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初期のりーるーさんの作風からは想像もつかない(?)、ハートフルファミリーBLでした 笑)
男で一つでかわいい幼児を育てる学校の先生と、おしかけ家事メンくん。
実は出会いは、子供の実の両親の事故だった、というなかなかハードな出だし。
でも、そこから家におしかけて家事を担当するようになる若者(日雇い職人)と、人に対して臆病だった先生が、育児を軸に次第に家族になっていく、暖かいお話でした。
子供を描いたことがないというりーるーさんですが、すごくかわいくて、読み終わるまで全く分かりませんでした :-)
りーるー先生の子育てBLです。
読んで1番に思ったのが、子供の描写が素晴らしい!です。
丸っこくて可愛いビジュアルもさることながら、天の成長や赤ちゃんっぽい動きや赤ちゃん言葉がリアルで癒されました。
あとがきに赤ちゃんの知識が無いと書かれてましたが、友人のお子さんや甥っ子ちゃんで研究したんですねぇ。
観察力が素晴らしいと思いました。
突然赤ん坊を育てる事になった2人の男性が、2人で協力して子育てをするうちに恋に発展するお話ですが、その過程にお互いに言えない悩みや、すれ違いなどがあって恋人として、子供の養育者として成長していく様子が描かれています。
"家族"というものを知らなかった2人が、天を育てる事を通して自分たちなりの、温かい家族をみつけるストーリーに心が洗われるようでした。
「真っ当な家庭」じゃなくても、血が繋がってなくてもいいんだよ。そんな優しいメッセージを感じました。
優しいストーリーのわりにしっかりとしたエロもあり、どちらも楽しめる作品です。
乳児・幼児・小児・児童
苦手です
冷静な判断できなくなるくらい泣かされるか その存在にイラついてお話自体に集中できなくなるか
で 同時発売された【完璧なムスコ】を読みたかったのに気づけば両方買っちゃって でも表紙から読む気にはなれないじゃないですか
こんな笑顔の幼児が表紙にいたら
おかげさまで積んでました
血液型のせいなのか? へんな性癖のせいなのか? 同時発売されたからには2冊一緒に読まなきゃいけない呪いにかかっているので
読みましたよ【完璧なムスコ】読みたさに
自損事故で生き残った赤ん坊を男の弟と女の兄が育てる 子持ち設定にありがちな遺児をひきとるところから始まる こんなことくらいじゃ感動も泣かされもしないぜ と自分を落ち着かせ読み進める
彼らが子どもと関わることで抱える過去の自分や家族とのありかた
報われない現実から一緒に生きることを決めるまでの葛藤
そんな彼らと関わることで 不便を理解し助ける人 常識を押しつける人 関われなかった家族と向き合うことに背中を押された人 事実を知り心配しながらも救ってはやれない人
いろんなものがぶっ込まれてて
最終的に残ったのは
子どもが乳幼児でよかった ( ;∀;)
子どもの彼が放りだしのは無邪気な日常と「まんまん」と「あっあ」だけだったのw
うそです
血の繋がらない彼らが築く【家族】そのなかで育む愛
男性作家さんではあんまり感じたことのない優しい空気感
きらいじゃないわ
「完璧なムスコ」と同時発売だったこちら。
遅くなりましたが今頃読んでます。先生の作品の中だと雰囲気は「夜明けを待つ君のために」に一番近いかな。「完璧なムスコ」とはだいぶ違います。
慧(交通事故で亡くなった姉の子を育てる教師)と芳彦(交通事故の運転手の弟)が一緒になる前半、もどかしいながらも可愛くて好きです。慧は多分ノンケだったのでしょうが、芳彦との性生活にも積極的で、でも天に見つからないようイソイソと営む姿がちょっと滑稽で愛しい。
そしてすれ違いの後半。
水族館で慧が芳彦を思い出して引き返すシーンなどドラマチックさが好きでした。
そんなすれ違いの描き方はとても良いのですが、そもそも芳彦がなんで兄の借金を返さなきゃいけないの?何も財産がなかったようだし相続放棄するでしょってところが気になって。フィクションであっても楽しめなくなってしまった。もったいない。
事故死した妹の子どもを引き取って育てるというのは
決して簡単なことではないと思いますが
協力してくれる人がいれば気持ちの上でも全く違ってきますね。
誰に対してもどこか薄情な男だった慧が天と
天の父親の弟・芳彦と暮らしていくうちに
人と向き合うことから目をそむけなくなり、
やっぱり大切なひとがいると強くなれるし優しくもなれるんですね。
慧はゲイではなかったので
想いを寄せてくれていた芳彦に反応できたのは意外でしたが
あれだけ親身になってくれていたら情もわいて当然でしょうし
ひと肌も恋しかったかもしれません。
兄の借金の肩代わりのことも慧に嫌われたくないため言えなくてツラいのに
慧と天と離れたくない一心だった芳彦が本当に健気でした。
血の繋がりが無くても、大事に思う気持ちだけで充分家族でいられると
同僚(と上司)にカムアウトして覚悟を示してくれた慧が潔くて
自分に愛を教えてくれたのは芳彦と天だったから
これからどんな困難が待っていたとしても解決していけそうです。
温かい家族愛でした。
天がぽっちゃりしていたので、たくさん食べてるのかな偉いなぁと
つい微笑ましく思いました。