大きくなったら僕を番にしてくれる?

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ぼくは道くんのΩになりたい

boku wa michikun no omega ni naritai

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表題作ぼくは道くんのΩになりたい

遊佐道昭
α,高校生→社会人(ゲーム制作)
篠津亮
Ω,小学生→大学生

その他の収録作品

  • パパズ エンカウント(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • ふるえる夜のおでん(描き下ろし)
  • 土曜日の決戦
  • ユリアさんと凛ちゃん
  • 亮くん(10才)の価値観

あらすじ

小学生の亮には、毎週日曜日に遊んでくれる道くんという高校生のお友達がいる。
周りのαの人たちとは違い、地味で全然αに見えない道くんだけど、亮にとっては特別な存在で…。
年の差もあるしΩかも分からないし、道くんはこの気持ちに応えてくれる…?

地味で冴えないα×Ωになりたい一途な年下幼なじみの、約10年に渡るキュンキュンかわいいラブストーリー♡

作品情報

作品名
ぼくは道くんのΩになりたい
著者
リトルエヌ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
シリーズ
ぼくは道くんのΩになりたい
発売日
ISBN
9784815500597
4

(67)

(23)

萌々

(30)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
268
評価数
67
平均
4 / 5
神率
34.3%

レビュー投稿数8

オメガバース小学生版

隣のお兄さん、道くんが大好きな小学生、亮のお話。とにかくタイトル通りで、ひたすら道くんが好きでアタックし続けます。
亮の家は、父、兄、オメガの姉の番さんと、優秀なアルファ揃いですが、まだ性別の分からない亮は、道くんと番いになるために、オメガだったらいいなあ、と思っている。
一方の道くんは、ベータ家に生まれたアルファで、優等生ではなくゲーム(作る方の)オタク。ちょっとテンプレアルファからは外れている。

そんな二人の、ほのぼのしたやりとり。
逆にいうと、それだけで終わっているような。なかなか手を出してくれない道くんにやきもきするも、すれ違いはそれくらいで、後は好き好き、しょうがないなぁ、みたいな感じで終わります。
背景もあっさりしてて、ちょっと物足りなかった。

1

暗くないΩ

Ωバースものって暗いお話が多いのであんまり好きじゃないんですがこれはちょっと違ってました。大好きな近所のお兄ちゃんと番になりたいからΩになりたい!ってずっと思い続ける少年のお話。最初の方はまだ主人公亮が小学生なのでどちらかと言うとショタの方で地雷がある人もいるかもしれません。でも、安心してください、さすがに小学生、中学生には手を出しません。
エッチな場面はそんなにありませんし、小学校高学年から高校生になり、発情期を迎える辺りまでの日常的な二人の何気ない毎日を丁寧に描いています。エッチにいたるまでの過程を重視する方にはおすすめできる一冊です。

3

琴香

私もです〜!
オメガバース を少し避けて他部分もあったのですが、こんなに温かいオメガバース に出会えて良かったなぁなんて思ったり。二人をみるとほんわかした気分になれます。
レビューが素敵だったのでグットさせて頂きました(*´꒳`*)

出会えたことを神に感謝するって言うくらい好きな人と恋をする事とは。

地味でややコミュ障でヘタレ、っていう設定の、隠れ(?)αの道くんがオットコマエ‼︎なんですよね♡
とっても好感度高し。そんな道くんに小学生の頃から 好きで 好きで、一途に「番になりたい。」と想い続けている亮。そんな二人のピュアっピュアな、所謂「永すぎた春」のお話。

