可愛いがお仕事です

kawaii ga oshigoto desu

可愛いがお仕事です
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
3
得点
24
評価数
7
平均
3.6 / 5
神率
28.6%
著者
小林典雅 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
羽純ハナ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784403524929

あらすじ

人材派遣スタッフの春真の初仕事は『ゲイのセレブ男性の結婚相手のフリ』で……!?
偽装結婚から始まる、年の差すれ違いスイート・ロマンス♡

表題作可愛いがお仕事です

諌山康臣、偽装ゲイパートナーを依頼する会社経営者
魔藤春真、人材派遣会社の新人キャスト

その他の収録作品

  • 可愛いが止まりません
  • あとがき
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レビュー投稿数3

可愛いが最高です

15周年記念作品(と、勝手に言ってしまいますが)らしく、典雅さんの過去作品に登場した様々な人たちが登場しまして、もうこれだけでファンの一人としては楽しくてたまりませんでした。
みんな元気で暮らしているんですねぇ。こういうサービス精神で溢れている典雅さんが大好きだなぁ。

お話のあらすじは、ある意味ありきたりです(失礼)。
ゲイの御曹司が人材派遣会社から『偽のパートナー』を雇って、父が要求する政略結婚を諦めさせようとするのですけれど、彼とキャストの2人が恋人のふりをしているうちにどんどん本気になって行って……という『あれ』です。
このどこかで読んだことがある様なお話を実に面白可笑しく展開してくれる、その様!
おまけに恥ずかしいくらいデロ甘なのに、行き過ぎでシラケない様に置かれている数々の仕掛け。
まさしく「典雅節、絶好調」という感じでした。
食べた人に「家でも良く作るメニューなのになんでこんなに美味しいのーっ」と叫ばせる超絶料理人みたいですよ。

御曹司の霧生慧吾はスパダリ学校があったなら主席で卒業したであろう夢の男。
何故『夢の男』かと言えば、俺様臭が一切しないところなんです。
霧生が30歳でキャストの間藤春真が18歳なので、かなり年の差がある2人なのですけれど、霧生に偉ぶった処が全くないんですよ。「ものを教えてやろう」的な鼻につく部分すらない。
これ、素晴らしい。
そしてもっと素晴らしいことに、春真を好きになればなるほど、どんどん変態さんじみて来る(笑)。

そして春真。
タイトル通り可愛いったらないの!
霧生のセレブな暮らしの中に、自信を持って『庶民飯』をぶち込んでくる。
物怖じもするけれども、庶民で育ったことに全くいじけていないんですね。
そして、2人のなれそめとかの『裏設定』を作る際の妄想力が半端ないっ。
もう、春真の妄想に笑った笑った。
それと同時に、この子の真直ぐさはとても気持ちが良い。
間違っていないと思ったら、怖いはずの霧生の父にもきちんと反論するのよ。こういうシーンを読んでいると『人と人が解り合うためには、とことん話した方が良い』と思っちゃう。
喋っているうちに春真のとびぬけた妄想力が発揮されて、話が思いっきり面白いことになっちゃうんですけれども。でもまた、それが可愛らしいんだよね。

典雅さんのお話は良い意味のポリコレを感じる場合もあるのですが、このお話はそういう部分が少ないと思います。だから「典雅さんのお話はちょっとめんどくさい部分がある」と感じたことのある方にもお勧めです。
疲れた時、ちょっとだけ世の無常を感じてしまった時とか、読者に元気を与えてくれるお話です。
まさしく典雅さん言う所の『ビタミンBL』!
読み終わって幸せになりました。
次作も楽しみにしています。

0

コラボネタも最高でした

作家買い。

典雅さん作品と言えば爆笑に次ぐ爆笑、といったイメージがありますが今作品もコメディ色の強い典雅節炸裂な作品でした。





主人公は高校を卒業したばかりの春真。
彼は幼いころに両親を亡くし、以来叔父である弦に育ててもらった。弦にひそかに恋をしてきた春馬だけれど、弦には恋人がいる。血の繋がりもある弦との恋は成就するはずもなく、結婚もせずに春馬を育ててくれた叔父のために大学に進学せず人材派遣会社「キャメロット・キャストサービス」で働き始めたばかり。

そんな春馬に初仕事の依頼が舞い込む。
仕事の内容は、キャメロットの社長である中桐の古い友人である慧吾という男性の「恋人のふり」をする、というもの。

初仕事、かつ不可思議な内容にビビりつつも、春馬は慧吾のもとへと赴くが―?

