可愛い顔すんなよ。そそるだろ

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33歳、代議士先生に抱かれたい秘書

33sai daigishisensei ni dakaretai hisho

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表題作33歳、代議士先生に抱かれたい秘書

田口正宣
72歳,亡くなった代議士のダメ息子
白鹿伊万里
33歳,正宣の父親の議員秘書

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

議員秘書である白鹿伊万里(はくしかいまり)は、あるとき『若返りの薬』を手に入れる。それを使って、亡くなった代議士のダメ息子(72歳)を若返らせ、跡を継がせようと企んでいた。

ダメ息子・田口正宣(たぐちまさのぶ)は、夜ごと遊びまわっていて、他人の言うことなど聞く男ではない。その悪癖を断つために、プライドを捨て、夜の相手をすることになった白鹿だが…。

若返った野獣男に、若者の体力と熟した性技で責めたてられて、冷酷秘書の鉄仮面がとろけ堕ちる――。

作品情報

作品名
33歳、代議士先生に抱かれたい秘書
著者
バーバラ片桐 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784801919594
4

(29)

(11)

萌々

(8)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
117
評価数
29
平均
4 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数7

今度はおじいちゃん攻め…!

バーバラ片桐先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ギャップ 3
エロ 3
ツンデレ 2
な感じだと思います。

田口さん×白鹿さんのカプです。
因みに、口絵あり、挿絵8ページ分あります。

今作は「72歳のバリスタ」でインパクトが強かった代議士秘書の白鹿さんと若返りの薬を作った、72歳の老科学者の田口さんによるスピンオフ作品です。

まさかの2人、まさかの白鹿さんが受け、そして今作では72歳の田口さんが若返ってのおじいちゃん攻めです。

敬愛していた代議士の桜庭さんが亡くなり、桜庭の地盤を引き継ぐ孫の為、繋ぎとして白羽の矢が立ってしまった田口さん。白鹿さんの企てに乗った田口さんだったが、夜ごと遊びに行こうとする所為で、スキャンダルにならないかと白鹿さんは気が気ではなく…。

ツンツンツンデレで、桜庭さん為なら汚れ仕事も行ってしまう狂気さとある意味健気さを併せ持つ白鹿さん。そんな白鹿さんが、田口さんの言動や性技に翻弄される姿にギャップ萌えしますね。少し加虐心が擽られる言動も堪らないです。中身はおじいちゃんなのに、茶目っ気があって、包容力と甘さがある田口さんのギャップもまた良いので、是非とも読んでほしいです。

0

No Title

72歳バリスタのおじいちゃんが若返ってアレコレな話のスピンオフ。
前作が予想以上におもしろくて、アンリミで見つけて飛びつきました!
おじいちゃんの夜のアレコレは私の性癖ではないのですが、若返りの薬でお色気ムンムン男盛りです。
表紙の通り、受けの議員秘書がとにかくエロい。
このふたり、めちゃくちゃ嫌いあってたから一体どう展開するんだと思ってたら、さすがバーバラ先生。そこで繋げてくるか!と。

攻めの田口が意外とかわいい面もあり、鉄仮面の受けがとろかされていく様も見どころです。

2

大好きな先生と真っ当な血統以外は捨て石だと言い切る傍迷惑な盲目狂信者な受は盲従から覚めるまではかわいくないんですが、話は面白いです
BLだけど前半のエロシーン飛ばして読みました
ただ起承転結の転の部分がないです、選挙で一波乱あると思ってたのに、サクッとなってました笑
奈良さんの垂れ目攻イラストはイメージぴったりです

0

表紙とはちょっと印象が違った

奈良先生なので無条件購入。後で表紙みて「げ、なんじゃこのトロ顔は・・」と思っていたのですが。
濡れ場シーンはこんなに要らないと思いますが、攻め受けとも人間味が好きだったので、萌にしました!さすがバーバラ先生、ぶっとび設定なんのその!なお話「本編180P超+あとがき」。「72歳のバリスタ」のスピンオフで、未読でも当作を読めますが、読んでる方が絶対楽しいと思います。(72歳のバリスタのカプは出てきません)

亡くなった先生との思い出にひたるべく崖上にやってきた白鹿。11年間、誠心誠意代議士秘書を勤め上げたものの、先生は亡くなり、その息子は病で途中退場、孫二人のうち30歳の方は海外で行方不明、残るは若干二十歳。地盤を継承させることもできず、途方に暮れていたのですが、「あの魚が獲れた!!!!」と漁船から連絡が入り、ふと思いついた策を実行するべく白鹿は行動を開始して・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
桜庭(故人、受けが忠誠を誓っていた代議士、享年94)、桜庭の孫(20歳)、桜庭の元政策秘書(イケメン)等。

**イメージが違った点

おやりになっているシーンは確かに長く(個人的感覚)、表紙のイメージに近いのですが。
白鹿が忠義者で、愛情を無意識に探し求めている寂しがりやさんのように感じた所、田口がちょい悪おやじのはずだったのに、なんだかやたら白鹿に優しいなあと思っていたら、なんと!だったところが、表紙からは想像できなかった展開でした!人情ものとでも言えばよいのかな。

田口が白鹿を愛おしむ気持ちが何だか嬉しくて。可愛かったんだろうなあと、そして時間差を薬で乗り越えて一緒にいられるようになって、人生何ラウンドか追加できて、良かったじゃん!ととっても思いました!代議士先生たちが皆さん若返るってのだけは勘弁ですけど。

最後に奈良先生の挿絵について。8枚中5枚がどっちかがすっぽんぽんという濡れ場シーンの多い中、3枚スーツ姿なんです~いやーーーーーーーーー目福(⋈◍>◡<◍)。✧♡
しかも1枚は元政策秘書との対決シーンなんですけど、めっちゃ面白可愛いコミカルテイストで、すっごう好きな挿絵でした。挿絵、やっぱり大好き・・

2

『72歳のバリスタ』解説編

『72歳のバリスタ』で私を大いに笑わせてくれた代議士秘書、白鹿が今作の主人公。
この人の振れ幅が大きすぎたので笑えたんですよ。あまりにも変人にしか見えなかったのですもの。
彼がとんでもない変人にしか見えなかったのは、桜庭代議士への執着があまりにも度を越しているからなのですが、このお話で書かれるのは、その執着の理由なんです。

これが結構、壮絶な理由でございまして……
ごめんね、白鹿さん。笑っちゃって。
単なる『フケ専』の人だと思っていたから大笑いしちゃったんです。
そんな悲しい過去があったとは知らず。

出版社あらすじにある『桜庭のダメ息子(婚外子)の田口』というのは、前作でのキーマンであるマッドサイエンティスト。だから桜庭代議士は彼の『若返りの薬の開発』に大金を援助して来たんです。
「援助してもらっている割には、田口って桜庭に対して卑屈じゃないなぁ」と思っていたんですよね。
なるほどなるほど。
そして、この『婚外子』というのがお話のどんでん返しのキモになっています。

前作の「?」だった部分のつじつまがピタリと解けるようなお話でした。
『72歳のバリスタ』をお読みになった方は読んだ方が良いと思います。見方がガラリと変わるから。
これ、バーバラさんの書く『人情話』系のお話だと思いましたです。
あ、でもエロエロですよ。
特にツン受け(若干、腹黒風味)がお好きな方は堪らないのではないかと。
だけど『可哀そうで健気な受け』の話でもあるんだよなぁ……

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