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表題作冷たい砂は薔薇を抱く

シン/中東某国の王族 王位継承争いで狙われる立場
三田村佳威/シンの恋人兼ボディーガード

その他の収録作品

  • 巻末コミック ドアを開けたら

あらすじ

王位継承をめぐる陰謀と続発するテロで政情不穏な本国を離れ、英国に滞在する中東の王子シンと護衛の三田村佳威。情熱的なシンによって、身も心も蕩かされる幸福を初めて知った佳威だったが-シンの渡英目的は花嫁選びだと報道され、自分の立場を思い悩み始める。そんな中、シンが商談を進めている米国企業にも敵対勢力が手を伸ばし、危険な罠が仕掛けられる!? 好評シリーズ第2弾!

作品情報

作品名
冷たい砂は薔薇を抱く
著者
水月真兎 
イラスト
DUO BRAND. 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434058592
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ハネムーンでお仕置きプレイ

1作目で一応くっついた2人ですが、自分が自国にいることが緊張を生むのではと思ったシンは、留学先でもあり佳威と出合った国でもあるイギリスの持ち家(元貴族の城)へ。
仕事がらみとはいえ、ハネムーン?と思いきや、顔の広いシンはとても忙しく、一緒のベッドで休むのが精いっぱい。

ある日の取引先主催のパーティ先で、特集訓練校時代の仲間と再会する佳威。彼から”シンは結婚するためにイギリスに来たのではないか”と聞かされ、不安に。シンはシンで、女だけでなく男からも熱い視線を集めている佳威(本人はな~んにも気づいてない)に気が気ではなくて、周りを静にガルガルと牽制。

後日、忙しいシンに悪いと思いながら昔の仲間と呑みに行った帰り、佳威は迎えに来たシンに「姦通罪だ」と言われ、効き目の強い催淫剤をお尻に入れられ、シンの親衛隊メンバーもいる車の中でコトに及ばされてしまいます。もちろん、車の中だけでは済まずに、帰宅後のベッドの中でも一晩中…。
翌日には、お尻に催淫剤とバイブを入れられ、外さないように貞操帯を着けさせられてのお仕事。取引先重役にも揶揄される始末です。

イギリスへ来てもシンの命を暗殺やテロで奪おうとする輩がいて、それに一枚かんでいる様子の取引先相手のユージーン。ドンパチのシーンは少ないものの、ビジネスライクな駆け引きが繰り広げられます。

佳威が自分の不安をぶつけると、シンは「結婚できるのならとっくにお前としている」と答え、生涯のパートナーは公私ともに佳威だけだと誓うのでした。


”雨降って地固まる”をいってくれた展開でした。
好きだからこそ強くなれることもあれば、弱くなってしまうこともありますが、今回の佳威はどちらかと言うと後者だったように思います。最終的には、シンの確固とした気持ちを知り、また強くなっていってくれることでしょう。

また、今回はエロ炸裂でしたっ>< 道具をやクスリの使用・ロープで緊縛・人前エッチと、SMっぽいのや羞恥プレイが多くて、恥ずかしい気持ちがありながらガン読みしてしまいました*^^*
薔薇風呂、サイコーでした! 




0

1作目はいいスタートを切ったのに…

シン・ビン・サイード(中東某国の王族 王位継承に絡み狙われる立場にある)×三田村佳威(シンの恋人兼ボディーガード)

※この作品は「冷たい砂」(砂漠もの)シリーズ2作目です。

前作で雇い主(シン)とボディーガード(佳威)という関係に加え、恋人同士になった二人は本国の中東を一時離れイギリスに滞在中という設定です。イギリスでは取引先のパーティーに出席したり、押しかけて来たシンの妹に振り回されたりしつつ、軽~く王位継承のゴタゴタを匂わせる話になっています。

そういった展開がある中で、シンの結婚の噂を聞いて佳威が恋人としての自信を失くしてしまいナーバスになってしまうのですが、何か佳威のキャラ変わってないか!?と思うほどウジウジ思い悩む姿にちょっとイラッとしてしまいました。前作でのいい具合のツンデレはどこへ行ってしまったのか、なんかそこまでシン(王族であるシンの境遇)に対して卑屈にならなくてもいいんじゃないかなと思ってしまいました。

政治(またはアクション)的にあまり読みどころがなかった代わりに、エロの濃度は結構濃い目でした。シンに黙って昔の知り合いと会って酒を飲んでいた佳威に対し、催淫剤を使用して理性を飛ばした上で部下も同乗している車の中でエロいことをしたり、お仕置きと称して貞操帯(後ろ用のバイブ)を付けさせ会食に同行させたり、ロープで縛ってみたりとSMよりのプレイで佳威をメロメロに翻弄していましたが、う~ん…今回のエロに関してはあまり萌えなかったです。

1作目では物足りなさは感じつつも結構いいスタートを切っていたのに、2作目でちょっとテンションが下がってしまったのはかなり残念でした。まぁとりあえず二人の絆が深まったという事と、今後に関係しそうなキャラの顔見せがあったという事を確認することができた作品ということで納得したいと思います。



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