電子限定描き下ろし付き
上巻読了後に予想した下巻の展開を大きく外されました。
お互いにうすうす気づいた気持ちが、近づき、すれ違い、高校の終わりくらいには両思いに…なんて希望的観測をしてたのですが…。
かなりイイ意味で裏切られたし、焦らされた上に嬉しいプレゼントを頂けて、ただ感動しております。
すれ違いや忙しい受験勉強の日々で疎遠になっちゃったところは結構寂しかったです。
ギクシャクしてる2人を見て、しゅ〜んとしちゃったランちゃんの気持ち、私も全く同じ気持ちだったよぉ。
公園で真嶋号泣の後に再接近かと思いきや、そのまま卒業しちゃって気が気じゃなかったわぁ。
あそこで、また2人で会って話しよう…ってならないのが彼らなんだよなぁ。
こうやって、そのままフェードアウトな2人の方がきっと現実には多いんだろうなぁ。
最終話がもう数年後だしー。なんてこと!と頭抱えてたら、仲直りした様子…え、いつの間にー!な展開で歓喜しました。
ヒヤヒヤさせやがって( ;∀;)
描き下ろしは非常に萌えなんだけど、お預け感パネーです。
続編も読めって事ですよね?
続編買っておいて良かった!
(※旧版2巻を読んでの感想)
新装版の方は旧版の3巻までが収録されているそうですね。旧版の方がレビュー不可になっているので、こちらに投稿することをご容赦願います。2巻まででハマれたら旧版で3巻も買おうと思っていたのだけど、私はあまり萌えられなかったので、また機会があれば友人に3巻か新装版を借りてみようと思います。リアルな高校生らしい会話、友達以上恋人未満な関係を自覚していく2人は良かったのですが、これといって自分の萌えセンサーに引っかかる部分もなく…。BLを抜きにして普通の青春漫画として見ても、ただ高校の日常生活が描かれるばかりでイマイチ盛り上がりに欠ける気がします。また何年か後に読み返せば、印象が変わるかもしれません。
学校にいるときはみんな真嶋のことを知っているし、見慣れているからそんなに二人の関係について何か言ってくる人もいなかったわけですが、他人から指摘されて、最近感じる照れについて悩んだ結果が距離を置く。
真嶋も真嶋で距離を置かれてる理由がわからないから色々考えてこちら側からも距離を置く。そうこうしているうちに学生時代なんて短いものであっという間に終わってしまう。
卒業式の日の「またな」という言葉はすごく胸にしみました。
この時にはもう園木の中でほんのり答えが見えているのだと思うのですが、園木の性格を考えてもそんなに急に受け入れてあんな公衆の面前で気持ちを伝えることなんてできないのもよくわかりました。
なので大学へ進学して、いろんな人との関わりを持って視野も広がってそれでもきっと誕生日の宝探しのメモやキリン(犬)の置物だったり……カステラとか日課の腹筋とかいろんなことする度に一緒に過ごした時間を思い出しては好きだなと感じて、新しく出来た知人や友人との関わりで他の人に対する想いとの違いを何度も確認して、しっかり答えを出して初めて園木は伝える覚悟が出来たんじゃないかなと思いました。
描き下ろしを読んで、2人がちゃんと恋人同士やってるんだなとわかってとてもほっとしました。
青春の答えにたどりつけてよかった。
下巻は間違いなく神作品なんだよなぁ。
上巻のゆるゆるさと違って、緩急つけてほのぼのと切なさがやってくる。
すれ違う真嶋と園木が切なくて、気付かない思いがもどかしくて……
最後の最後までヤキモキさせられました。
本当に、最後の最後までドキドキさせられた。
ストーリーの運び方が素晴らしかったです。
特装版での注目部分は、やっぱり描き下ろしだと思います。
これがないと非BLになっちゃうと思うし、本編のラストシーンの解釈を読者に委ねる形になってしまいます。
でも、描き下ろしを読むとスッキリニヤニヤできる^^
あぁ、真嶋と園木は同棲してやる事やってるんだな……
数年経っても一緒にいるんだな……
そう思うだけで萌えたし、胸があったかくなりました。
続編楽しみですね♡
前巻から、引き続きじっくり読みました。
高校生活も、終盤。
クラスが離れてしまった真嶋と園木です。
クラスが離れると、物理的な距離が出来ちゃいますね。だけど、2人は切れなかったなぁ。
受験とか、その先の未来とか。正直いって高校生では、迫る卒業と言う期限に向けて区切りを付けるしかない状況かなあと思います。
真嶋と園木、周りの友人達も然り。
そんな中で、2人が徐々に深いところまで話したり出来るようになっていました。
園木は、中学校の嫌なあだ名に関する思い出を。真嶋は、とうとう中学校での停学に纏わる話を。
飄々と明るい真嶋の重い話を、ちゃんと受け止めた園木がとても良かったし、確実に話した事で、後々の自分迄を救われる真嶋の勇気も良かったです。
変わっていく自分も、周りも。とりあえず、とりあえず卒業と言う期限で区切りを付ける。受験とか、思い出すと自分でもしんどい!
乗り越えた先には、ちゃんと向かい合っただけの成果はやってくるし、無駄にはならないと思うんですよね。真嶋と園木が、卒業で別れの言葉を言いたくなくて
『またな!』
と別れた場面は、清々しい悲しさが有りました。
そして…
ありがたい!その後の2人がまた読めちゃったりして。2人の日々が続くことが、素直に嬉しく感じました。
更に、その後の2人も連載中(現在)ですし真嶋と園木の日々を楽しみたいと思います。