電子限定かきおろし付
オメガバース作品というと、オメガが辛い目にあって…というパターンが多く見られるかなと思うのですが、こちらの作品はハッピーオメガバースの帯の文字の通り、最初から最後までハッピーなオメガバースものでした!
オメガが差別や辛い目にあうのはちょっと…明るく幸せなオメガバースが読みたい!という方におすすめしたい読後感がとても良い作品です!
物語としては、一般人のオメガの主人公・総一郎が、抑制剤を飲み忘れ発情状態になってしまったところを助けてくれた相手と一夜を共にしてしまい、その相手が偶然来日していた一国の王様・アレクだったという王道のシンデレラストーリー。
こちらの作品の舞台では男女6性平等社会になっており、今まで不利な状況が多かったオメガでも総一郎のように政治家を目指したり、その美しさを武器に芸能関係の分野で才覚を表したりと活躍の幅が広がっているようです。
発情期中のオメガを匿う目的で作られた、オメガ専用の隔離地区(ヒート中ではなくてもオメガであれば入れる)があったりと、今まであまり見られなかったような設定が多々見られ、作家さまによって様々な描き方が出来るオメガバースの世界ならではの面白さがありますね。
難しいながらも政治家を目指して働く受けの総一郎は、潔癖症の気があることもあって、恋をしたり結婚をすることに全く興味がありませんでした。
…が!! アレクと出逢ってからというもの、どんどんと少女漫画の恋する乙女のように(笑)
第1話の数ページ目までは、ちょっと生真面目でお堅いタイプなのかな?と思っていたのですが、ページをめくる度に初心でとても素直な性格が見え隠れして可愛らしかったです!
とあるシーンでの相手の撃退法が斬新過ぎて思わず笑ってしまいました。
一方、攻めのアレクは宝石鉱山を沢山持ったお金持ちの王国・サルメール王国の国王。
たまたま来日した際に、ヒート状態に陥っていた総一郎と出逢い一夜を共にし、とても可愛くて良い香りのする子だったと一目惚れをしてしまいます。
アレクはアルファなのですが、サルメール王国ではアルファが多くオメガにあまり馴染みがなかったのと、アレク自身が元々男女バース性を問わず非常にモテるため、総一郎がオメガな事にも全く気が付きません!運命の相手なのに(笑)
いわゆるスパダリのような優しさと包容力がありながらもちょっぴり天然という、どこか可愛らしさのある褐色攻めでした…!
総一郎に対する言い回しがどれも優しいので、終始安心して読めます!
受けを甘やかす攻めがお好きな方にはたまらないと思います〜!
アレクのお母さまや、ややブラコン気味な弟のウィルフレド、総一郎の友人達もキャラクターが立っていて魅力的です!
BL作品に登場する女性キャラクターはさじ加減が難しいかなと思うのですが、アレクのお母さまは2人の間を引っ掻き回したりもしないですし、物凄く可愛らしい性格です(笑)
個人的には、総一郎の兄・優一郎(すごく綺麗)に一目惚れしてしまったウィルフレドと、その兄と何かがありそうな総一郎の友人・モデルのセリの関係がとっても気になりました…ぜ、絶対何かある…。
続編もしくはスピンオフが出ないかな…と期待してしまいます!
本編に出産シーンがありますので、苦手な方はやや注意が必要ですが、ほのぼのとしたお話や愛され受けがお好きな方におすすめしたい作品です!幸せになれます〜!
試練や辛い話が多くなりがちなオメガバース作品ですが、この作品は紹介文にもある通りとにかくハッピーで、最初から最後まで幸せな気持ちで読むことができました。オメガバース設定が生きていない、なんてこともなく個人的には攻めのオメガバース性に対しての考え方に少し感動しました。絵もとても綺麗で、作中に受けが異国の服を着る場面があるのですがびっくりするくらい美しいです!
幸せな話が好き、異国のお話が好き、ピュアで美人受けが好きという方にオススメです!!
待ってましたー♡♡
そう!こんなこんな『オメガバース』待ってたんでーす
+.(≧∀≦)゚+.゚
だいたい私思うに、オメガバースでΩαβの順位を付けるとするなら、トップに君臨するのが希少な『オメガ』ですよね!ね!!
なのに多くが
トップがα、Ωはβのまだ下の、ものずごーく最下層で差別されてる。
なアホな!!!。
ところがこれはそーじゃないっ!
男性のΩ α β
女性のΩ α β
と六つがしっかりと確立されており、ヒート(それ以外でも)Ωのみが入る事が許される、シェルターもとい、立派な街が市にはあり、そこで穏やかなひとときを過ごす事も出来る。
当然Ωは人類の中で本当に美しいひと握りの人達で、その美しさで人を惹き付けて止まない存在!
そーよそーよ、こうでなくっちゃ!
すいません、えれぇ寄り道しちゃったね。
そんな世界観のお話しです。
受け はもちろんΩですが、やはり美しく頭も良く、政治家の秘書で、将来議員を目指している。
ただ一つ難点は、異常な潔癖症。
人と触れ合うなんてのは握手もNoだし、吊り革すら持てない。
なので「僕は一生一人で生きて行く」と。
そしてここに超超超スパダリな 攻め が登場します。
『王道』&『シンデレラストーリー』ですが、もう二人早く引っ付いて幸せになって♬︎♡としか思えない。
『エロ度』は標準的とありますが、いやいやなんの、私なら『エロエロ』と書きますな。
特に『正常位』がお好きなのか、これがまぁエロくて・・・ゴックンですԅ(//́Д/̀/ԅ)ハァハァ♡
近いとこから、遠いとこから、色んな『正常位』がたぁッぷり♡♡
この時の受けの足がもぉムフフで( ///⊃ω⊂)ウキャ。
『王道展開』な切なさも、何もかもが『安定』なのですが、これがもぉ本当に良いんですぅぅぅぅ(。╯ᴗ╰)〜♡
最後の最後まで楽しませ酔わせて頂きました。
はぁ~~~こんなお話し、本当に満ち足りて好き♡♡
「思いっきり愛して欲しい時」にはこの一冊。
ぜひぜひ、たっぷりと満ち足りてくださいませ。
オメガバースってこんなに平和だったっけ!?
それでも好きです。オメガを守るために社会が隔離タウンを作ってる世の中という、平等な感じがあって新鮮でした。大体、オメガの扱いは酷い有様なのでこういうのがあってもいいんじゃないかなと思ってたので読めて幸せでした。
簡単に言えばシンデレラストーリー
潔癖症の受けが、なぜだかその日会ったαとはじめて寝れて忘れられない夜になったと思ったら、一国の王様でα社会でしか生きたことないから、オメガやベータとかそういうの知らなくて、純粋に受けのことが好きになったってとこがめちゃくちゃすき。
しかも、男で子供が産めるとは知らずに「受けとは子供作ろうと思っていない」っていっちゃって、受けがめちゃくちゃ落ち込んじゃうっていうハプニングもすき。そして、最後らへんで子育てして一緒に王様頑張ってるところとか含めとても素晴らしい平和な本だった。攻めの弟編の恋愛も見てみたい。