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  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×213
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない7

67

レビュー数
13
得点
178
評価数
48
平均
3.9 / 5
神率
45.8%
著者
阿部あかね 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784801966154

あらすじ

ガキの頃、下半身に直撃を受けたインディーズバンド〝バングース〟に憧れ、バンド活動をする志門。
偶然にもバングースのギタリストで今は花屋の圭史と出会い、なんとか花屋のバイトとして雇ってもらえることに。
そこで志門が見たのは、朝っぱらからスーツの男とどエロいエッチをしている圭史の姿。
しかも相手はバングースのヴォーカルで今は妻子持ちのリーマン・遥で…!?
拗らせまくった大人達の関係に自ら飛び込んでしまった若者の運命は…!?

表題作code:G

圭史(ジー)・元ギタリストで花屋店主
遥・元ヴォーカルで妻子持ちの会社員

同時収録作品code:G

志門・ジーを慕うギタリスト /圭史

同時収録作品code:G

志門
圭史

その他の収録作品

  • カバー下 あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数13

こういうのが読みたかった

阿部あかね先生の新刊!しかも音楽モノ!ということで、ウッキウキで電子版をカートに入れたまま、5日ほど迷っていました。
あらすじと皆様のレビュータイトルだけ拝見して、これはかなり苦そうだぞと。
苦味も刺激物も三角関係も大好物で、普段なら食指が動くんですが、気分的に「今は食えねー」ってときもあって。

食べてみたら案の定、余韻の残る苦さ。
阿部先生って「一体何の調味料使ってるんですか?」ってくらい、独特の味付けをなさる。
(後味悪くて美味しくない)
と感じる方もいらっしゃると思います。
地雷要素たっぷりなので。
でもやっぱり私には、クセになるたまらない味付けでした。えぐみもうまみ。迷ったけど、読んでよかった。

主な登場人物は3人。
・バンドマンの志門。
・志門が幼い頃から憧れていたバンド“バングース”の元ギタリスト・圭史(ジー)。
・バンド解散後も圭史と体の関係を続けている既婚者で元ヴォーカルの遥。

この濃いメンツによる、希薄に見えて実はめちゃくちゃ濃い関係を描いた作品です。

エロ面は3Pありの総あたり。
圭史×遥、志門×遥、志門×圭史で、各々のポジションは固定です。
想いのベクトルは、圭史⇆遥、志門→圭史。
そして、志門⇆圭史になっていく可能性も感じさせるラスト。

アグレッシブな性的関係の裏には、激しい執着愛が潜んでいます。
これだけの愛があるのに、何故そうなってしまうの?という理解し難い歯痒さ。
歯痒くてモヤモヤして全くもってスッキリしません。
リアルな倫理観で読んだら、登場人物全員エグい。
主役3人だけでなく、バンドメンバーも志門の彼女も、みんなモラルをそのへんに置いてきちゃってる。
ない者同士だから、片目つぶりながら関係が成り立っているような人たちだと思う。
でも、描かれていないはずの枠外に、読者それぞれの求める終着点がきちんと描かれている気がするんです。
好きなように想像して、好きに描いていいんだ!と思わせる絶妙なラスト。

阿部先生の作品には、BLだけどBLらしくないところに、リアルな男の性を感じるんですよね。
男同士の不思議なバランスで成り立つ関係性。
そんな、BLファンタジーとインモラルな性が混じり合う、独特の苦味が本当に好き。

賛否両論ありそうなタイプの作品は、大抵“賛”のほうに転がる私です。
この作品も、理解し得ない〔何か〕に非常に惹きつけられました。

6

エロの中に隠した執着心に萌える

作家買い。

阿部さん作品の大きな魅力の一つは、人間の裏側まできっちり描くストーリーかなと思っています。表面だけ繕っていない、と言っても良い。

今作品も、複雑な人間関係ががっつり描かれています。
でも、ドロドロはしていない。

阿部さんらしいギャグが所々で盛り込まれていることも要因の一つだと思いますが、最も大きな要因は、主人公にあるように思います。





主人公は志門。
彼は5歳の時に父親に連れられてインディーズバンドのライブを観に行った。
度肝を抜くファッション(なんせボーカルは白ブリーフ一丁で歌ってる)、インパクトのある歌詞、そして何より、ギターの演奏に釘付けになった。