というお話。

ストーリーとしてはよくある展開です。

良いところのお坊ちゃんである、正真正銘のスパダリさん(攻め)。
そのスパダリさんの恋人の真似をする受け。
「偽装結婚」をきっかけに、本当の恋に落ちる。

先の先まですっと見通せる展開に、バックボーンとしてはシリアスな点もありつつ、でも典雅さんらしいギャグが所々で盛り込まれ、シリアスさは皆無の軽く読める一冊でした。

さらに今までの典雅作品に登場しているキャラも登場していて、思わずにんまりしてしまいました。

舞台となる人材派遣会社「キャメロット・キャストサービス」。
ンン?どこかで聞いたことがあるような…、と思ったのですが、典雅作品の「ロマンス、貸します」で登場してましたね。

他にもちょいちょいと既刊で登場しているキャラが出てくるので、典雅作品を数多く読破している腐姐さまは楽しめる演出になってました。典雅さんの書かれたあとがきによるとデビュー15周年を記念してコラボネタを書いたとのこと。

15周年ですか…!
典雅先生、おめでとうございます。
そしていつも笑いと萌えをありがとうございます。
これからも楽しい作品をお待ちしております。

と言いつつ。

作品としてはもう一捻り欲しかったな、という気も。
慧吾×春馬の恋の成就の過程がやや甘くご都合主義だったのがちょい残念でした。二人はそれなりに過酷な過去持ちさんなので、その辺りをもう少し膨らませて書いてもらえたなら、あるいはもっと萌えた作品になった気がします。

ただ、やっぱり典雅作品なので。
笑いに特化した感はあり、そこが典雅作品の大きな魅力の一つでもある。

ということで、シリアスさはほぼなく、通常運転のザ・典雅作品、といった内容だったかと思います。

コミカルで、ほのぼので、紳士に見えて実はむっつり系な攻めさん、という典雅さんらしい一冊で、さっくり読める可愛らしい作品でした。

7

可愛いで満腹です!

とても面白かったです!
恋愛小説のお弁当箱に、笑いと萌がこれでもか!とばかりに詰め込まれていました…!

お約束の展開が、瞬く間に「典雅先生流」に変貌していくのが新鮮で、次は何が始まるんだろう?!とわくわくします!

言葉のセンスに何度も噴き出す一方、相手の心の機微に触れる純粋な言葉もあって、思わずじーんとしました。

以下、ネタバレありのあらすじです。



お客様の多様なニーズにお応えする人材派遣会社、キャメロット・キャストサービス。
18歳の新米、春真の初仕事は、天然紳士なセレブ・慧吾のニセの結婚相手として同棲することで…。

前後編に分かれています。
前編は、慧吾に見合いを強要する厳父に対し、「もう結婚してパートナーがいます!」と突っぱねるため、二人がラブラブバカップルになりきるお話です。

本物らしいラブラブバカップルになるため、二人は「熱愛感の醸成」をスタートさせます。

醸成のために天然紳士な慧吾が提案するのが「パジャマでボーイズトーク」でした。
出会って初日の二人がペアルックのパジャマを着て、交代で膝枕をしながらトークをする場面、必見です。
天然な慧吾に対し、春真も持ち前の妄想力を発揮します。より本物のカップルになりきるために、二人のなれそめ話をねつ造し始めるのですが、この会話がとにかく面白かったです…。

偽装だったはずの二人が、いつの間にか本気で相手を好きになってしまい、お互いの家族とどう向き合っていくのかも見所です!

後編はさらに惹きこまれました。
寝ぼけた春真が夢うつつに慧吾の体臭にうっとりしたり、可愛すぎる恋人を心配した慧吾がGPSと監視カメラのチェックを始めたり…。そして、巨大プリンを作って一緒に食べるエピソードは、その尊い光景が胸に刻まれます。

ストーリーも面白いのですが、なんといってもキャラの魅力が光っていました。
いつも穏やかな慧吾は、愛の伝え方がまっすぐで、気障な愛情表現がどうしようもなく様になる希有なお方。でも自分の味わった辛い体験を無くすために自ら会社を立ち上げる強い人でもあります。

春真はしっかり者でありながら、時々赤っ恥な聞き間違いをして墓穴を掘ってしまう何とも可愛い子です。
すごく節約上手で倹約家なのですが、慧吾が毎日買ってくる告白付きの薔薇とスイーツにはただドキドキして「無駄遣いしちゃだめって言えない。気持ちをいただいてる」と言って、ドライフラワーにして大切にしている優しい子です。

その他、慧吾の敏腕秘書、諫山さんはもはや陰の主役でした。彼のいるところに笑いありです。二人の家族が許してくれるよう密かに暗躍する一方、社長である慧吾に対する物言いが丁寧でありながら切れ味抜群で噴き出します。

春真の育ての親の絃さんも、「春真を奪った慧吾許すまじ!」の強硬姿勢ですが、酔っ払うと春真の幼少時代が如何に可愛かったか秘蔵写真で自慢したり、俺のトライを止めてみろ!と慧吾に突然ラグビー勝負(爆笑しました)を仕掛けたり、思わず味方したくなっちゃう素敵な人でした。

ずっと読んでいたいな…と思える作品でした。
慧吾と春真の幸せをお裾分けしてもらって、明るい読後感に浸れます。

オススメです!

6

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