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表題作ぼくとモナリザ

堤 七生(天才若手アーティスト)
一ノ瀬 (七生のマネージャー・七生と同じ美大卒)

同時収録作品現在進行形恋愛

廣瀬(高校生)
五樹(高校生)

その他の収録作品

  • ぼくとモナリザ(描きおろし5P)
  • 現在進行形恋愛(描きおろし1P)
  • あとがき2P

あらすじ

マネージメントプロダクションに勤める一ノ瀬の元に、
世界で活躍する天才アーティスト・堤がマネージメントをしてほしいと訪れた。
実は堤とは美大の同期で、在学中からプロとして活躍する堤の作品に胸をつかれた一ノ瀬は、
自分の才能に見切りをつけて今の道を選んだ。
しかし堤に求められたのはなんとヌードモデル…! 
マネージメント契約のために引きうけたものの、
一糸纏わぬ姿を熱い視線に晒されるうちに昂ぶってしまい、
繰り返し堤と熱を交わすことになり…!?

作品情報

作品名
ぼくとモナリザ
著者
風緒 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796413206
3.2

(28)

(2)

萌々

(7)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
89
評価数
28
平均
3.2 / 5
神率
7.1%

レビュー投稿数7

アーティストの感性ってこんなものなのかしら

風緒先生大好きです
またまたリーマンもので楽しみに読みました
が、ちょっと物足りない

恋愛の熱量みたいなものが伝わってこない
残念
アーティストだから、仕方ないのか
絵を描く以外はちょっとポンコツな感じもあったんですけど、最初きっちりした雰囲気醸し出してたのでそのあたりのキャラ設定が曖昧かな

受けも憧れか情愛かしっくりこない
当て馬もいるのに、恋愛色が薄かったです
それがもったいない

短かったのもあるのかな
書き下ろしの雰囲気もいまひとつピンとこなかったです

3

天才画家×マネージャー

同じ大学の頃から憧れていた天才画家、堤七生。
自分に絵の才能はないとあきらめて、美術関係のマネジメント会社に就職した一ノ瀬。
突然、堤が帰国し、一ノ瀬を、担当マネージャーに指名してくる。

という設定。
なぜか堤は一ノ瀬に執着している。一ノ瀬も、圧倒的な才能を活かそうと仕事に奮闘する。
そこへ、元マネージャーで恋人だという当て馬くんが。彼を本当に活かすなら、大きな会社にマネジメントさせるべきだ、という当て馬くんの主張に、自分の会社での立ち位置も顧みず、マネージャーを辞めようとする一ノ瀬だったけれど、一ノ瀬自身が創作の源なのだという堤の前に折れてハッピーエンドでした。

おしごとものになっているのがいい。
けど、ちょっと短かったかなあ。

他に、高校生ものが1つ入っています。大人しめの黒髪メガネくん(ゲイ)と、ワンコのカップル。見守る友人のクールさがナイス。

2

アーティストと並の私の違いを感じる…

ひたすら、アーティストってこういうものかぁ…と感じました。

大学の卒業間際に、堤の描いた絵の前で立ち尽くし、ただただ絵を見つめていた一ノ瀬。

更に、それを見た堤が一ノ瀬に天啓みたいなインスピレーションを受けるって。
絵が好きで、でも思うものが描けない一ノ瀬は、美術に関わる仕事を選び頑張るわけです。
対して、堤は順調にキャリアを積み、突然一ノ瀬のところに現れる。

まあ、なんだかんだ2人はくっついちゃうわけですが。
個人的には、何となくストーリーに乗りきれなかったのです。
一ノ瀬を見て、天啓が来るように絵を描く堤が、何でそこまで一ノ瀬に惹かれるのか。

一瞬で、心掴まれて離れないほどの魅力を一ノ瀬に感じなかったのです。わけのわからない感情を絵に載せていくも、アーティストだからで片付けられた気分。
恋は理屈じゃないから、仕方ないかもしれません。
でもストーリーに入り込めなかったです…

後は、初々しい高校生の話。受けちゃんにはまる攻めの男の子が大胆。
黒髪めがねは、萌えちゃうよね!