それ以来彼はそのバンド・バングースを聞き続け、今では彼自身、インディーズバンドのギターとして日々過ごしている。

そんな彼は、練習場としてとある花屋さんの地下に赴くことに。
そして、そこで出会った花屋さんこそ、彼が追い続けてきたバングースのギター・ジーさんで…。

というお話。

ジーさんに憧れ続けてきた志門は弟子入りを希望するも却下される。
どんなに断られても、嫌がられても、ジーさんの元から離れたくない志門だったが、そんな彼に事件が起こる。

ジーさんが男とセックスしているところを目撃してしまったのだ。
そして、その男が、バングースのボーカルだったことも。

身体だけの関係と嘯く彼らに呆れる志門だが―。

このお話は志門が主人公で、彼視点でストーリーは進みますが、でも、このお話はジーさんと、バングースのボーカル・遥の恋のお話を描いた作品だと思うんですよね。

ちょっとしたことで喧嘩になり、バンドを解散してしまった彼ら。
結婚して子どもを作れ、と遥に言ったジーさんと、そのセリフを言われた遥。
遥が結婚した時に離れるべきだったのに、離れることが出来ずずるずると身体の関係を持ち続けてきたこと―。

素直になれず、でも、相手のことが好きすぎて雁字搦めになってしまった、ジーさんと遥の恋。
ジーさんと遥の、お互いへの執着心は半端なく、だからこそ二進も三進も行かなくなってしまった。

それを、彼ら視点ではなく、志門視点で描くことでワンクッション置くことになり、シリアスになりすぎない。
志門視点で彼らを見ているのにも関わらず、ジーさん×遥のもどかしいまでの恋心が手に取るようにわかる。

この描き方が非常に秀逸で、読んでいて萌え禿げるかと思いました。

彼らは彼ら自身の執着心をセックスでごまかそうとします。

愛しているからじゃない。
ただ、快楽が欲しいだけ。

そう、相手だけではなく、自分自身をも騙そうとしている。

それゆえに濡れ場は多いですし、その一回一回が非常にエロい。
でも、その濡れ場が、彼らの素直になれない愛情を表していて、なんとも切ないです。

ジーさん×遥。
そして、ジーさんを想い続ける志門。
出てくる登場人物たちの執着心は半端なく、ややもするとドロドロした昼ドラの様になってしまうのだけれど、志門視点で描いたこと、そして阿部さんらしいギャグが入ることで、笑いとシリアスと、そして萌えが良い感じでミックスされていました。

ただ一点。
序盤、志門の彼女という女の子が登場します。
彼女がビッチさんで、志門のバンド仲間の男の子たちと浮気しちゃうんですね。
がっつり、女の子のセックスシーンが描かれていますので、苦手な方は注意が必要かもです。

あと、ジーさんは遥相手の時は攻めですが、志門との絡みの時は受けになります。
個人的にはこれに激しく萌えましたが、もしかしたら苦手な方もいらっしゃるかな?

阿部さんの描かれるイケメン男子って個人的にドストライク。
今作品の男の子たちもイケメンで眼福でしたが、このお話は時系列で言うと長期にわたるお話です。最後に、ジーさんがおっさんになって登場しますが、このオッサンが、

イケオジ過ぎて辛いです…。

何という渋さ。
酸いも甘いもかみ分けたイケオジ具合ががっつり描かれています。

そんなイケオジ・ジーさんのもとに訪れる志門くんも、良い感じに大人になっていて、最後の最後まで眼福でした。

4

一冊になるのを待ってました!!!

最高でした!!!

憧れの人に会い、その人は妻子ある遥と寝てて、最初は混乱から圭史を手に入れたいという切望に変わり、最後は圭史の幸せを願う、という。
上手く言葉に出来ないのがもどかしいのですが、ただの三角関係ではないです!!


遥も妻子は大事で捨てられない、けども圭史を手放すことはできないし、圭史も分かってて曖昧な関係が続いている、この周りから見たらクズに見える関係がこの2人だとしっくりくるのもまた凄いです。拗らせ具合が堪らないです…!


