさがたまらなかったです。

自分の隣で真っ直ぐに水上の作品への思いを語る加久田に
盗作だと打ち明ける。
贖罪ではなく、これからもまっすぐ進んでいく加久田は自分の物にならないという思いからいっそ蔑まれた方が自分らしいという思いからで。。。
”盗作について詳しく話す”代わりに体を求める水上が、
少しでも長く加久田との関係を続けるために、
前戯はするが挿入は中々しないのがこれまた切なかったですね。

終始、加久田への水上の想いに悶えていましたが、
ラスト3ページに描かれている兄の小説の一文に涙が溢れました。

5

二人の間を舞う桜の花びら

表紙の美しさに惹かれ購入しました。少し前の作品
雰囲気が良いですね。水上と加久田二人のあいだを常に静かに舞っている桜の花びらが素敵です
時代設定が1970年代頃のような気がしました。本の装丁とか飲み会の喧嘩とかあの昭和の雰囲気が漂っていたというか、勝手ながらおもってしまいました❗でも水上がスマホ使ってたから違うのか~

水上は盗作というか、ゴミ箱に捨ててあったお兄さんの原稿を手直しして受賞してるから、元々才能はあったのでは?盗作と言えないまでも兄弟合作でも良いのに、それをお兄さんに許されたことで、すごく罪悪感と劣等感に悩まされてるんですね
真面目というか不器用というか、でもそんなところに好感は持てます
そんなに苦しまなくて良いのに…そんなとき水上の小説の大ファンだと言うと加久田に出会います、加久田に盗作だとばらすわけですが、でもばらすことによって救いになってるような気がしました。
加久田は芯が強いけど純情可憐で可愛かったです
水上は加久田のことだけは、うしないたくなかったんですね加久田の強さと優しさに救われていた
最後のお兄さんの優しさが心に染みます
桜に始まって桜に終わる春にぴったりのそして作画がとても美しい作品でした

4

桜の季節が近付いて来たので♪

久々にページをめくってみました。
しっかり大人のBLで浮ついた無駄展開が一切ない大人の『恋』の話。

落ち着いて読む事が出来る上に萌も降り注いで来る、という本当に満足感の高い1冊です。

特に攻め様に萌えポイントが凝縮されていると感じましたので主観に溢れたおススメをさせて下さい(*'ω'*)

(根幹に触れない程度の軽いネタバレはあります↓)

水上さん、営業のエースで同期の加久田くんに想いを秘めております。
秘めてる、と言ってもそこは営業のエース!しっかり攻める所は攻めていく「手練れ感」に萌えます!!

そして彼自身の抱える過去へのわだかまり。
このわだかまりが家族系なのですが、重過ぎすぎずに、でもちゃんと物語には必要な要素となるわだかまり。
このお話しの軸がある事で深みが出ます。
そして水上さんの過去への向き合い方と行く末にきゅんっとグスッと来ちゃうんです!
私、感動は結構するんですけど実際に泣くって事は多くはないのですが、水解けの結末に今回はホロっといかされました…( ;∀;)

もう、私はすっかり水上さんハマり確定!
「出来る男の繊細さ」って見悶えちゃう・・・!!!

更にエロの魅せ方が、、、感涙モノのエロティックさ!
「ベッドの上では…♡感」が駄々モレでメロメロでした♡
単純に私の好みなのですが意外と描写が少ない攻め受けの乳首キスがサラッと描かれていたあのコマを見た時の興奮、、、!たったひとコマの事なのかも知れませんが私にとってはエロスが詰まってる大事な萌ポイント♪
えぇもん見せてもろたやで~(*´з`)

攻めさんへの愛を綴り過ぎましたが、それを包み込む受けのおおらかさと純真さ。
加久田くん、あなたが居てくれたからこそ、水上さんの愛しさが爆発でした!
ありがとう!

先生、素敵な2人に会わせて下さってありがとう‼

落ち着いたトーンで進む大人の『恋』の話。
麗らかな桜の季節にいかがでしょう(*´▽`*)
大事にし続けたい大人の『恋』が詰まった贅沢な1冊
おススメです!

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP