美しく傲慢なαたちの世界 番(Ω)だけが運命とは限らない

しあわせに満ちた夜の庭

shiawase ni mitita yoru no niwa

しあわせに満ちた夜の庭
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×220
  • 萌16
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
9
得点
250
評価数
71
平均
3.7 / 5
神率
32.4%
著者
ロッキー 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784815500658

あらすじ

いっそΩ(オメガ)に生まれればよかったのにーー

麗しい見目に、控えめな性格。
周囲から散々そう言われてきたαのノアが出会ったのは、宮田 一(みやたはじめ)という同じαの男。
お互いαで、しかも男同士の恋なんて許されるわけがない。
ひとときの幸せだと憂うノアだけど…。
己が感じた“運命”を手にいれる為ならなんでもする、打算的で欲にまみれた、α×αの恋愛。

表題作しあわせに満ちた夜の庭

宮田 一 大企業の次男、α
ノア・ウェルズリー 伯爵家の跡取りであるα

同時収録作品ニコラス

ニコラス α,レイモンドが教鞭をとる学園の生徒
レイモンド・ウェルズリー Ωの教師

その他の収録作品

  • 誰のせい?
  • お前かよ。(四コマ漫画)
  • ノアの実家にてー彼らの箱庭ー(描き下ろし)

レビュー投稿数9

αとはこういう生き物

α×αでロッキー先生が描く世界なら読まないわけにはいきません。
ほんとうに美しくて、ほれぼれとしました。
本編とは別にちょこちょこと小ネタも描かれているので、二重に物語を楽しむことができます。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

読んでみて思ったのは、まさに”α”の物語だなということ。
尊大でともすれば我侭。でもそれが生まれながらの境遇と矜持によって許されている、またはそういうものだと受け入れられているということ。
今回の物語はそれが如実に表れていると思いました。

攻めの宮田と受けのはノアは、どちらもαで良いところの家柄出身です。
とくにα然としていたのは、宮田のほうでした。ノアと一緒になるために、ひそかに動いて外堀を埋め、文句を言えなくしてしまう。まさに傲慢という言葉が似合います。でもこれがいやらしくないように見えるのはロッキー先生の絵柄と雰囲気がなせる技だと思います。
裏で動いていくので、言葉少なめなところはありますが、その原動力はまさしく愛ですね。αということを除けば、ノアのことが好きすぎるただの青年です。

対するノアは、見た目が繊細で中身も繊細。Ωだったら良かったのにと言われるくらいの人。
でもやはり彼もαでした。宮田に運命の番がいるとわかると、調査し秘密裏に宮田から隔離してしまいます。いくらαっぽくないとはいえ、この行動はまさに傲慢なα。
一歩引いた性格なのかな?と思いきや、驚かされました。

あと個人的なポイントは、宮田は年下、ノアは年上というところですね。
これ分かってから本編を再度読むと、二人の見方が変わってきます。

また『かげふみの恋』に出てきた、森岡α×砂子Ωの二人も結構登場頻度が高くて嬉しかったです。
個人的にはこちらのカップル大好きなので...

ぜひ、αたちの傲慢な世界に触れてみてください。

7

どう周りを納得させるのか

運命の番にどう抗って行くのか、跡取り問題をどうかわして行くのかと気になりながら読みました。

表題のイメージそのままにしっとりとしたお話でした。出会ってすぐに恋に落ちる2人が素敵でした。

ノアは美しくどこか諦観した感じだったのが、一と出会って恋仲になってから変わりました。一の運命の番を排除しようと画策していたなんて。
でもあくまでも今を長引かせる為だけであって、2人の未来を確約する為と思ってはいませんでした。

一は運命の番に大学構内で迫られた時も殴って拒否して、フラフラになりながらもノアの元にたどり着くって精神力凄いです。そしてかなりの策士です。ノアのバックグランドを調べあげて、叔父や母親と取り引きをしてとうとうノアと婚約までします。ここら辺がちょっと端折ってあって分かりにくかったです。

アルファ同士のお話は最近多くなってきましたが、その中でも素敵だと思いました。


「ニコラス」は歳上だと思ってたら、実は歳下だったという不思議なお話でしたがノアの一族の始まりだったという繋がりがありました。

1

ツボつきまくりのオメガバース

長髪美人受けだー!!大好きな!!!長髪美人!!!
それも儚げで、周りも振り返る美人で、攻めのこと大好きで、可愛い可愛い可愛い。睫毛の先、爪の先まで愛しい。ロッキー先生の描く靴が純粋に大好きなのもある。メロメロ
一読で少々分かりにくいところがあったけれど、神作品だったので、すぐ読み返したくなってすぐ解消しました。大好き。