この2人の間に志門は入れるのか?と思ったら、グイグイいく若さが強いな、と思いましたw
幸せになって、と言って離れたけど、耐えられなくて側にいたいと戻ってきた志門。
志門がこの中で1番大人なのかな?w


#6、志門も遥との関係を切れないということを分かった上で全部引っくるめて受け入れてるわけなので、その中での圭史からのキスはかなり絆されたというか志門の存在が圭史の中で大きくなっていったんだろうなと思うと堪らなかったです。

レンタさんで購入しましたが、電子特典での志門と圭史を見て、なんかちょっと安心しましたw

とにかく魔性の圭史に振り回される感じが最高なお話でした。

これで綺麗に終わってると思うのですが、でも、出来ればその後の話も読みたいです!!!!お願いします!!!!!

2

それぞれの存在を認め合う関係

面白かった!

人生で影響を受けた人達に実際に会えて、その後の人生を変えられるお話でした。

最初の方は阿部先生の良さである軽妙な感じで進みました。特に志門の元カノの股のゆるさでバンドメンバーが兄弟だと判明したやり取りにはウケました。

圭史と遥の関係にはやり切れなさは感じたけれども、2人にはこういう関係しか無かったのかもしれないと納得しました。

インディーズバンドで成功して圭史への想いを込めた曲を引っさげて来るとか、志門がカッコ良くなっていて感動しました。

きっと遥の存在も志門の存在も認めながらの関係を続けて行くんでしょうね。
圭史が孤独にならなくて良かった。







2

魔性ギタリストですよ(今はお花屋さん♡)

んまぁぁぁぁぁぁぁぁ!ジーさん(圭史)って言う色気ダダ漏れのオトナがいるんですが(しかもメガネで表の顔は爽やかなお花やさん♡)、この人が魔性ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!やばいぃぃぃぃ。逃げろぉぉぉぉ!って感じです笑

簡単に言うと、若気の至りで関係が歪みまくってて正味体だけの関係なのに「愛してるよ♡」なんて言っちゃう圭史と遥(おそらく圭史への当てつけで結婚して妻子持ち)。見た目は大人だけど2人でいる時は青春真っ只中の頃にタイムスリップみたいなカップル。救いようなし。俺らに近づくな感あり。



子供の頃圭史のギター音に魔法をかけられて、クズ人間だと知ってからも執着し続ける元年下可愛い系ワンコが豹変してクズ化した人気インディーズバンドのギタリスト志門。圭史のリフ(旋律)をアレンジしてお花屋さんに恋しちゃう曲を書いちゃうぐらいには粘着質。救いようなし。

の2カップルがわちゃわちゃしてます。

志門と遥の絡みもありますよ。2人しておそらくこの3人中でも一番のクズであろう圭史を取り合ってる感じです。魔性ですね♡黒魔術♡お花屋さんの裏であんなどエロいことしてるなんて、好きすぎる(//∇//) 元ギタリストでグズで色っぽくてメガネで髪の毛柔らかそうなお花屋さんは好きですか?はいっ!!!って感じです笑

以上です。

1

歪に成り立つ深い愛

熱いバンドマンの話かと思えば、バンドマンではありますが、なんとも言えない愛に魂を感じて非常に素敵な作品でした!!
一方的に見えた愛情は、不器用ながらも相互関係にあり、歪だけど成立している…。後腐れないほど軽くないし、だけど一途ほど重くない、そんな圭史と志門と遥の三角関係が私は好きです。大人の愛は拗らせると味が出ますね。
とは言え、しっかりラストは志門と圭史の愛で終わるので、ハピエンだと思います!
初めて拝読した先生でしたが、独特な雰囲気ですごく素敵でした!

0

肯定はしませんが深い…読み手を選ぶ、阿部節炸裂!

この作品は賛否両論がハッキリわかれますよね…
もともと節操のないキャラが苦手な方は、阿部先生作品には初めから手を付けないと思いますが
既刊作品が好みでも、この作品はまたひと味違います。

主人公は志門ですが、この作品は圭史と遥がこじらせた執着愛がメインです。
こじらせた執着愛に倫理観のないエロ話…と言われたらそれまでなんですが、違うんですよね。
それに、三人は言い訳も肯定もしていないし、そうかと言って開き直っている訳でもない。
見どころは、三人三様の執着の仕方でしょうか…一番ズルいのはこんな関係にした圭史なんですが、
巻き込まれ事故で人として成長した志門が数年後に戻って来たことで、
この終わりなき道の行く末がどうなるのか?

