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表題作ヨメは箱入り息子

村崎大河
大学3年生
巳山晴
18歳,神社の息子

同時収録作品しつけがなってない特別編

青葉
ジムトレーナー,ワンコ体質
有沢一穂
ホテルマン,吸血体質

その他の収録作品

  • ヨメは箱入り息子(描き下ろし)

あらすじ

神社の次男で生き神様としてあがめられ、軟禁状態で育てられたヘビに変身できる体質の青年・晴は、その生活に息苦しさを覚え、ついに家出を決行! 世間慣れしていない晴は、草むらで弱っていたところ、爬虫類マニアの大学生・村崎に拾われ助けられる。「普通」に憧れる世間知らずの天然箱入り息子・晴は、それをきっかけに、ムッツリで何を考えているか分からない村崎と、初めての「友達」になることになったが、そこから始まった二人の同居生活は、勘違いとすれ違いの連続で……!? 凸凹なふたりが初めての「好き」を育て合う、Hでかわいい恋愛成就ラブコメ

作品情報

作品名
ヨメは箱入り息子
著者
上田にく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344846302
3.7

(62)

(17)

萌々

(20)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
228
評価数
62
平均
3.7 / 5
神率
27.4%

レビュー投稿数13

純粋培養なピュア受けとそんな受けを溺愛するパパ&にーちゃんがおかしい。

上田にくさんの中でも特に好きな作品で、何度も繰り返し読んでます。
読むたびに笑ってしまう。

晴は白蛇に変身できる特異体質で、生き神様として大切に過保護を超えて大切に育てられてきた子なんで、超〜純粋培養なピュアっ子なんですよ。

家出して拾われたのが村崎なんだけど、「生まれて初めてできた友達」に胸をワクワクさせている姿がとってもかわいい。
寝ぼけた村崎にうっかりキスされても「友達ってキスもするんだ!」みたいなトンデモ勘違いをしてる姿もかわいい。

で、そんな晴を溺愛しすぎているパパとにーちゃんのすったもんだが読むたびに笑ってしまいます。
矢文とか、「ヒステリーをなおす本」とか、揃って寝込んじゃうとか、あれこれ細かい描写に毎回笑ってしまう。


ーー
【しつけがなってない特別編】
「しつけがなってない」の攻め受けと、「ヨメは箱入り息子」の晴が交差するお話。
家出をそそのかしたのは、こいつかー!

0

もう上田にく先生の勝ち…

前作の『しつけがなってない!』と同じ世界線のお話。
進化の過程で、0.3パーセントかに発現する特殊体質の動物系のものや、伝説の動物などの希少種が当たり前にいる世界です。

今回は、希少種の白蛇様が登場です!
白蛇様は神格化された存在。
その特殊性が発現するのが、晴です。
この晴、同じように白蛇の特殊性が発現する兄とは違って何故かめちゃくちゃ過保護。
そう、タイトルの通り箱入りなんですね~!
白蛇化しても、綺麗で可愛い。

あ、晴以外でも蛇が登場しますので苦手な方はご注意くださいね!

世間知らずだから、安易に家出してみたり。
で、家出先で出会うんですね。
爬虫類好きの大河と。
大河もなかなかな変わり者です。でも、ひな鳥効果でしょうか、初めて出会った家族以外の人。親切にされたり、大河が晴の可愛さに思わずキスしちゃったり。
晴は、全て初めてです。大河が友達と言ってくれると嬉しくて嬉しくて。

結局は、箱入り晴を外に出したくない父兄が大河に握られた弱み(晴絡み…)で同居まで進みます。
面白いのは、晴の天然変態ホイホイ振りでしょうか。無垢で可愛いと色んな人がやって来る。まあ、変態とは言いませんけど家族愛も度が過ぎてますけど!

大河と関係が進んで、えっちな事もすると蛇の特性の精が強いらしく…
晴の場合は受けなんだけど、感じ易く可愛いから大河が夢中になっちゃって結局はえっちが止まらないって構図なのかな?

可愛いファンタジーです。前作の2人も登場しますし、ちょっと嬉しいおまけ付きみたい。

白蛇の晴も、人間の晴も可愛い。
なんだかんだふんわりファンタジーに馴染んでしまいました。
気をぬきたい時におすすめです。

7

ヒトもヘビも超ピュアでキュート

とっても可愛かったです。
人生初の友達を求めてやまない晴が、ムラサキとの仲を詰めていく様子が健気です。
ムラサキも、冷静な攻様なようで、案外抜けだらけで可笑しい。思わず寝起きにキスしてからの、晴にどんどんはまり可愛さに振り回されるムラサキと一緒にこちらも立派に晴親衛隊入りしました。
上田先生初読でしたが、ヒト姿もヘビ姿も可愛いくて、特にムラサキ家の他のコ(爬虫類)たちがイキイキしていて、動物お好きなんだなぁと…同設定らしい前作のワンコのお話も読みたくなりました。

友達とは何か、ムラサキに言われるままに覚えてく晴くんがいじらしすぎて、あんなに友達を喜んでたので、わりとそこから一気に友達以上の特別になってしまったのが惜しいくらいでした。
寝るときはヘビ姿になってしまう晴を見つめるムラサキの場面がとても素敵で…!!
らぶらぶしたあと寝落ちしたらヘビになってる晴を見るムラサキくん、とか見たかったな〜!!!
ヘビの性欲ネタも…嵐のように去っていった当て馬の彼の言葉はなんの伏線でも無くて。
続編あるのかな?
あんまりにもいじらしさ全開なので、えっちは二巻以降でもいいと思うほど可愛いかったです。ちょっと綺麗事言いました、そりゃ入っててほしいですけどもでもでもなんか早い〜!
なんだか物足りなさが残るくらい、もっとじっくり読みたくなります。
友達以上になるキスは高まる二人がえっちでした。

書ききれないほど細部までギャグいっぱい萌いっぱいていう作品でした。
それから単に好みの問題ですが、絵柄が…ヒトも動物もめちゃくちゃお上手なのにヒトがたまに寄り目気味なのが少し気になりました。
かなり神よりの萌萌です。

4

ギャグ強めなほのぼの作品

笑いながら読みました。ギャグ路線強めの甘いほのぼの本です。
白蛇になっちゃう希少種の受け様が主人公で、ガチの箱入り息子なので家出しちゃうぞ!と近くの公園までドキドキで行った先で出会ったのが攻め様です。
攻め様は爬虫類オタクで、それがきっかけで2人の距離は縮まるのですが、受け様がそれはまあ素直で…。キスされても友達とのキスは普通だが?と言われてそうなんだ…!すごい、知らない世界だ…!とドキドキしちゃう。心配になってしまうくらいです。そしてその心配の仕方がマジガチなのが受け様のお兄さんとお父さん笑 もはや推しに対する気持ちの如く受け様の身を案じ、でも受け様のことが大事だからなんだろうなと言うのがわかるので私はこのふたり大好きです!
笑いながらもキュンキュンするところはキュンキュンさせてくれる素敵な作品でした。ありがとうございました!

4

兄にとってはいつまでも。晴は愛すべき可愛いBABY。

おぉ! 思いがけず。「しつけがなってない!」のスピンオフというか、同じ世界観のお話だったのですね。動物体質、吸血体質、その他 希少種、神霊系という色々な体質を持った人の生きるこの世界の中で。
晴は希少種の白蛇。しかも神社の息子。言い伝えも相まって、「生き神様」としてそれはそれは大切にされている。
けれども当の晴は 兄の蓮の方が跡取りとして大切にされているのだと誤解して、家出を試みたり。外の世界に出てみたいなどと思い詰めている。
何しろ外界と遮断され、年齢=友達いない歴なのだ。
白蛇の姿で家を抜け出した際、出逢った初めての友達ムラサキと初めての経験をいっぱいする。
友達の家で初めてのお泊まり。初めての大学。ムラサキの友達とお喋り。そして、初めてのキス⁈ 友達同士でもキスってするの⁈ ピュアっピュアの晴の可愛らしさにギュンギュンです。
ムラサキも爬虫類の研究をしていて変わり者のせいか、モテるのに友達がいない。
ムラサキにとっても晴は初めての友達なのだ。ただ箱入りの晴とは違い、少々世間というものを知っているムラサキは、晴が悩んでいる様に家族が晴を嫌って自由を奪っているのでは無く、可愛さのあまりに家に閉じ込めているのだと早々に看破する。
お父さんの「晴たん萌え…。」の破壊力たるや。神社に仕えている人たちももれなく「晴たん」の親衛隊という。(何故かメガネが多いモブ親衛隊の皆さん。)
箱入りにしていたのも大事な「晴たん」が変態ホイホイな体質が為、守ろうとしていたからなのだー‼︎っていう。こんなに愛されている晴たんをかっさらったムラサキは末代まで呪われそうですが。まぁ、結局は。大切な晴たんが幸せならと、認めざるを得ないめでたし!です。
当て馬の内海くんも改心しちゃう晴たんのピュアさ。この無垢さには周りをほんわりさせてしまう。このチカラこそが白蛇さまである「生き神様」のチカラなのかもしれません。

「しつけがなってない!」とのコラボ。「特別編」も描かれていて、一穂と青波は変わらず仲良くてほのぼの。時系列的には晴がムラサキと出逢う前みたい。二人の仲の良さに憧れる晴の姿がここにあります。次回、吸血体質の美形の先生のエピソードでも出て来るかな。

描き下ろしは、晴がムラサキの家から中々帰ってこないというので、晴を溺愛する父と兄は寝込んでしまいます。心配する親衛隊の皆さん…もとい神社で働く人たち。
晴はムラサキに促されて久々に家に帰ります。そこで兄と話す内に、自分が家族に愛されていることを知る。和解するんですよね。面倒事は全て引き受けてただただ晴を甘やかせていた蓮も弟に構い過ぎるのを卒業する時なのかも知れません。でも兄の、父の、心中察するに。心配でたまらないよねぇ。晴はいつまでも、父と兄にとっては愛すべき可愛いBABYなのだから。

3

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