◾︎宮田一(はじめ,α)×ウェルズリー・ノア(年上,α)
幸せに満ちていました。オメガバースは誰かが不幸になるイメージがありましたが、ロッキー先生の何がなんでもみんなまとめて幸せにな〜れ☆な魔法を、あとがきを読んでより一層感じました。だってここはしあわせに満ちた夜の庭、きっと一の運命の番だったΩもしあわせに…ただのスパダリであれ!!やさしい世界

兄がいるのに、はじめが"一"という名前であることに、あ…と思ったのですが、読み進めていくとやはりそういうことで、でも兄の大和ははじめと上手くいっているどころか、はじめがブラコン気味なのもよかった。オメガバは家族内トラブルも多い。

読み返して気づく。はじめが「そうだな 時間はあるんだから」と言ったときにはもう、はじめはノアを手放す気なんて微塵もない。ノアもなんだかんだ裏で手を回してはいるものの、ノアが不安を抱えている間にはじめはかなり先の未来まで見てますよね。愛が激重。結果、全てを手に入れた。己の力の使い所を分かっている、賢くて恐ろしい男よ。


はじめがノアの乳首触ろうとしてガシッと止められて舌打ちしてるのとか、細かい面白ポイントが笑
イチャついたって言ってみたりとか

1

愛する人と添い遂げるために。

ロッキーさん作品の「かげふみの恋」に収録されている『僕たちはまるで誘蛾灯のように』のスピンオフ。『僕たちは~』の攻め・森岡くんの友人として登場している宮田くんが主人公のお話、という事で、ロッキーさんの新刊はオメガバースもの。

完全に独立しているお話なので、『僕たちは~』が未読でも問題なく読めます。が、できればそちらを先に読んでから読まれるとよりこの作品の持つ世界観に浸れるかなと思うので興味のある腐姐さまはぜひ。

『僕たちは~』で、登場回数こそ少ないもののそこはかとない存在感を醸し出していた宮田くん×ノア。森岡くんの友人という事で前作では宮田くんのほうがメインだったように思いますが、今作品はノア視点でストーリーは展開していきます。

ノアの母親はα。
父親の兄もα。
対して父親はβ。
ということでαに対し並々ならぬコンプレックスを抱いているノアの父親は、自身の息子(ノア)がαだと判明し、自身の地位確立のために息子・ノアを政略結婚させる事に腐心している。

ノア自身はαという性別にさほど興味はないが、父親のコンプレックスを理解できるだけに仕方がないとあきらめている。

が、父親の兄で議員をしている叔父に連れられていったαだけが参加できるパーティーで、ノアは出会ってしまう。

宮田一という青年に。

お互いにαであり、添い遂げることが出来ない相手。
それでも、お互いに相手を欲し、結ばれてしまう。今だけでいい。少しの時間だけでも、はじめと一緒にいることができるのなら。

そんな刹那的な関係を続けるノアだが―。

前作の『僕たちは~』と共通しているのは、

「運命の番」とではなく、愛した人と添い遂げることが出来るのか。

という点。

ノアは父親の意に沿う相手との政略結婚が。
そして、はじめのほうは、「運命の番」がいます。

ノアは完全に諦めちゃってるんですよね。
はじめとともに過ごす未来を。

でも、はじめはちがう。
どんな手を使っても、どんな障害があっても、ノアを手に入れるために邁進する。
執着攻め、とはちょっと違って、正攻法で外堀を埋めていくので「紳士」と言った方が正しいかも。

自分にとって「運命」とは何ぞや。
それを、自分で見極め、手に入れるために奮闘するはじめが、とにかくカッコいいのです。

はじめによって作られた道を、ノアはおっかなびっくり歩いていこうとするが―。

が、ノアもなかなか策士です。
はじめにおんぶにだっこだなー、と思いつつ、実は、っていうところがなかなか良かった。
儚げなビジュアルに、ややネガティブ思考の青年なのですが、その裏に隠したはじめへの愛情の深さにぐっときます。

終盤、短めの短編が1話収録されています。
タイトルは『ニコラス』。
細かい説明は描かれていませんが、パブリックスクールを彷彿とさせる学園が舞台。

そこで(おそらく)歴史を教えている教師、レイモンド・ウェルズリー先生が主人公。

ウェルズリー先生が教鞭ととる学園に転校生がやってくる。
ニコラス、というその青年に一瞬で惹かれ、そして関係を持つに至るが―。

ファンタジー要素の強い作品です。
表題作のノアと同じ「ウェルズリー」という苗字なので、ノアと何か関係があるのかなー、と思いつつ、この作品中では関係は判明しません。

