木春菊
CD第2弾の発売をずっと願っていたので発売決定が本当に嬉しく、そのうえ声優&スタッフの皆さまほぼ変わらないということで喜びも倍増!
鈴木=小野さん、杉木=興津さんの演技を再び聴ける幸せを噛み締めながら再生ボタンを押しました。
原作を読んでいて「これはなんとしてもいつか聴きたい!」と特に願っていたシーンが二つあったのですが、一つが鈴木とアキちゃんが杉木にラテンの振りを演劇方式で教えるシーン。
あのなんとも言えないコミカルさと色っぽさが目まぐるしく変わるところを聴きたい!とひたすら熱望。
もう一つが、言わずもがなの地下鉄の名シーン。
演劇方式の方は思い描いていた以上の再現度で思わず声に出して笑ってしまいました(笑)
テンポの良さが抜群で、もちろん艶っぽさも素晴らしい!
鈴木の声に滲む、杉木に対しての無自覚な特別な感情の目覚めが感じ取れる声のトーン。
小野さんの演技の確かさ、細やかな感情の機微を表す表現力に脱帽です。
そして、地下鉄のシーン。
地下鉄のシーンに続く、バーで杉木の口から“黒いドレスの女=房ちゃん”に何をしたか語られる告白も秀逸でした。
原作を読んでいるときも、杉木の房ちゃんへの酷い仕打ちや杉木の内面の葛藤や信念、孤独な王者の姿に震えましたが、興津さんの声で聴くとある種の冷酷さが強く伝わってきてゾクッとするくらいでした。
そんな二人のやり取りがあってからの地下鉄のキスシーン。
官能的でありつつピュアさも感じられて最高でした。
そして、この地下鉄から続く物語が今現在5巻の最後のページに繋がっていると思うと切なくもあり・・・。
CD二枚、あっという間に聴き終わってしまいました。
お二人の声(口調)が鈴木&杉木のイメージぴったり過ぎて、聴いていて非常に幸福な時間を過ごせました。
第3弾もお待ちしています!
ボーナストラックの「TABOO」も必聴です!