自分に懐いている小学生に邪な気持ちを持つこと無く、フツーに遊んでやり、まだ性別検査も行われていないからと、「番になりたい。」と言い続けるのをいなすでも無く、真摯に受け止める道くん。
主に亮くんの家族に温かく見守られ、成長した二人の恋が成就するまでがとても丁寧に描かれています。
途中、大学の友達に発情期が来て、友達として好きだから番って欲しいとお願いされた道くんですが、亮くんのお姉さんの番 ユリアさんに言われたことを例えに出して。「出会えたことを神に感謝するって言うくらい すげえ幸せそうで。」だからそういう人と結ばれるべきだと説得するんですよね。
「いいかな、っていう理由で俺を選んじゃダメだと思う。」それを聞いた友達、ユノはますます道くんを好きになっちゃうわけですが。いや、これは男前過ぎる‼︎惚れてまうやろー‼︎
そういう道くんだからこそ。好きにならずにいられないんですよね。
まだほんの子供の亮くんが、自分のお姉さんにヤキモチを妬く様子も可愛い。
Ωになれれば、αの道くんの番になれると願い続けて来た亮くんだけど。
オメガ性とは関係なく、亮くんを愛しているということをきちんと告げる道くんの男前さ。
彼は所謂 華やかなαとは一線を画すタイプかもしれないけれど、それでもその男前さはやっぱりαだよね!と、きゅんきゅん♡させてもくれるのです。

亮くんのお兄さんが 容姿端麗、優秀な弁護士という テンプレ的なαなんだけど、その番である柊真くんは発情期じゃない時はエチをしないと言い切っていて。ツンデレが過ぎる彼の物言いはちょっとだけ不穏だったりするので、彼らのスピンオフはぜひ読んでみたい。
時に辛辣だったりするけども、彼なりに亮くんを大切に思っているのも分かっていて。
篠津家の末っ子は ものすごーく愛されているというのが良く分かる。
また、この家はいずれもα × Ω カップルの家なんだけど、どういうわけか、男 × 男。女 × 女。という、男女性別で言えば 皆 同性婚なのだ。そして社会もその面では開かれているという少し進んだ世界観。オメガバースはもちろんファンタジーだけど、それ以上に大切な心の在り処を描いてもいる。
優しい物語でした。絵はちょっぴり雑かもしれないけれど、それも味があると思います。
亮くんのプルプルなんて、可愛くて。ポップカラーの表紙も好きです♡

4

落ち着いて読めるオメガバース


とても落ち着いて読めるオメガバースでした。

オメガバースものが好きなので、だいたいのオメガバース作品は読んでいましたが、この作品ほど安心して読めるオメガバースはないんじゃないかなと思います。

物語に山あり谷あり、最終的にハッピーエンド!!みたいなものも好みですが、今回の、特に大きな事件とかそういうのがなくて、安心して読めるお話も好みです。


幼い頃から、遊んでくれる年上のαの道くんが好きな亮くんが本当に可愛い。

亮くんは、道くんと番になりたいからΩになりたいとずっと思っている子です。
そんな亮くんを見ていたので、この世界ではΩに対してマイナスなイメージがないのかな?と、思ったりしましたが、それは亮くんの周りにいるΩの人たちが幸せそうに見えたから、なのかな?

道くんと番になりたいと、迫られているうちに絆されている道くん(笑)

αらしくないαということに、少々コンプレックスがあるような道くんだけど、とても優しくて紳士的(ヘタレなだけ?)な人です。
でも、私はそんな道くんが好きだよ!!笑


そんな二人が番になるまでを、心穏やかに読めて素敵なお話でした。

5

健気な恋心

幼き子が、近所のお兄さんを、
友達としての好意から 種を意識する"好き"に変わり、健気に思いながら成長する姿にキュンキュンしました。

好きな人の番になりたい、だからΩでありますように…
αの高校生 道くん(攻)への、亮(受)の、小学生という幼いながらの健気な願い、可愛いです!
種の決定の時期になっても、友人 イガちゃんが"Ω"との判定に怯える様子を見て"僕のなりたかったΩという性は 一般的にはこういうものだということを知った"と考えつつも、それでもΩへの揺るがぬ願いに、本気を感じました。

理性を失わずに番いたいと思う道くんにも好感が持てました。

αだから、Ωだから、という種が先行して惹かれ合うわけではなく、
好きな人がαだから、番になりたいから、Ωになりたい、 という感情…恋する楽しみと、考えざるを得ない種への戸惑いの両方が伝わり、オメガバースの面白さを感じました。

2

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