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「カップ一杯の愛で」がすごーく良かったのでスピンオフの今作も読了!
前作で出てきたサバサバ系でシングルファーザーの友人が主人公です。
ずっと受けに片想いしている料理人の攻め×ハッキリキッパリ「俺は一生ホモにはならん」と言っちゃう受け
とにかく攻めの片想いが一途で、でも「受け大好き。でも見返りはいらない」ってタイプなんです。格好いいし料理人としての腕も良く、落ち着いていて穏やかで控えめで普通にモテるタイプだけど、とにかく受け&娘が幸せでいるのが幸せって言う人。
受けはストレートで離婚歴あり愛娘ありのシングルファーザー。竹を割ったような性格でサバサバした男前の美人受け。外資系の会社に勤めながら、愛娘との生活をめちゃくちゃ頑張ってる良いお父さん。
個人的好みとしては、大人しくて控えめな攻めってあまり好みじゃなくて…でも受けは好きだし最後まで見届けようと思って、あまり感情が乗らないまま読んでました。
どうして受けなのか?
どうしてそんなに好きなのか?も丁寧に描かれているし、
受けの気持ちの変化も無理のないものだったと思います。
そして、受けが自分の気持ちに気づいてから、めっっちゃくちゃ良かった。
自分はホモにはならんとハッキリキッパリ言ってたし、その気もなかったから突き放したりしたけど、前作の友人CPから気づきをもらって「好き」って感情を改めて知ったときの受け。
気づいてからは受けらしい行動力で筋を通しにいくところ。
いいわ~。潔さがいい。
そして、成就したときの攻めの涙に心がヤラレました…!
子どもの頃から唯一の人で、思いを返してもらうなんて天地がひっくり返ってもないとまで思っているけど、好きだから役に立ちたいって一心だったのに、
その人から好きなんて言われたら!!!
泣くよーーそりゃ泣くよーー。
その後の2人のえちも、その後のラブラブ具合も、もう堪らなかったです。
あとお互いに「可愛い」と思ってるのすごーく良かった。
前作も今作も個人的萌えCPとはちょっと外れるのですが、萌えを超えてとても良かったので、可南さんの他の作品も読んでみたいと思います。
カップ一杯のスピンオフ。敬一郎の友達の涼太とその後輩穂積のお話。穂積が料理人ですっごくお料理が美味しそうなのお腹すいちゃう!涼太は前妻とも結婚していたからヘテロなわけで昔告白してきた後輩穂積をこっぴどく振るわけなんだけど、それも穂積は今でもすきで。穂積のひたむきな愛情に私はとても心を掴まれたよ。見返りも求めず(いや心の奥底では間違いなく欲しているけれども)
涼太のためにがんばる穂積、かわいい大型犬という感じでしたねぇ。よく頑張った。ついに絆される涼太!!よかった…
穂積、君ってやつは…!
攻めの穂積が健気かわいすぎてこちらの評価になりました。
カワイチハル先生が描く穂積がこれまたすごくかわいいんだ…攻めの泣き顔に萌える。
涼太と涼太の娘・美空ちゃんと穂積によるほのぼのお料理シーンや、胃袋をがっしり掴んでくれるおいしそうな料理の数々も良かったのです。
しかしながら、こちらの作品のどこが1番良かったのかといえば、やはりなんといっても穂積。穂積しかないでしょう。
聖人のような健気受けは数あれど、ここまで何も求めずに無償の好意を受けにそっと送り続ける攻めはなかなかいないのではないでしょうか?
穂積があまりにも健気で一途なものですから、なぜ最悪の振りかたをした涼太のことをこんなにも好きで居続けられるのかと疑問で仕方がなかったのです。
もう、もう、理由が判明し頭を抱えましたよ。
思わず抱きしめてあげたくなる攻めランキングがもしあれば上位に入ること間違いなし。
健気に尽くしている自覚がないうえに、自分がなにかを得るなんてことを考えてすらいない人です。
一緒に過ごせるだけで、会えるだけで幸せなんですよ…こんな攻め愛さずにはいられんってもんです。
ほぼ受けの涼太視点で進むお話でしたが、終始穂積に肩入れをして読んだ作品でした。
そんな切なかわいい健気攻めの図はツボにサクッと入ったものの、受けの涼太はあまり刺さらずだったのがちょっと残念。
なんだろうなあ…性格や人間性うんぬんではなくて、どちらかというと子育てに関して無計画というか、考えなしというか…
周囲の人々に頼りすぎていて、これは人に頼らなければとても暮らしていけないのでは?と、なんだかなあと感じてしまったのが大きかったのかも。
穂積のことを振り回しすぎなのも気になったかな。
娘の美空ちゃんも愛らしい良い子なだけに、もう少し涼太の良いところを早めに見たかったですね。
穂積視点だと良さが伝わってくるんですけどねえ。
健気受けという言葉は良く聞くけど、健気攻めという言葉はあまり聞いたことがありません。
穂積(攻め)が、もう一途で一途で…。20年ほど涼太を想い続ける健気オブ健気。健気攻めです。
兄の友人だった涼太に恋をして、告白するもこっぴどく振られ、再会して距離が近づいたところで牽制をかけた涼太にまたしても振られ、それでも涼太を諦めることなく好きで居続ける……何という一途さ。好きなだけでそれ以上を涼太に何も求めない、側にいればそれだけで良いって。ヒェ〜!聖職者かよぉ。。。悟りを開いてんじゃないかなって。
イケメン料理人で女性客からキャァーって言われてるのに、想い人の涼太にしかベクトル向いてないんです。……推せる。
涼太は男と恋愛なんか無理だとキッパリ言い切ってたのに、フフフ…。穂積に惹かれて陥落させられていく様は面白かったです。穂積への傷付くような言動は、はぁ?何なん!?って感じでしたけどね。好きになるのに性別は関係ないんだって、身をもって分かったみたいです(笑)
両想い後は、涼太の方が穂積に可愛い可愛い言っていて随分と惚れ込んでいる印象です。自分の気持ちに素直になるのは良いことだ^ ^
穂積の難読症のエピソードと家族との関係には、思わず涙ポロリしました。小さいときから家族にバカバカ言われて、家でも所在ないってかなり辛い経験です…。そんなときに涼太だけが穂積のホットケーキを褒めてくれて、涼太への恋心が芽生えました。穂積の心の支えであり、人生を変えてくれたのは涼太だったんです。
涼太の振り方は気持ちの良いものではなかったけど、穂積にとってはそれでも涼太は大好きな人。否定され続けて生きてきた穂積の人生に明るい光を与えてくれた存在の涼太と、長い長い片想いが報われて恋人同士になることができたことは、何よりも嬉しかっただろうな^ ^♪
涼太の娘・美空と3人で楽しく暮らしていく図が想像できます。表紙の素敵な絵にも表れていますね!
ちょっと切なく、でもほんわか。美味しそうな料理がたくさん出てきて、とても温かい気持ちになりました^ ^
もうなんて一途で健気で一生懸命で何も望まず無償の愛をくれて、穂積に泣いちゃうよ!
途中までは涼太が、穂積がここまで好きでいる相手として相応しいかなあ?と穂積に肩入れしすぎて考えてしまいましたが…。
でも穂積視点では納得しました。
涼太だけが唯一の人なんですね。そしてずっと想い続けて。再会してからも穂積は何も見返りを求めず、自分にできることを差し出して。
涼太が納得しないのも、誠実に向き合ってくれて好感が持てました。
穂積が欲しくてたまらなかった温かい家庭のぬくもりや、自分の作った料理を美味しいと幸せそうに食べてくれる大好きな人。
涼太、早く穂積を好きになって!と祈りながら読みました。
リンク作のカップルの話を聞いて、やっと涼太が自分の気持ちに気が付いて…。
お互いに世界一可愛いって最強だな!
性欲なんて自分にはないと思ってたのにがっつく穂積が良かったなあ!
穂積の一人で抱えてきたハンデの辛い過去も、頑張ってきたこれまでも全部受け止めてくれる涼太も良かった。
これからは穂積を甘やかしてあげてね!でもちゃんと穂積のことも立ててあげてね!
ただただ好きでいる、何も求めないし叶うとも思ってなく、それでも好きな気持ちを大切に抱えてきた穂積。
大好きだー!