が、描き下ろし「ノアの実家にて」で、ノアの父親がなぜノアを政略結婚させようとしていたのかわかります。

ちょっとずつ繋がっている展開になっていて、なかなか面白かったです。

『僕たちは~』の森岡くんと砂子くんも登場しています。
Ωという生を受け入れることが出来ていなかった砂子くんが、森岡くんと出会い、そしてΩという自身の性をも受け入れることが出来るようになっていて、ほっと一安心しました。

序盤はややシリアスな雰囲気も漂う作品ですが、ノアの父親の想いが終盤判明することや、森岡くん×砂子くんの登場もあって、全体的に甘くて優しいお話になっていました。

何より、ロッキーさんの描かれるお耽美な絵柄が、このストーリーによくあっていて萌え度は確実に上がりました。

6

あのCPだ!

気になってたんです、この2人。
ロッキーさんの「かげふみの恋」を読んだときにさらっと出てきた上流階級っぽいα同士。
他作品とのこういう絡みを読む度に、作家さんのプロットの作り込みに頭が下がります。

α同士。
かたや伯爵家の跡継ぎ、かたや旧華族の次男ながら男児では唯一のα。
お互いに背負っているものの大きさが一般庶民には計り知れないレベルですが、計り知れないからこそ策略にもスケールの大きさがありました。

オメガバースと言えば「理性では抗いきれない本能との葛藤」が主軸の作品が多いですが、ここまで本能を理性で打ち砕くほどの真の意味での「運命」を描き切ったのはさすがロッキーさんとしか言いようがありません。
出会いの衝動は完全に運命の番のようであってもα同士。
子を成せるわけでもなく、運命の番のΩが現れたらどうなるか分からない。
ノアがこの恋を期間限定、終わりが来るものと諦めようとしている姿が何とも美しくて。
ロッキーさんの描く長髪美人は本当に美しいのですが、ノアは群を抜いて美しかったです。
「86万円の恋」の陽のように芯があって強い長髪美人も良いですが、憂いに満ちたノアも良い。

ただ一の描き方が少し足りない感じがしました。
足掻きつつも諦めようとするノアと、全うしようとする一。
一の策略はラストに種明かしされるのですが、そこが駆け足で一気に説明されるだけなのであっさりした印象になってしまって。
もう少し分かりやすく小出しになっていた方が一の執着の強さをより感じられたような気もしますが、そこに重点を置いているわけではなさそうだからこれでいいのか…。
運命の番の方もノアの方は最初から「番わせない」という両親の意向で隔離されているものの、一の方のΩは一体どうなったのでしょう?
空港で会ったのは指定場所へ行くところ?
αの傲慢さに人生を変えられてしまった彼の話の続きもいつか読みたいものです。
あと一のお兄さんの話もすごく膨らみそうで、こちらもスピンオフ出てほしい。

同時収録はファンタジー風味の話でした。
教師の名前が「ウェルズリー」でノアと一緒なので血縁だと思っていたところ、交通遺児だし…、と混乱していたのですが、描き下ろしを読んで「なるほど」となれました。

本編にちょこちょこ現れる高森×砂子CPの雰囲気が柔らかくなっているのも見どころです。

はー、美しかった。

3

一味違うロッキー先生のオメガバ

ロッキー先生作品4作目ですが、本作を含め共通しているのが、会話劇の逆…独白劇とでもいうのか。相手にバンバン言ったり聞いたりするのではなく相手のことを考え、望む形にするため、どうしていくのか、をぞれぞれの視点(独白)が軸になって進むのがおもしろいです。

ロッキー先生のオメガバってどんなだろう?と思ったら、そう来ましたかw
ありがちなΩのヒートに翻弄されまくるとかの話ではなく、ロッキー先生ぽい味わい深さがよかったです。

性の運命を超える、運命、それこそが本物の運命、という描き方、好きです。

運命の番であろうΩのヒートに一は流されない。本能に打ち勝つ意志こそが「運命」だと。

ノアは束の間のしあわせだと思っていて、一は策を講じてノアを手に入れようとしていて、その辺は真逆の考えをしていたけど、恋人同士の空気感が萌えでした。

欲を言えば、一をあきらめなくていいとわかった時、それからのノアがもうちょっと喜びを出してくれたり、2人の仲がほんの少しらぶらぶ度が上がってくれれば萌え〜が大きくなったかなと思いました。
それでもノアはうれしそうだったし、一はノアにメロメロだし、先生らしい表現なので好きですけれどw

ノアと一という名前も、自分たちの運命を手にする2人という感じがしていいですね。

一のお兄ちゃんが結構好きでした。

1

”手を回す”っていいね

とても絵がきれいで、ノアも勿論綺麗で、二人の愛が深くて、愛の為に手を尽くす感じとかもすごくよかった!!
でも、出会ってから愛が芽生えるまでが一瞬過ぎて
愛し合う二人に萌えつつも、なんかこう・・・萌えきらない感じ。
付き合って即入籍したラブラブ夫婦を見ているような感覚。

かなり個人的な好みだけど、『愛が芽生えるまでの期間』に萌を感じやすい性癖なもので(汗)

でも、実際に関係が続いてからのふたりの愛は本当にゾクゾクして面白かったです。
α同士の二人が、このまま幸せにはなれないことを分かっているからこそ
自分の力で何とかしようとするのは見入っちゃいますね!!

2

受けが美しい〜

『かげふみの恋』の中の一作のスピンオフ。
ロッキー先生のオメガバースは美しいですね。

α同士でもαとΩでも、自分が惹かれる相手と出会ったら、それが「運命」ということ。
権力と財力を使って周りに認めさせちゃう展開も良かったです。

αの一と、αのノア。
惹かれ合う2人の、性と本能を超えたラブストーリー。

ノアが美しかったです。
そして、意外と強か。
一の「運命の番」を遠ざけ、買い手の番にしちゃったのかな?
すごいですねー
でも、あの2人のその後も気になりました。

一の兄や、前作から登場の森岡・砂子CPもいい味出してました!
兄はβだけど、とても素敵で気になる存在です。
後継だし、流石に男との恋は期待できなさそうですけど;

1

α同士だからこその物語

α同士、どう結ばれるのか、受けαに体質変化があるのかが気になって手に取りました。

α×αだからこそ、αの権力・能力をフルに使って、欲しいものは手に入れる、二人の道を作っていくのはα同士ならでは!
最後までα×αのまま、αとしての矜恃をまざまざと見せつけられました。

αとしての自信が根底にあるのか、圧倒的な愛ゆえなのか、運命的に惹かれ合い、その場でスマタという怒涛の展開!

α×Ωが本能に惹かれあって、なし崩しに関係をもってしまうのとあまり変わらないと思うと情緒がないけれど、バース性の本能以上に惹かれ合う本能、早々に共に生きることを決意している一の強い想い、家のためにα女性と後継ぎを作らなければと一時の幸せと刹那的なノア…ということろに注目するとぎゅっとなります。

一方、跡取りが…時間が…と悲壮感たっぷりなノア。自分で産めば良いやん?何が問題なんだろ?体質的な問題?とモヤモヤ。ふと、β×βで子供が産めないってグルグルしてた作品あったなと思い出して調べたら、αβΩ男女誰もが妊娠できる設定って、ふゅーじょんのオメガバ設定で、シャルル(本作品)では、妊娠できる男性はΩだけなんですね。冒頭の細々したオメガバ設定は読み飛ばしちゃうんで、誰もが妊娠できると勘違いしてました。きちんと説明を読むか、α男は妊娠できない設定とお話の中で明確にしてあるかないか、それを読み取れるか読み取れないかで、切なさ度合いの印象変わりますね。思い込んですみません。


後半に入っているニコラスのお話は、潔白な人が魅了されていく様、永遠の時間と限られた時間の中での逢瀬がたまらない気持ちになりました。

そして、まさかのノア家との繋がり!そうきたか!とビックリ。ニコラス達の強い想いが入った血は残していきたいですよね…と思いつつ、なんでノア父がそこまで傾倒するの?と新たな疑問が…自分の血、自分の会社を残したいから後継ぎが必要(とても分かる)じゃなくて、ニコラス達の血を守るために後継が必要なんですよね?なんで?持たざる者(β)の憧れはそんだけ強いのか?ニコラスが妖精だからなのか??ノアから運命の番を引き離して高貴な血で後継を作りたい思考も謎だし、息子の意志を無視してまで良家と後継を作らせたい…そこは兄αへの見栄?勝手に深めすぎて頭の中グルグル。妖精だから聖ニコラオスだから特別と納得するのが良いのかな。

一とノアの婚約パーティーも、誰と誰が婚約したのか理解するのに時間がかかってしまったり、行ったり来たり立ち止まったりが多くて萌える前に事実関係、行間を読み解くのが大変でした(読み解けた自信もない)

イラストも所作もとても美しく、淡々とαならではの凶暴性(?)有能性(?)を静かに美しく描かれていたことが印象的。

バース性、長男次男との確執なしなさっぱりとでも支え合う一と兄の関係なグッとくるエピも散りばめられてました。

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