圭史と遥は一生続く絶対キレない関係で業ですよね、身体が離れたとしても心では繋がり続ける二人。
圭史のズルさが一番生々しいなぁ…遥の幸せを壊すことはしないけど、自分の前に現れる度に心は踊る…
志門を交えて一悶着あった後、圭史の元に戻って来た遥。
二人はやっと愛の言葉を交わし、今のままの関係を続けていく。
ただ、愛してるの言葉で遥は少し気持ちの整理ができつつあるのか、
もう一日出張にと引き止めた圭史をかわし、家族の元に帰る…それからもたまに来て続く関係へ。
これは遥のフェイドアウトの兆しなんでしょうか?

数年後にバンドが売れ出した志門が、圭史を忘れられないと言い戻ってくるとすんなり受け入れる。
圭史の人生の一部だけでも、自分と重ねて貰えたらいいというスタンスの志門が、
年数と共に欲を出さない限りは現状維持?

三人ともが、現状は今の関係に満足している終わり方なんでハッピーエンドなんです。
あえて決着がつかない関係で終わったと思いますが、読み手によってはこれが辛いんですよね。
個人的には妄想が膨らむ楽しさなので、ありなんですが…。

個人的にこの関係を肯定しない理由はもちろん、遥の妻子ありです。
圭史と志門の関係は誰にも迷惑が掛からないですが、
圭史と遥の関係はたくさんの不幸を招くはず…いくら圭史との関係で遥の心が安定し、
家庭が上手くいっているとしても…時限爆弾の恐怖。

コミカルベースで展開しながら、時折りシリアスにせつなく、痛みでエグられる…
やっぱり、阿部先生の作品はクセになります><

そして、バンドマンネタが面白い!
メンバーに女を寝取られ揉めることはよくありますが、結局バンドメンバー全員兄弟と判明し鎮火する…
メンバー全員喰いもよくある話ですが。。。

バングースメンバーのインパクトがスゴイ!全員が前髪、メガネ。
遥のおかっぱと瓶底メガネに白ブリーフが一番ハマりました~~~もっと見たかった!

それにしても、見る度に美しくなる阿部先生の画力の高さ…ほんと美しい!
そして、Hシーンはエロスです…しかも、淫乱ネコは最強。
ほんと、すばらしいの一言に尽きます!

※シーモア:修正はガッツリ白抜き。
 Renta:修正うすめ。紙本と同じだと思います。

4

阿部あかね史上最強にクズい

初麗人コミックスおめでとうございます\(^o^)/

表紙見て「カッコいいバンドものかな?」と思うなかれ。
最初数ページ読んで「カッコいいバンドものじゃん!」と思うなかれ。
阿部あかね作品史上最強にクズい男達のどうしようもないラブストーリーでした。
でも共感のきの字もないかと言ったら、そうでもないところが胸に余計苦味が残ります。

このお話の登場人物は3人。
主人公の〔志門〕
志門が神と崇める元ギタリスト〔圭史(ジー)〕
圭史のバンド時代のボーカル〔遥〕

圭史と遥はすでにバンドをやめていて、遥に至っては結婚までしているんですが、現在進行形でセックスしている関係で、そこに志門が巻き込まれていく形のトライアングルラブです。
ちなみに掛け算は、圭史×遥、志門×遥、志門×圭史。3Pもあり。

圭史と遥の関係が、説明するのが難しいかなりややこしい関係なんですよね。
2人目が生まれるような夫婦生活をしながら圭史とヤリまくってる遥はまぁクズなんだけど、実は圭史が巧みに自分から離れられないように操ってるというか。
「放し飼い」って志門が表現するんだけど、ほんとそんな感じ。
金持ちのボンボンなんだから結婚して跡継ぎでも作れって圭史に言われて、それを実行して、そこに幸せを見出してる遥。
たぶん圭史も一緒で、遥が絶対に自分からは離れないっていう自信があって、自分の言った通りの人生を送ってることに安心を見出してる。
全然理解できないけど、2人にとってはそれが最適解なんだろうって感じ。

でも志門は黙っていられない。
憧れの大好きな人(=圭史)には幸せになってほしい。なぜ幸せになれないのか。
打算的な圭史に突進していく青臭さがいい。
かと言って、遥と圭史が変わることもないのだけれど。

結局彼等はどこに着地することもないんだけど、志門のキャラと、志門の目線で描かれているから、このどうしようもない恋愛が読めるラブストーリーに仕上がっているようにも思えます。
先の皆様のレビューを読んで、もやっとするかな?と思いながら読みましたが、全然大丈夫でした!


そしてねぇ、紙本で読める部分ではどこにも着地してない彼等なんだけど、電子版限定で付く描き下ろしに「お?」となる点があるんですよ。

志門と圭史もしかしてちゃんとラブラブ??もしかして同棲してる??

すっかり抱かれる側になってるアラフォーのジーさんうまうま♡
いやいやここからを読ませてくださいよ‼︎と思わず鼻息が荒くなりました。
バリバリ攻めだった男前がアラフォーで初駅弁されちゃうなんて、人生何が起こるか分かりませんね( ´艸`)

【電子】レンタ版:修正○、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(4p)付き

4

ロック・バランシング

ヤッター!「阿部あかね」によるバンドもの!と勇んで読み出す。が。
今読み終えてみて、そのはじめの期待とはまた違う所で余韻に浸っている。

ストーン・バランシング or ロック・バランシング…
…って知ってる?
石を信じられないバランスで積むアート。
こんなバランスでなんで静止してんの?っていう超絶な石積みなんだけど、この3人はコレを思い出させる。
この3人の関係性は、3Pとも三角関係とも言えるんだけど、そう取るには違和感があって、やっぱり形の全然違う石たちのバランスのよう。
そして、麗人さんじゃない別会社からの作品だけど、「好き嫌いは言わないよ」「苦いのテーマ」の進化、いや深化系に感じられた。
ビッチとか浮気とかの実際の苦々しさ。そして今作は「一人の人間と関係を続けることの呪縛」…?
この呪縛を前にしては、バンドのメンバー全員と寝てるビッチちゃん(♀)や、それでモメるメンバー達がなんと簡単で単純か、としか感じられない。
圭史と遥の関係性は、賽の河原の小石積みのよう。
ここに1人の若者・志門が現れるけれど、彼も石のひとつになってしかも崩れることができない。
この作品が凄いな、と思う点がもう一つ。
全員が「男」だからこそ成立するんだよね。
遥のナワバリに入り込んで、圭史x遥のパワーゲームに巻き込まれた志門。
妻子がいて、でも定期的に圭史に掘られずにいられない遥。
今の状況になった罰としてのように志門に犯される圭史…

ラスト、圭史を包むような男になっていく志門に甘さが出て、この甘さが残念に思うほどこの刺すような「苦み」が癖になる…

4

苦みが強い…

阿部先生の作品ってけっこう独特なので、人を選ぶ感じの作品が多くて、それでも今までの作品は甘さはあったのですが、今回は完全なるビターテイストです。
簡単に纏めると、拗らせたクズ魔性と拗らせたクズビッチと、その二人に引き摺られてクズの階段を駆け上がったクズのお話。しかも3人受け攻めが入り乱れるので、かなり地雷な人も多いかと…
一応主人公は志門になるんですかね?しかし事後描写も含めたら、その主人公以外がエッチしてるほうが多いです(笑)
先生のクズってわりとリアルに居そうな感じのクズが多いイメージなんですが、今回のは突き抜けたなぁと思いつつも、先生心理描写がお上手なので、リアリティが伝わってきます。
私も最初は「今回感情移入できそうなまともなキャラいないけど大丈夫かなぁ…」と思っていましたが、読んでるうちにどんどんと引き込まれていきました。

圭史×遥の拗らせCPも志門のおかげで少しはまともになるかと思いきや、クズのままで終わりました…そこは変わらないです(笑)遥は妻子ある身で浮気し続けるし、圭史は遥とも志門とも関係を続けます。でも、圭史と遥が本音を言い合えたのは、大きな変化かなと。

しかし子供に浮気相手の名前付けようとするってどう考えても最低すぎる(笑)

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