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表題作宮廷神官物語 六

あらすじ

宮中に正月が訪れた。帰る家のない天青だが、鶏冠や曹鉄らと楽しく過ごす。そして現国王は、藍晶王子の王位継承権を明らかにすべく、立太子礼を行うと決定。しかし世継の証となる宝剣は行方知れず。藍晶は代わりの証を得るため、天青らを連れて神秘の孤島を目指す。荒れる海を超え、霧の島へ辿り着いた一行。藍晶は試練に打ち勝てるのか。そして判明する衝撃の事実とは。冒険心がうずきだす、傑作アジアン・ファンタジー第6弾。
葛西リカコ先生の絵は表紙と人物紹介のみになります。

作品情報

作品名
宮廷神官物語 六
著者
榎田ユウリ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784041074152
5

(5)

(5)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
25
評価数
5
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

驚愕の6巻&ちょっとドキドキ

榎田先生の非BL、なんちゃって朝鮮半島ファンタジー第6弾。
当巻ではえええ!!な展開のまま、驚愕の「続く」となりました。7月に7巻が出るのだけど、待ち遠しくてクビが伸びきってしまう神なお話220Pほど(>_<)

5巻で都に戻ることができた慧眼児の天青。王は危機を脱した藍晶王子を護ろうと立太子礼を執り行いたいと言い出します。悪党どもは何とか阻止できないかとあれやこれやいちゃもん付けた結果、王子が本来持っているべき(でも今行方不明の)剣の代わりに、ある徴をもらってこいと条件を出してきます。
その徴とは渦巻く海の向こうにある孤島で、水神官からいただくというもので・・と続きます。

今回新しく出てきたのは、その孤島にいる水神官、スイコ。
前から出てきているけど、今回とうとう思いっきり活躍し始めた苑遊(表紙!いい奴か悪い奴かわからなくなってきた!)。

今回特に良かったなあとしみじみ思ったのは、藍晶王子。
17歳頭脳明晰、女装しちゃうとめっちゃ美人さんになっちゃうし、民の事をもっと知らなければならないと一生懸命だし・・と素敵な王子様でしたが、今回は「王の資質」を問われて揺らぐ心のうちを明かすシーンがとても良かったです。今までも「ダイジョブ、あんた絶対王たるべき人」と思っていましたが、今回彼の本当に思っていることを読んで「10000%大丈夫!」って強く思ったんです!!!!感動のシーンだったのに!!!!!

それが最後の最後、謎めいた苑遊さんにより歓喜の立太子礼が驚愕の展開に。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーでした。ちょっと待ってどうなるの、と心臓ばくばく、ほんとにもう困ります。まとめ読みしたいのという皆様も、品薄がちと聞いているので是非お手元に確保なさってください。

それと。
非BL本なんですけど。前から??と思っていたのですが。
襲われて腰抜けた鶏冠を、曹鉄が姫抱っこするんです。
そのシーン、鶏冠がどきどき恥ずかしがってるんです。
ダメです。こっちの心臓もバクバクします。イケメン(片方細面女装できる美人さん)二人の姫抱っこ図なんて(挿絵はないけど)萌え滾ってしまいます。いけない、非BLなのに・・・と、いけない萌え萌えも感じた巻でしたヾ(≧▽≦)ノ
KADOKAWAの回し者ではないですが、ほんっとにおススメしたい清く正しい超ド級明るいファンタジーです!

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