お前には大事な仕事がある。――――私に愛されることだ。

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1Kアパートの王子様 return home

1K amartment no oujisama

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表題作1Kアパートの王子様 return home

リド
ブランパール島の第一王子
柏木透也
22歳,フリーター

その他の収録作品

  • 描き下ろし その後の彼ら

あらすじ

まさかの監禁! …からの誘拐!? 王子様の恋人はラクじゃない!
褐色プリンス×苦労性フリーター、異文化交流ロマンスin南国♥

唯一の肉親である兄の頼みを断り切れず、南国の王子・リドと一時的に同居する羽目になった透也。
尊大な態度のリドに呆れつつも、心惹かれて身体の関係にはなったが、身分の違いはわきまえている。一方、透也との暮らしを気に入ったリドはなかなか帰国しようとしない。
しびれを切らした国からの帰還命令にリドは一計を案じ、なぜか透也も一緒に帰国することになって…!!?
狭小アパートから南国の王宮へ、褐色プリンス×苦労性フリーターの異文化交流ロマンス!

作品情報

作品名
1Kアパートの王子様 return home
著者
大和名瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
1Kアパートの王子様
発売日
ISBN
9784796413633
4

(30)

(7)

萌々

(16)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
120
評価数
30
平均
4 / 5
神率
23.3%

レビュー投稿数6

続編が読みたくなるラスト

1巻はすごい勢いで破天荒なお話でしたが、続編も最初からすごい勢いで破天荒でめちゃくちゃです。
勢いがさらに増しているような気がします。
巻頭からわくわくが止まりません。

1巻に続き、小さな狭い1Kアパートに引き続き住んでいるリドと透也。
透也が大好きで離れたくないものだから、なかなか帰国をしないでいるリドがかわいいです。
同じく狭いお隣の部屋にリドの護衛と側近が間借りしていて、狭いアパートの小さな1Kの部屋2つに総勢6人も住んでいるというなかなかな人口密度です。普通の男たちだったらむさ苦しいし、何だか臭くなりそうですが、今作のメインと脇のみんなはそれぞれ麗しい率が高くてぎゅうぎゅうでも爽やかな感じがするのがおもしろいです。

リドを帰国させるために、透也に仕事を与えて、一緒にブランパール島に到着した2人。
大歓待を受けた透也の表情がおもしろいです。
日本で仕事をしながらリドと暮らしていた時は忙しい日々でしたが、ブランパール島で過ごすことにより、ブランパール島のこと、リドのこと、たくさん触れ合う時間があり、透也が驚いたり、感動したり、表情豊かになるのが素敵です。

リドとの愛は深まりつつも、あまあまハネムーンのようにならないのが、今作のおもしろいところで、監禁さらたり誘拐されたりと透也が大変な目に遭います。

1巻目は日本の日常の中でのドラマティックなできごと連発でしたが、今作は異国のしかも事件も起こる非日常の中での迫力増のドラマティックなできごとが続きました。

2人が睦みあい、絡まり合うシーンが多めですが、エロさは感じず、愛を確かめ合っている高尚な感じがします。
リドの家族との顔合わせも済み、2人の今後が楽しみなラストでした。
続編が読みたい・・・

巻末の、その後の彼ら、 透也がブランパール語を学び、たどたどしく間違えつつしゃべる様子が、初期のリドの日本語を話す様子を思い出させ、とっても愛らしいです。

1

リドがちゃんと王子様だった件。

上から目線で偉そうなのに、なぜか憎めない(笑)
愛すべき俺様王子によるドタバタロマンス第二弾です。

今回の舞台は王子の故郷・ブランパール島。
王子の服もスーツから南国の衣装にチェンジです!
ノースリーブからにょきっと出た逞しい腕がかっこいい〜♡
これがホームグラウンドの力か。
海が似合う。
陽射しが似合う。
褐色が映える。
いつもの倍増しで太陽のような魅力を放つリド。

もちろん外見だけじゃない。
島民から慕われ、真剣に国の未来を想う。
日本では見れなかった、王子らしい一面を見せてくれます。

リドが一国を背負う王子であることを実感した透也は、
"ずっと一緒にいたい"
"でもいつか離れなきゃいけない"
ふたつの感情の間で苦しむことに。
そこにリドの弟・イリスが登場し...

ちょっ!イリス、美しい!
柔らかにウェーブしている髪が美しい。
気品があって優しくて、しかも童貞設定ってなに。
リドと真逆の正統派王子様。
これスピンオフ欲しくなるやつ...!

イリス、悪者ではないんですけどね。
彼が一波乱起こします。
(いや、二波乱かな?)


でも、何があってもブレないリドが最高〜!(笑)
彼はまごうことなきスパダリです。
透也にはいつも「えらそう」って言われちゃうけど、どんな時もゆったり堂々と構えてるところこそがリドの魅力だよなぁ。


普段は塩対応の透也が、思いがけずリドの弱点を見つけ、ぎゅーっと抱きしめてあげるシーンも胸きゅんでした♡
帯の決め台詞、「お前には大事な仕事がある。私に愛されることだ」に繋がっていく素敵なシーンです。
南国の夜。
バルコニーから見える静かな海と三日月が綺麗で、とてもロマンチックでした。


そして、今回も描き下ろしが面白かった。
前回は日本語勉強中のリドと「セマい」「キツい」の違いを巡ってあれこれ。
今回は逆で、リド先生によるブランパール語講座です。
「オマヘハメラソーダ!」
なにこの可愛い呪文。
職場の上司にイラッとしたら心の中で唱えたいなぁ(笑)
流れるようにエロに持ち込むあたり、リド先生さすがでした。

電子限定描き下ろしは「おっきぃ」のお勉強。
いまさらだけど、「かわいい」じゃなくて「かーいい」っていうリドが可愛かった。

1

南の島の王子様、実感!

相変わらず透也くんは頑なで、
リドとの一歩を踏み出せずにいるのですが、
庶民としてみればその辺よくわかります。
透也くんは現実的と言いますか、
よく周りの見えてるこだなぁと。

今回はそんな透也くんをどうやってリドが口説き落とすのか⁉︎
……というところなのですが、なかなか手強い!

シリアスとギャグの絶妙なバランスと、
カッコいいイケメンや可愛いキャラなど、
その他の登場人物も皆魅力的です。

しかし、今回の舞台は主にリドの故郷なので、
藍原さんの出番が少なかったのは残念。

山あり谷ありで本当に結ばれる二人ですが、
まだまだワールドワイドに活躍して欲しいですね。
それでも最終的に落ち着くのは1Kの小さなアパートというw

それにしも相変わらず絵が綺麗です!
大和さんファンとしては、満足の「萌×2」評価!

1

弟王子も素敵だ♡

まず続巻ありがとうございました。

前巻で日本に暫く残る事になったリドでしたが、さすがに国(島)に帰らなければなりません。

透也はあっさりと帰国させようとしていますが、兄の会社のアルバイトとして一緒に連れて行くのです。

島に到着するとリドが王子である事を痛切に感じて、自分との身分差を考えてしまうのです。
リドのコテージに監禁のように保護されている透也ですが、リドは何か隠しているようです。

チラチラと姿を見ていた謎の人物に透也はコテージから連れ出されるのです。その人物が実はリドの弟王子で、もの凄い美形なんです。

実はリドは弟王子と透也を会わせたく無いばかりに宮殿ではなくてコテージに隔離していたのです。もの凄い独占欲です。

そして王と王妃に謁見させて言葉が分からない透也を騙す形で、リドは王位継承権を弟王子に譲って透也と一緒にいたいと訴えていたのでした。透也は兄の会社の代表として来ていたので、仕事の話しだと思って前向きな返事をしていました。リドはとても策士です。

強引なリドのやり方に憂慮した弟王子の手引きによって、透也は島を脱出するのです。でも透也包囲網を敷いていたリドの元にすぐ情報が行き、リドは透也を取り戻します。

リドは元々から優秀で思慮深い弟王子が王位に付くべきだと思っていて、自分は世界中を移動しながら島の発展に尽くしたいと思っていたと透也に説明するのです。透也もやっぱりリドを愛しているので、一緒にいる事を選択します。


王と王妃と弟王子と話しあって(かなり揉めてましたが)、透也は自分もリドと一緒にいて国の発展の為に頑張りたいと王に言っていました。

リドは亡くなった王妃の子どもだったのです。子どもの頃の許嫁が弟王子を好きだったから、それから誰にも執着しないようにしていたらしいです。リド可愛い…


透也がリドの元カノだと疑っていたのは実は妹王女達でした。王女のステファニーがリドと透也の関係に下世話に突っ込んで来るのがとても面白かったし、相変わらずリドのアレが凶器でした。笑

2人は日本の透也のアパートに戻って来ました。リドの国の言葉を一生懸命学んでる透也に、ベッドの中で使うヤラシイ言葉を教えていたリドに爆笑です。

1

褐色プリンスは中々の策士?

まさか「1Kアパートの王子様」に続きがあったなんて!
褐色プリンス、リドの国に招かれたトーヤ。表向きはトーヤの兄・ジュンヤの勤める旅行社の為に、PRを兼ねた視察のバイト。
この機会をリドが逃す筈も無く、トーヤをコテージに軟禁し、帯にもある台詞「お前には大事な仕事がある。ーーー私に愛されることだ。」を言ってのける。キャー‼︎ さっすが王子様‼︎ よっ!スパダリ‼︎
と、これがそこらへんのアラビアンなら、うっとりして流されまくりなんだけど。
ツンデレというか。ちゃんと身分をわきまえているトーヤは、母国で王子様と慕われ、この国を背負う役目のあるリドを思い、いずれ身を引く覚悟をしているので。
ウカウカと甘い言葉に流されない。エチはするけども!
アラビアンBLだと、この後王位継承を巡って、第◯王子やら親戚筋やらに人質に取られたり、拐われたりと大変な目に遭うのが定番だけど。リドの弟・イリスや周りの人たちが育ちも良く、本当に良い人たちばかりなので、事なきを得る。平和。
むしろ、リドの強引さからトーヤを逃してあげようとすらしてくれている。
リドは強引だったかもしれないけれど、トーヤとの未来を考えていて。
この小さな国の将来のことも、きちんと考えてもいたのだ。その本気に触れて、次第に素直な気持ちで心を開いて行くトーヤ。
『同じ景色を見ながら過ごせる未来』を作って行くこと…。

多くのアラビアンに見られる様な豪奢な王宮での暮らしもあって。一方でスラム街もある、という現実。まだまだこの国の為に出来る事が自分にはある、と話す真面目なリドが好きです。
リドは男であるトーヤと生涯を過ごす為に、王位継承を弟に譲るという大きな決断をしますが、この国の未来の為に尽くす事でしょう。

弟王子のイリスが素敵過ぎ。リドの側近、ディアンさんも相変わらず素敵。
2人共に良い人過ぎて当て馬にもなりません。2人にも幸せであって欲しい。

5

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