1

一ノ瀬はナツキの永遠のミューズ。君だけが俺の創作意欲を掻き立てる。

漫画家が全て美大卒だとは思わないけれど、ナツキの気持ちは分かるんだろう。
高校の頃、進路指導の先生に芸大を目指せと言われた私は、美術教師にストップされた事がある。
私の同級、先輩、下級生に至るまで。普通科高校なのに、美術の秀才が多く在籍していた黄金時代で、下級生などは 架空の宗教画を描きあげてしまう天才だった。先生は 大袈裟な身振りで絵に掛かった布を剥ぎ取り、「お前、コレを描けるか? こういう奴が芸大に進むんだよ。」と、言われてビビらせられた事がある。今でもその圧倒的な存在感は忘れられない。彼がどういうつもりでその宗教画を描いたのかは知らない。ただ、「お前は凡人だ。」と突きつけられたその気持ちだけは覚えている。悔しいとかそういう気持ちでは無くて、圧倒される何か。
なので、私は一ノ瀬に物凄く共感したし、ナツキの、心の底から湧き上がって来る「描きたい」という気持ち、衝動、創作意欲そのものにも共感する。
彼らにはそれを止められ無いのだ。どうしても湧いて来る、それを。ナツキは「降りて来る」と表現していたが。
彼らの出逢いはほぼ一目惚れなんだけど、それが恋だと気付かないところもまた。天才ぽくて良い。
そんなナツキの才能に惚れ込み、彼の創作の為に、自分よりもスペシャルな環境を用意出来る当て馬くんの会社の方が良いと思って身を引こうとしてみたり。
ちょっとだけモダつくんだけど、一ノ瀬そのものが ナツキの創作の糧、ミューズなのだから。2人はずっと一緒に居る事を選ぶ。結構重めなテーマの筈だけど、ナツキが天才ならではのトンデモだったりして。実にコミカルにさらりと描かれているんだな。
ナツキがずっと一ノ瀬を想っていた筈なのに、会わない間にちゃっかり恋人を作っていたというのは 納得行かなかったりもするんだけど。元恋人の当て馬のアルにしたって、ナツキ本人よりもその才能に惚れ込んでいるんだから。も〜天才ってズルいよね。それこそ芸術の神に愛されし者の特権だよね。

描き下ろしの、ナツキが ちょっと遠くに額を見ているカットもニクい。これは、モナリザの額が意外に小さい事をフッと思い起こさせる。タイトルの回収になっている。

同時収録の「現在進行形恋愛」も、めちゃめちゃ可愛かった。
ワンコDK × ツンデレ黒髪メガネ美人。押せ押せのワンコ 廣瀬に対し、臆病気味な五樹。けれど、五樹の臆病さには精神的負債もあって…。短い中にもきちんと2人の気持ちを丁寧に描いていて。とても読み応えありました。常に当てつけられている2人の友達、是永くんがいい。作者のお気に入りだというのに、活躍シーンは無しですが。ほんわか癒される存在感でした。

0

ヌードモデルに萌えた

男性画家のヌードモデルが男性。しかもモデルが見られながら昂ぶり画家の方も同じく昂…えっろ!その設定萌えすぎる。だって私腐女子だもん。小説だとそんなエロ話何作か読んだことあるけどそれを漫画でやってくれるとは。風緒さんブラボーです。

若手天才画家七生はマネージャーの一ノ瀬とは美大の同期。二浪の為一ノ瀬は年上。在学中から有名人だった七生の絵を見て打ちのめされ一ノ瀬は絵を描くことをやめてしまう。実は七生も自分の卒業制作を見つめる一ノ瀬の姿にインスピレーションを得ていた、という話。

卒業して3年後、七生に依頼されて専属マネージャー兼ヌードモデルになった一ノ瀬。モデルをしている時、昂ぶってしまったら2人で扱き合うという何とも奇妙な関係に。アメリカから意地悪な元彼兼元マネージャーがやってきて色々かき乱されましたが、最後はちゃんと恋人同士になり、一ノ瀬は七生のミューズであり続けたのでした。

後世の美術史には一ノ瀬の名もミューズの男性モデルとして残るんだろうな、と想像すると楽しい。同時収録は高校生同士のラブ。受けが魔性のゲイでした。

2

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