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ランウェイの行方を知りたいか

runway no yukue wo shiritaika

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表題作ランウェイの行方を知りたいか

波野彦一
大学生兼「QROQUIS」の読者モデル
多田明良
美容師兼「QROQUIS」の読者モデル

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

性欲ならあるさ、毎秒抱き潰したくなるくらいに―—知り合って4年、付き合って半年。大学生兼読者モデルの波野と美容師兼読者モデルの多田はラブラブな恋人同士。隣には凛と美しい多田がいて、読モの仕事は順調で、優しい仲間達も応援してくれて…毎日幸せで仕方がない波野だけど、ただひとつ欠けたピースが…それは、大好きな多田といまだセックスしていないこと! 赤ちゃん並みにピュアな多田は無意識に煽ってくるけれど…!? おおらかイケメンワンコ×天然クール美人、華やかな世界を生きるカップルが、心も身体も繋げ、共に生きる未来を見出すまでのセクシー&ドラマティック・ストーリー!

作品情報

作品名
ランウェイの行方を知りたいか
著者
久松エイト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866693019
4

(76)

(32)

萌々

(26)

(10)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
299
評価数
76
平均
4 / 5
神率
42.1%

レビュー投稿数11

光あふれるランウェイの先は。

今年上半期にドハマりした作家様の最新刊。

こちらを読む前に『NEON』を読んでください。
できれば先生の既刊(現代ものの方)も読んでください。

少しずつリンクしていてランウェイの二人や、仲間も登場していますので、もっと深く楽しめます✨

爽やかでイケメンで多田の事が大好きな波野。
超絶綺麗で超天然で波野の事が大好きな多田。
甘々とは少し違うけど、ふたりともお互いを疑う事なく好き…というのがすごい。

ふたりの会話はセンスに溢れていて、全編素晴らしい作品。
ふたりの人生の先は光あふれる場所。

ランウェイに見立てたところが素晴らしいと思います。
はあ…このセンスはどこから来るんだろう…本当今年先生の作品に出会えてよかったです。

思い返しても鳥肌ものです…素敵すぎる。

3

攻めの波野くんがめちゃいい

芸能モノかな?攻め主人公!
読者モデル→俳優みたいになる攻めの波野くんが外見クール系おしゃれイケメンで中身ピュアでまっすぐなのがとてもいい!

読者モデルの頃から受けくんとはみんな知ってる公認カップル状態だったのですが
俳優になって大注目されてからマネージャーさん?にイメージ戦略の話をされて恋人関係を隠せと言われるんです

しかし記者さんに恋人多田くんですって言ってそれが世間にも「オープンでいいね」って受け入れられるという気持ちのいい神展開&神男子ぞ!

ちなみに多田くんがえっちなにそれ状態でなかなかえっちに進まないのとか初めての初々しい&波野くんがリードする感じとかもとても良き!

大学生ならではの将来どうしよー友達みんな進路決めてて置いてけぼりモラトリアムな感じもあり

めっちゃいい!ってなりました

波野くんが本当に好きだな応援したいな萌えるな格好良いなと思える攻めくんで。作品中の世間の人たちに認められると読者の私もにっこりしちゃう感じの。
よかった!

0

今からここがランウェイだ!

久松先生の印象がガラッと変わった……いい意味で。
癖が強い作品を描かれるイメージだったのですが、これはキラッキラでキュンキュンでした。
読モ同士のオープンな恋愛を描いた作品なのですが、ザ・芸能人の話じゃない!地に足ついてるの。
恋を楽しんだり、悩んだり、将来に不安になったり。
お互いが特別で、全てで、人生そのものという二人の日常の話です。

読モの波野と多田は、出会って4年付き合って半年の恋人同士。
おおらかイケメンの波野と天然美人の多田はお互いを思い合うラブラブカップルでありながら、Hはまだ。
妖艶で飛び切り美人の多田が、かなり無知で純情。
そんな多田を丸ごと受け入れて、すべてを許しちゃう波野の愛と包容力が大きくて素敵です♡

波野が〝恋人いないです〟のイメージ戦略に乗れないのも、多田との恋愛は恥ずかしいことじゃない、誰に理解されなくても良いという強い意志があるから。
オープンにされれば周りは受け入れるし、きっと理解しようとするんだろうな。
これだけ想いあえる出会いは奇跡だと思う。

少しわがままで自分勝手な多田だけど、ここぞという時の迷いのなさ、決断力を見てほしい。かっこいいから!
将来が、未来の全てが、多田と歩むランウェイだと思う畑野には胸が熱くなりました。
モデルがランウェイでスタイルや綺麗な服を披露するように、私達の人生も自分たちだけの色や夢を披露するファッションショーなんだと思う。

ちなみに、多田の誕生日プレゼントとして初Hできました♡
幸せすぎて泣いちゃう波野が可愛くて、イケメンなのになんて純情な人たちなの!!って、胸がキュンキュンした。

9

甘々、ほのぼの。

作家買い。
『ハローグレイ・ナイトシェード』のスピンオフ作品である『NEON』。

の、続編にあたる作品です。 『ハローグレイ・ナイトシェード』は未読でも問題ありませんが、『NEON』は読んでおかれた方が今作品の理解度はより高まるかなと思います。

読モの世界を舞台にしたお話。
久松さんにしては、と言っていいかな?『NEON』、そして『ランウェイの行方を知りたいか』はシリアス度は皆無でキラッキラかつ甘々なシリーズです。

『NEON』の表紙はブラックを基調にしたカッコいい絵柄でしたが、今作品は白がメインになった絵柄。二人の着ている衣装が正装に見えましたが(もっとはっきり言っちゃうと結婚式の衣装)、うん。中身も甘々でほのぼのな優しいお話でした。

ということでレビューを。






主人公は大学生の傍ら読モをしている波野。
彼が所属している雑誌は人気も知名度も高く、そこで活躍している読モたちもみんな人気がある。
波野は紆余曲折を経て同じ読モ仲間の明良と恋人になってー。

というのが前作『NEON』のお話。

今作品は恋人同士になった二人、からスタートします。

今日も今日とて美人で麗しい明良。その明良と恋人になれて嬉しく思う波野だが、実は二人はまだ清い仲。明良に拒まれているわけではない。が、まっさらさんで何も知らない明良が、その気になるのを波野はじっと待っている。

そんなある日、MVに出演する俳優として波野が抜擢された。
演技なんかしたことがない、とそのオファーに対して消極的な波野だが、明良に背中を押される形で出演したMVで人気に火がついてしまう。

イメージを大切に。

そう言われ、明良との関係も口外するなと言われる波野だが、明良に対して誠実でいたいと願う波野がとった行動は…?

というお話。

んー。
好みはあれど、久松さんの絵柄ってちょっと癖があるんですよね。でも、いい意味で絵柄が変化しました。凄く綺麗になったと思います。

とにかく明良が美しい!

艶っぽいというのか中性的な美しさに満ちています。
で、この明良という青年が天然ちゃん。無自覚に波野を煽りまくる、その美しさと無垢さのバランスがたまらんのです。

明良は、見た目は麗しいですが、中身は豪胆なのも良き。
芯がしっかりある、というか、自分というものをきちんと持ってる子なんですね。なので美しく、天然ちゃんでありながらしっかり男っぽいのもまた良き。

恋人同士の2人のお話なので、くっつくまでのモダモダな展開はありません。
この二人が「セックスできるの?」というところを軸に進むストーリーで、明良の意にそわない行為はしたくないと、番犬さながら良い子で「待て」ができる波野が可愛いのです。

けれど、恋愛にだけ焦点を当てていないのも良かった。

若く、未来のある青年たちが、自分たちの「これから」をしっかり見据え、模索し、そしてその道を見つける。そこに愛する人がいるから頑張れる。王道と言えるストーリーですが、その王道さが非常に生きている内容でした。

表紙の2人の衣装は、まさに花婿さん。
これからずっとともに有り続ける。
そんな二人の気持ちを表してるのかな、なんて思いました。

ただしいて言うと、先の先まで見通せるストーリー展開でそれ故に想定内の結末を迎える展開だったのが残念と言えば残念でした。もう一捻り欲しかったな、というのが正直な感想です。

が、それ故に終始ほのぼのな展開で、読後は温かい気持ちになりました。

初回限定版に限り、特典ペーパーが封入されています。
彼らの「お初」の裏話が描かれていて、これがめっちゃ可愛かったので、これから買われる方にはぜひともこの特典ペーパーをゲットして欲しいなと思います。

4

眩しくて大切。

単話配信から追っていました。

とにかく、きらきらしている。
まとめて読むと、波野真っ直ぐ物語だった事に気がつきました。

多田と波野はいつも一緒にいますよね。
モデルを続けながら、それぞれが並行しながら他の事をしてるんです。

多田が、綺麗な女王さまといった感じなんですが嫌味じゃない。
好きな事と自分に誇りをもっているからぶれない強さが有るんですよね。
だからこそ、波野も好きでしかたないのだなぁ…

2人がやっとセックスまでたどり着きますが、
それは2人がずっと一緒にいるための過程でしかなくて。

波野が、多田を通して自分の未来を考えていけたのは良かったです。

自分含め、大多数の人は眩しいばかりのランウェイにたつ訳じゃないけども。
それでも大切にしていたいことを貫くこと。

なんだか青春だなぁ…ストレートでグッとくるお話でした。

1

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