電子限定おまけマンガ付
「ふきげんなディア」続編になります。
前作で気持ちが通じあい、恋人同士となった二人。
今回、桜庭(攻め)が描いた絵本が賞にノミネートされるんですね。
編集者としても恋人としても喜ぶ奏汰(受け)ですが、何故かノミネートを辞退しようとする桜庭。
更に、新しく奏汰が担当する事になった新人イラストレーター・朝比奈が、二人の仲を引っ掻き回しー・・・と言った感じになります。
えーと、今回、すでに出来上がってるカップルの為、もうめちゃくちゃ甘いです。
桜庭先生の、溺愛っぷりと独占欲がヤバい事になってます。
いや、これな!
桜庭が賞を辞退しようとした理由ですが、なんと言うかすっごい臆病と言うか、ある意味めちゃくちゃロマンチックなものなんですよね。
えーと、彼にとってノミネートされた絵本は特別なもので、そして奏汰が一生懸命作ったものなのです。
だから、とある事情により、奏汰が傷付く事になるかもと、そこを心配した。
いやこれ、奏汰に甘すぎー!
そして、過保護すぎーーー!!
その無愛想な表情の裏で、どんだけ奏汰が好きなのよ。
またこれ、奏汰に惚れ込んだ新人イラストレーター・朝比奈の存在によって、桜庭がどんどん調子を崩されてゆくのが、萌えちゃって萌えちゃって。
前作でも思ったけど、彼は意外と独占欲が強いんですよね。
いや、相変わらず分かりにくい男なんですよ。
面倒くさい男なんですよ。
その上で、彼が初めてさらす本心に、もう萌え転がっちゃって。
何てったって、「おまえが泣くから話すんだぞ」「そんな事と笑うなよ?」と前置きした上で、眉間にシワを寄せて語るのが「結論から言うと、俺はお前が可愛いんだが・・・」ですよ!
いや、何だろう。
彼も、恋の前では普通の男だったわ。
嫉妬したり、不安になったり、ちゃんと人間だったわ。
そして、好きな相手には格好よく見られていたいと言う、なんか小学生男子みたいな微笑ましさがあったわ。
てか、いちいち話を難しくして本当に面倒くさい男なんだけど、そのある意味不器用な所が、本当に可愛いすぎるわと。
う~ん・・・。
そもそも、奏汰がですね、今回もめちゃくちゃ可愛いのです。
純真で真っ直ぐで、ついでに無防備で、オマケに妙に色っぽくなってる。
もうさ、桜庭が誰にも見せたくない、自分一人のものにしておきたいと、独占欲を滾らせるのも仕方ないんですよねぇ。
いや、こういう恋人を持っちゃうと、心配が尽きないよねぇと。
ちょっぴり気の毒になって来ちゃう。
あと、出来上がってる二人と言う事で、ちょくちょくエッチしてますが、初っぱなから奏汰の表情が色っぽすぎて悶絶しました。
他、「おくびょうなディア」の短編で「新婚編」が同時収録されています。
こっちはひたすらイチャ甘。
【ふきげんなディア】
クールなスパダリ攻:桜庭が天然受:奏汰を”愛しすぎ”なラブストーリーの続編!
誰がどう見ても奏汰への桜庭の溺愛ぶりはパワーアップしてるし奏汰も桜庭が大好きなのに、当の本人たちはお互いの気持ちを掴みかねているので読み手がハラハラする…という読みがいのある一冊でした。
今作も溢れる恋心を抑えきれない奏汰が相変わらず可愛い!
正座して絵本を抱きしめる姿は桜庭じゃなくても「可愛い」って声にしてしまいたくなります!
でも酒はほどほどにね。
その酔っ払い方は可愛いけど心配(¯―¯٥)
前巻ラストで出版にこぎつけた桜庭の絵本が賞にノミネートされたことで桜庭の周辺がにわかにザワつくことが今作のベースでした。
奏汰が傷つかないようにと先回りして大事にしすぎたことが裏目に出て、ついにスレ違い!?となる展開ですら奏汰がド直球でぶつかって距離を埋めていきます。
奏汰って遠慮して口ごもるタイプかと思いきや、行動力の人です。
一触即発な状況で、あんな笑顔を見せられたら誰も叶わない~。
反対に桜庭が不本意ながら「外見のイメージ」とズレるため、ハッキリ出せずにいた素直な感情を戸惑いながら出していく様子が緩やかに描かれています。
ギャップ萌えは根強いので、これからはどんどん出してほしいなぁ。
お互いの戸惑いをしっかり受けとめ、一つ一つふたりで解決していく姿は見ていてニコニコしてしまいます。
また、今作には奏汰にアプローチをしてくる朝比奈という新進のイラストレーターが登場します。
桜庭に挑戦状をたたきつけるようなアテ馬らしいアテ馬キター(゚∀゚)━!!
でもまったく相手にされていないー!!さようならー!!と、まったく太刀打ちできない姿に爆笑してしまいました。
奏汰のくるくる変わる表情と揺るぎない恋情が桜庭を夢中にさせる点にはうなづくばかりでした!
桜庭の肉体美にも注目~。
肩甲骨美しい!
秋雨先生の描く適度に割れた腹筋、丸く盛り上がっ美尻!
奏汰が「見せたいけど見せたくない」って言うのもわかりみです。
ストイックなスーツも素敵ですが、ふたりの裸体の美しさを堪能できるお風呂の濡れ場がオススメです。
【おくびょうなディア~新婚編】
未亡人の艶を放っていた忍さんが新妻の健康なお色気をウルトラキュートに振りまいていました。
そりゃぁ百武先生の溺愛&変態も健在でしょうよ。
閨の秘め事を作品に書かれて可愛らしく怒る忍さんと百武先生のかけあいがわかりやすいラブコメに仕上がっていました。
前作の「ふきげんなディア」で桜庭先生にめちゃくちゃツボを突かれて「あ~もっと桜庭先生を〜」と思っていたので、続編が出ると知った時は狂喜乱舞しましたよ♪
今回も威風堂々な厚さっ!!そしてその内容は萌えの雨嵐っ!!眉間に皺を寄せながらモゴモゴイジイジとか⋯萌え過ぎてのたうち回りながら読みましたっ!!
桜庭先生♡攻めにこんなに萌えたのは初めてかもしれない⋯♡♡♡
「おくびょうなディア」の番外編も面白かったです♫
どっちのタイトルも前作を読んでからの方がより楽しめます。
電子版を読みました。恋人になった、先生と奏汰のお話。新担当の朝比奈先生登場でますます面白かったです。
よっぱらい奏汰くん多かったような…先生の絵本抱えてニタニタしてるとか(笑)可愛いが過ぎました。ストーリーもとっても良くて。えほん大賞ノミネートを辞退する云々のときの、先生の奏汰くんへの想いがすごくて、奏汰くんと同じく感動してしまいました。
先生の悩みはいろいろありますが…俺が描かなくなったとしたら?奏汰はどうするんだ?と自問するところとか、奏汰くんの先生の作品への愛が深いが故の悩みですが、けっこうシリアスな問題でもあるなあ、と思いましたね。
電子版のおまけはスーツデート。奏汰くんが自分で考えたデートコースを自画自賛してる姿がほんとに可愛らしかったです。
「ふきげんなディア」より如月に対する溺愛が加速していて堪らなかったです。
如月に対する思いを言葉にだそうとして口をつぐむ様子にキュンキュンしてしまいました。
そんな如月は純真故に人たらしで、新しいイラストレーターの朝比奈まで夢中にさせてしまいます。
でもどんな時でも如月にとっての最優先も桜庭なんですよね。
そんな2人にちょっとしたすれ違いも起こりますが、それも桜庭の愛情でもって解決してました。
如月も桜庭の深い愛情に気が付いて良かったです。
こうなると2人の仲を知らずにドヤ顔で桜庭を挑発してた朝比奈が赤っ恥な訳ですが、彼もチャラいですが素直に反省してて嫌いになれませんでした。彼とオタク仲間の会話がとても面白くて笑えました。
私は前作で「おくびょうなディア」の百武があまり好きでは無かったんですが、今回の新婚編の百武が思いの外カッコ良かったですので「おくびょうなディア」も購入したいと思いました。