人間のメスなんかより俺の方が …坊ちゃんのことわかってる

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作任侠猫ちょこ

植田 鈴(26歳・美容師)
ちょこ(飼い猫)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下マンガ表:あの時のものを 裏:あの時の浴衣で

あらすじ

失恋した美容師・鈴(26歳)が飼い猫・ちょこに「お前が人間だったら お前と付き合うのになぁ」ともらしたその夜――。逞しい任侠の男になって、カラダで恩返しをしにやってきた!!
「男は無理!」な鈴も、顔は怖いが健気なちょこに心が揺れて…?ノンケ飼い主×元カノに勝ちたい一途な任侠猫の義理と忠義のゴツ可愛★人外ラブ!!コミックス描き下ろしも収録!!

作品情報

作品名
任侠猫ちょこ
著者
森キヨウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
ISBN
9784575380484
3.8

(35)

(9)

萌々

(16)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
130
評価数
35
平均
3.8 / 5
神率
25.7%

レビュー投稿数7

義理人情に厚いネコ

美容師の鈴は彼女となかなか続かず振られてばかり。
愛猫の黒猫ちょことの暮らしが3年で最長記録を
更新中な鈴はふとちょこに
「お前が人間だったらお前と付き合うのになあ」と
呟きます。

翌朝鈴の前に現れたのはお月さまの不思議な
チカラで人間の姿になったちょこ…!!
黒い耳としっぽはそのままに強面で筋肉質なイイ身体。
任侠みあふれる喋り方で鈴を「坊ちゃん」と呼び、
「おつきあいしやしょう!」と迫ってきて…

3年間傍にいて、歴代彼女の誰よりも鈴のことを
分かっていると豪語するちょこ。
突然の出来事に驚く鈴とぐいぐい迫るちょことの
やりとりが面白くて、ちょこの言動への鈴のツッコミが
いちいち的確で笑ってしまいます。
猫あるあるが随所に盛り込まれているのもよかったです。

鈴をもやつかせる当て馬(?)がまさかのガチの猫だった
のもこの作品らしいといいますか。
さらに後半出てきたちょこのかかりつけの獣医師で、
黒髪眼鏡がやけにセクシーな多賀先生にかけられた言葉で
揺らいでいた鈴の気持ちが固まり、ちょこの大切さを
再認識して飼い主と飼い猫の絆以上の愛を確かめ合って。

えっちの時のちょこ、ネコなのにネコらしからぬ
態度でまたつい笑わされてしまいました。
満面の笑顔がとてもかわいかったです♪

相思相愛の多賀先生と愛犬マルもお月さまのチカラで
何か起こらないのかな〜、なんて妄想しちゃいました。

2

忠猫

元野良のちょこ(猫)を拾って飼い始めて3年。
ある日ちょこが人間になっちゃうお話。

鈴の元カノの影響で「任侠モノ」のDVDをたくさん見たおかげで
喋る言葉も人間の心得(?)もすべてが任侠(笑)
帰宅した鈴のお出迎えなんて、組長を出迎える組員そのもの♪

話し合いをする約束だった日に仕事を遅く帰ったら
猫に戻ってた時は・・・・もぉぉぉキューン!でした!
ちょこの”猫の仕草”に切なさが溢れました!!!

そして、なにより・・・
ちょこ受けですやん♡キュン

1

ね〇ね〇幻想曲、みたいやん・・・・w

猫がお月さまの力で人間になるって設定、
世代なのか、少女漫画雑誌り〇んで連載されてた、ね〇ね〇ファンタジア思い出しましたw

あれれ?お月さま~ってやつで
主人公黒っぽい猫。。。これは。。。みたいなw
で、これがBLで、猫(ちょこ)が使う言葉が攻めの元カノの影響で任侠映画風になって
なぜか見た目もいかついwっていう。
どんだけ見た目にオチあるんだっていう感じでした。

でもその顔の傷にも理由があって、
飼い主である攻めがほだされるのもわかるぜ・・・って思いました。
(髪の色の感じもあの某少女漫画の飼い主に似ている。。。)
ただまあ、飼い主はノンケであって、そこまでハンドルキレる要素になるかなあ
っていう疑問が残ってしまったので萌×2評価です。

猫独特の表情とか、猫のしぐさとか、作者さん、猫好きなんだなあ・・・と
感じさせるものがあって終始ほわっと温かい気持ちになりました。

猫姿のちょこはめちゃくちゃかわいいです。

0

ねこ ちょこさんがひたすらかわいい

森キヨウ先生デビューコミックスです!
ケモミミに任侠風味をプラスするとは!!
やられました。

黒猫のちょこちゃんの造形がめちゃかわいいですよ。それが何故か人間になったら人情に熱い極道の人な見た目!!

どうやら元カノがみていた任侠シリーズの影響のよう。しかも、しかも、影響うけたのはそこだけじゃなくて、あらゆる意味のご奉仕の仕方まで!!!

攻め植田くんが不可抗力でちょこのお胸を触ったとき意外と柔らかい!の感想がじわじわきました。ふわふわのお胸なんでしょうね!
もうその妄想だけでご飯おかわりできました!

人間の姿になっても、動作が猫さんのままなのがかわいいくて、もえもえきゅんです。

猫好きさんは絶対読むべき一冊!

0

猫をヤクザ風にするアイデアに痺れる

美容師×攻に拾われた黒猫・ちょこです。
全編通じて、「任侠」「猫」の要素が看板倒れにならずしっかり活かされていて、とても良かったです。

まさか黒猫ちゃんを極道風のムキムキの男にするなんて(笑)よく思いついたな〜と思います。攻に拾われる前に負った傷が絶妙にヤクザ味を増しており、さらに攻の元カノと一緒に見ていた任侠モノのドラマ(映画?)の影響で、喋り方までそっちの道の人に…(笑)徹底的に言葉のチョイスがヤクザ風なところが面白かったです。

でもちょこはゴツい人間の姿になっても、猫らしい仕草が残っていて可愛らしかったし、性格が良いのと一途なのが伝わってくるので、攻がちょいちょいキュンとしてしまうのもわかる。テーブルの下に滑り込もうとして頭をぶつけていたのが特に可愛かった(笑)

攻は元カノいわく、優しすぎて逆に冷たい男。どうやら、誰にでも優しいけど誰にも執着しない、追いかけてくれない、そういうところが恋愛では仇となって、いつも振られていた様子。
去るもの追わずだった攻が、ちょこのために行動を起こす姿が良かったです。

ちょこはどうやら月が出ている間しか人間でいられないようなので、新月のときは猫の姿に戻るということなのかな?描き下ろしでワクチンを打つときに猫に戻っていたので。まあその辺りの詳しいことは描かれていませんが、猫の姿でも人間の姿でも、二人は仲良く暮らしていくんだなーと思います。

欲を言えばちょこがベランダだけでなく、外に出かけるところも見たかった。耳と尻尾は何とか隠して、お出かけ頑張って!

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP