電子限定おまけ付き
hontoさんの書店員が選ぶイチオシのBLラインナップに入っていて、気になってお買い上げしました。
冒頭からのパンチのあるエロ!!受けのビッチさとドライな性格が強調されてて、攻めは情けないストーカーで、これ一体‥!?間違えたか‥?と思いましたが絵が可愛くて、受けはモッズっぽいお洒落ボーイで、続きが気になり読み進めると、良いところでヒネリの効いた魂の救済話で‥この手の話に弱いため泣いてしまいました。(簡単)
大人になるって、難しいですね。
若いときは性的に優位な方が軽蔑されつつもマウント取れるみたいな、ねじれ現象が起こったりしますよね。
受けのスウは賢くお洒落でコミュ力もあるカースト上位男でバイを公言してる自由人だけど、自分でも気付かなかった奥底の欲求に、情けなくも一途なアクに気付かされるという‥。
きっとアクに出会わなければ一生自分は自由を謳歌してる独立した大人だと思ったまま生きていたんじゃないでしょうか。そして孤独なまま死んでいく。
見せかけの大人っぽさや自由でなく、弱い情けない部分を晒して、本当に求めてるものを掴み取る(=大人)物語なのかなぁと思いました。
琢磨先生のエロもすごい。
私はエロにこだわりがあり、自分でそのこだわりがよく解らないのですが(最悪)、今作のセックスシーンは大変エロくて心にズドンときました。
どうかスウが初めて心の通いあったセックスをしてどうなるのか見届けてあげてください。(拝む)
これはエッチ重視と思わせつつストーリー重視かもしれないですね。
ビッチなスウは、友達に頼まれてストーカーを追い払いにいくことに…
そしてスウは股のゆるさでストーカーを食べてしまう!
次はスウのストーカーに!な話。
ストーカー男、もといアクは凄く純情でピュアな青年で、凄く一途です。乗り換え早!とは思いましたが笑
典型的なビッチかと思いきや、という見どころもありますので、ぜひ必見です。
初っ端からアクの気持ちの重さがすごくてびっくりしました。そして泣き顔可愛すぎかよ…。もうほんと正直キタ!と思いました。こういうのがだいっすきで探しまくっていました。攻めの重い愛にものすごく萌えます。
アクがどれだけスウを好きになっても、スウがその気持ちを信じきれず美々(アクの元カノ)から依存先を俺に移しただけ、好きが薄っぺらいと言う所はすごく切なかったです。でもスウも色々葛藤して苦しかったんだろうなと思いました。
そして何気に笑えたのがアクが普通にスウの大学にいたことです笑大学違うのに普通にいるとか面白すぎます笑
絵柄が可愛い〜のでちょっとシリアスな展開もスラスラ読めました(^^)おススメです。
先に読んでしまった「ずっと君のターン」に出てきてたアクとスウのこちらがスピン元。
セフレと好きな時にエチして後腐れないのが最高だと思ってるビッチのスウは、女友達にストーカーしてる粘着男の撃退を頼まれる。その相手アクと成り行きでエチしてしまい、今度はスウが惚れられる事に!
一途で愛が激重すぎるアクと恋愛合理主義者のスウ。両親との関係から本心と向き合うのを避けてきたスウだけど本当は無償の愛が欲しくって、ひたすら真っすぐ想いをぶつけてくるアクと初めて身も心も1つになれたのが泣ける。。。
好きな人とするエチが一番だよね。粘着彼氏最高じゃないですか〜?
琢磨先生の「ずっと君のターン」が大大大好きで、もう何度も何度も読み返しています。(そして毎回泣く。。)
そのスピン元がこちらの「アクスウ」だとは知っていたのですが、
ビッチな受けが個人的に苦手で、今まで手に取らずにいました。。
が今回、幻冬舎さんのクーポンを使って購入。手に取ってみて良かった〜!
琢磨先生の描かれるお話は、必ず何かグッと胸が詰まる切ない設定や
展開があり、今回も途中、思いがけず涙が、、( ; ; )
「ずっと君のターン」の主人公・コウくんもたびたび登場していて
いい役回りをしてくれていたのと、
ちゃんと「君タン」へと続く伏線があったことに驚き。(そして嬉しかった♡)
親友女子に付き纏う男・アク(攻)を引き剥がすため、
言葉巧みに慰め誘い、体の関係を持ったビッチ受け・スウ。
これで万事問題解決…と思ったら、アクは今度はスウにロックオン!
大型ワンコのようにまとわり付いてきてー
と続く、大学生同士のラブコメです。
なんだろう、アクが粘着ストーカー気質なのはまず間違い無いんですが
なんとなく憎めないのは、行き過ぎた行為(盗撮とかGPS追跡とか)はなく、
微笑ましく思ってしまうからかな。
別の大学に通うスウのところまでわざわざやって来て、
一緒に講義を受けたりとか、SNSを逐一チェックして居場所を把握してたりとか、
大型わんこが一生懸命飼い主を追いかけてるようで、なんか可愛い、と
思っちゃいました(*´艸`)すっかりBL脳になってるのかな、自分。。
で、グッときて涙ぐんでしまったのが、ヘタレ粘着わんこなアクが
終盤見せた、男気/漢気。
セフレからの誘いを断り続けていたスウ。
そんなスウの前に現れたセフレがスウに酷い言葉を投げつけ
侮辱するのですが、スウをストーキングしていたアクが現れー
という展開、そこでアクが叫んだ言葉に、胸を突かれました。
「スウは確かに誰とでもセックスするけど、(中略)
別にセックスで人を弄んだりはしてないよ」
「お互い楽しくなるように相手のことを考えてる」
「セックスはスウのコミュニケーションなんだ」
そして、極め付け、心に響いてたまらなかったのは
「スウのセックスにはちゃんと心がある!」
という言葉。目頭が熱くなって、涙が出て来てしまった。。
この事件の前に、スウから辛辣な言葉を浴びせられていたアクだけれど、、
「黙ってブロックしたりせず、そうやってダメなところを言葉で正直に
ぶつけてくれるところがいい」と後に語るアクに、私も完全に絆されました。
大切な人がひどい言葉をぶつけられて傷ついている時に、
その場が収まってから出ていって慰めるんじゃなく、
すぐさま飛び出していって庇うことができるアク、ものすごくカッコいいよー…!
ふらふらと遊びの関係を楽しんでいたスウにも、
読み始めた当初は正直いまいち感情移入できていなかったのですが。。
両親の不倫というトラウマ、そして傷ついたその心の奥底には
「無条件に愛されたい」という思いがあったー
そんなことが明かされ、スウの解像度が上がるほどに
愛おしく思えてしかたありませんでした。
(でも、「あざといな〜」という印象は最後まで変わらず( ̄∀ ̄)
そこがスウの個性だからOK!)
アクの方が愛重めに見えるけれど、
大きく救われて、大好きでしかたなくなってるのは、
スウも同じなんだな、と思う終盤のエッチ。
初めてでもないのにドキドキしてしまうスウに共感し、
自分もドキドキしながら読みました//
この後、「君タン」そしてさらにそのスピンオフ作の「アマハビ」への
ループまっしぐらです(*´艸`)
アクスウの世界線の彼らの物語、じっくり浸って何周も楽しみたいと思います✨
★修正:tn白抜き(電子Kindle)