奇蹟の少年、天青が修行の旅へ!! アジアン・ファンタジー第5弾!

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作宮廷神官物語 五

あらすじ

人の悪しき心を見抜く瞳、慧眼(えげん)。それを持つ奇蹟の少年・天青は、もう一人の慧眼児との勝負に敗れ、慧眼を制御する力を付けるため王都を離れることに。男装の姫君・櫻嵐とともに、旅芸人の一座に紛れ、故郷の村へと向かう。一方都では、世継ぎの王子・藍晶が、政敵への毒殺未遂という濡れ衣を着せられ、投獄される事件が起きていた。宮廷に渦巻く権力闘争もますます加速。怖いくらいに面白い、珠玉のアジアンファンタジー第5弾。
葛西リカコ先生の絵は表紙のみになります。

作品情報

作品名
宮廷神官物語 五
著者
榎田ユウリ 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784041074145
5

(5)

(5)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
25
評価数
5
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

とにかく面白いんだってば

榎田先生の非BL、なんちゃって朝鮮半島ファンタジー第5弾。とにかく面白い。非BLなんだけどイケメン4名ぐらい+表紙の男勝り姫様+がきんちょ(主人公)+白モフがあれこれ大活躍するお話です。好きすぎるので神。

前巻で偽の慧眼児(えげんじ・真実を見ることのできる子供)に宮殿を追い出された本物の慧眼児である天青(てんせい)。都に来る前にいた村に戻り、修行するべく深い山に分け入っていきます。片や都では偽の慧眼児を使って悪党が藍晶王子を陥れようとし・・と続きます。

お話は一国内の政権闘争に巻き込まれた天青(慧眼児)が周りの人間とともに成長して真の慧眼児になっていくという成長ものだと思います。その慧眼児である天青の「まっすぐ、純粋、本能で正しいことを知っている」という性格がすごく好きだし、鶏冠の弱い自分を知っていてそれときちんと向き合い、天青を守りたいと一生懸命頑張るところも好きだし、櫻嵐の生き抜くための吹っ切れた性格も大好きだし、白虎のハクもとてもお利口で可愛くてモフモフだし、曹鉄もまっすぐ凛々しくカッコよいし・・・今回の一押しはハクのお母さんかな!しっぽ掴まれて「ぎゃ」なんて言うので思わず噴き出してしまいました。要は、キャラクター全員、何かが良くてみんな好きなんです。悪党ですら、the悪党といった様子でふっ切れていて潔い!
そしてクスっと笑うところもあるし、運命の惨さを提示してくるところもあるので、いつも読んでいてむちゃくちゃ引き込まれます。なんでこんなに好きなのか不思議。よっぽど相性良いのか、やっぱり先生の筆力なのか。

ファンタジー好きでしたら本当に是非一度お手に取ってほしいなあと思うシリーズです~!

3

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP