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この毎日が「幸せのゴール」だと思ってた。
あああ…これはもうなんだか泣ける
尊いって言葉が似合う。
柔らかで穏やかな恋愛…純愛という言葉がぴったりです。
付き合い始めて(出会いは高校)10年目
一緒に住み始めて7年目
修理工場勤務の純九とサラリーマンの愛。
熟練夫婦のような関係で、セックスは互いの記念日だけ。
凪いだ風のように静かな毎日に、ほんの少しの波紋が。
愛に転勤の話が出て、純九はそれを応援しつつやっぱり寂しい。
そんな時に車修理を担当したタクシー運転手から、熱い真っすぐな思いをぶつけられる。
双方が感じる、ほんの少しの違和感。
それがもうこれで修復不可能か?ってくらいの喧嘩になって…長い付き合いだからこそ、言葉足らずになっていく。
相手の思うコトは分かるのに、気持ちを言葉にはできない。
でもやっぱり、最後は互いにずっと愛してる相手しかいないんだよね…あああ。もう本当に素敵なお話。
藤谷先生らしい、静かで優しくてあたたかいお話でした。
尊いってこういう話だろうなあ。
これからも。
いつまでも。
二人でから揚げ持って毎年毎年、お花見ができるんだろうなと思います。
長く一緒にいるから言えることと、長く一緒にいるからこそ言えていなかったことがあるなと、胸がじんわりと切なくなる作品でした。勿論ハピエンで終わりますので安心してください笑!!日常生活の中で危機の風と仲直りの温かさを感じました^^
驚きだったのが、学生時代の2人!ヤリチン純九に、同性の友人に片想いしていた愛がお金を払って抱いてもらう関係だったんです!でも、だからこそ純九は愛の健気さや一途さに胸が熱くなり、愛に告白したのかなとも感じました。
転勤することになった愛は、一緒についてきて欲しいと純九に言えませんでした。転勤を愛から言われた純九は、寂しいと言えませんでした。"いってよかったのか"と思った愛の素直な気持ちから、言わなかった後悔ではなくて"次は話そう"の気持ちが大切だなと思いました。どんなに長く一緒にいたって"分からないことがある"、その気持ちを忘れたくないと思いました。
大喧嘩して、言いたいこと言って、泣いて、考えて、2人が出した答え。シンプルですが、愛の転勤に純九がついて行くことになりました。喧嘩したから本音を言い合えて、気持ちをぶつけ合ったから相手に伝わりました。それが凄く良いと思いました。喧嘩のシーン、良いです笑!
食事のシーン、お風呂のシーン、生活感あふれるところも"7年目"感が出ていて素敵でした^^
長く一緒に居るとそれが当たり前になって
毎日幸せだけどそれを特別に感じなくなるような、日常にとけこむような…
"同棲して7年"という、そんな空気感がすごくよく表されていました。
純九はカム済みというか、オープンで職場でも愛と同棲していることを臆することなく話すタイプ。
一方の愛はゲイを隠しているし、カムするつもりもない感じですね。
愛の転勤話から純九に告白する風磨くんの登場、思いのすれ違いによる大喧嘩まで
ポンポンとテンポよく話が展開され、彼らと一緒にハラハラしたり胸がぎゅっと締め付けられたりしながら読みました。
大人になると「いい大人だから」と自分に都合よく諦めることって本当に多い気がします。
伝えずに飲み込んで無かったことにしちゃう、みたいな。
これは経験でもありずるさでもあるんでしょうけど、言葉にして伝えることって大事なんだということを
ふたりのすれ違いを見て気付かされました。
そして、新たなふたりのスタートを見守れて本当に良かったなと思いました。
いやー、とっても良かったです。
藤谷先生こんな絵だったっけ?と思ったりもしましたが、あっという間ににストーリーに引き込まれました。
同性カップルの人生の話です。
一緒にいることが当たり前になっている純九と愛は、高校の先輩後輩だった二人で、現在は同棲中の恋人同士。
セックスは大切にしたいから記念日にしかしない。
夫婦同然、今更トキメキもないけど毎日が幸せ。
そんな時、愛に転勤の話が持ち上がり、純九は遠距離恋愛を覚悟します。
あー、こういうカップルいいなぁって。
一緒にいるのが普通で、男同士とかそういうの関係なくいいなぁって思いました。
きっと、今の関係に満足してるんだろうなって。
だけど、パートナーの転勤という人生の転機を迎えて、改めて立ち止まって考える交際10年目で同棲7年目の二人。
突然現れた、純九に恋するする当て馬・風磨。
穏やかな生活にたった波が徐々に大きくなっていく様子にハラハラしたし、とても切なかったです。
風磨に告白されてグッとくる純九は、本当は愛と昔のように求め合うセックスがしたいんだと分かりました。
愛と純九が傷つけ合って喧嘩してしまう場面は、本当に胸が苦しくなった。
本当に言いたいことほど言えないんですよね。
遊び人だった純九が初めて本気で好きになり、追いかけてやっと結ばれた愛。
好きな人とするセックスの尊さを教えてくれた愛。
昔を思い出して腹を括る純九が男らしくてカッコ良かったです!
「別れる」「浮気」なんて言葉に違和感を感じるほど、二人は家族だし何よりも大切な人なんです。
転勤について行くと決めた純九と愛は、最後に7年間暮らした家で気持ちのままに求め合うセックスをします。
これが尊くて、胸いっぱいになりました。グッときた。
まだゴールじゃなかった。
7年目の純愛は、二人の人生のリスタートです。
きっとゴールなんてないんだろうな。
二人の人生がこれからもずっと続いていくのだと思うと、感極まるものがあります。
風磨はちょっとかわいそうだったから、いつか風磨を理解してくれるいい人が現れるといいな^^
あらすじ&作家さん買いです。こういう、付き合いが長い同棲カップルのお話が大好きなので、ワクワクしながら読みました。
付き合った年数は10年で同棲し始めて7年、Hは大事な日だけ…なんて、まるで熟年夫婦のような2人のお話です。この2人の当たり前の日常に、転勤と浮気?心変わり?という非日常が突然降って湧きます。
お互い大事に思ってるのに言葉が足りなくて(あるいは長年一緒にいるという安心感?)、すれ違ってる2人がもどかしくて、心が痛かったです。あの大ゲンカの時には、自分の事のように泣けました。そういう時に昔のことを言っちゃうのは、たぶん心の奥底では許せてないんでしょうね…(苦笑)。
それでも、新たな第三者の登場でお互いに自分の心に素直になり、離れることよりも一緒にいることを選んだ2人に感無量でした。
激しい愛があるわけではないけれど、穏やかで優しくて温かい愛情に、終始心が洗われるようでした。
ただ一点だけ、なぜ指輪を嫌がったのだけが気になりますが…。